【ロレックス】ロレックス2026年新作 パーペチュアル パデローネとは!?解説【大和屋質店】【スタッフブログ】

2026年9月15日~16日にかけてロレックスから突然の新作発表がありSNSを中心に驚きの声が出ています。ロレックスは通常、3月~4月にかけて開催されている時計の国際見本市ウォッチ&ワンダーズにて新作を発表、その後1年間は特別モデルやカタログ外モデルの新作発表こそありますが新製品としてのリリースは近年にはない動きでした。

その新作が「Perpetual Padellone(パーペチュアル パデローネ)」です。ムーンフェイズと年次カレンダー(アニュアルカレンダー)を装備したモデルはロレックスのドレスラインにおいて新たな選択肢となっています。

ロレックス2026年新作パーペチュアルパデローネ

パーペチュアル パデローネとは何なのか?どういったモデルなのか?完全解説をしていきます。

発表されたのはエバーローズゴールド製とプラチナ製の3種類のパーペチュアル パデローネです。それぞれエバーローズゴールドにはマットブラウンのアリゲーターレザーストラップか7列リンクのセッティモブレスレット、プラチナにはマットブラックのアリゲーターストラップが付属しています。

パーペチュアル パデローネ Ref.53505
エバーローズゴールド

パーペチュアルパデローネ M53505

パーペチュアル パデローネ Ref.53506
プラチナ

パーペチュアル パデローネ Ref.53506
プラチナ

それぞれ現時点での定価は発表されていませんが2023年にかつてのチェリーニを継ぐラインの完全新作として登場した「1908」のブレスレット仕様が現在定価6,076,400円となっています。

「1908」はシンプルな3針のモデルです。それに対しパーペチュアル パデローネはトリプルカレンダーにムーンフェイズという複雑機構を兼備しています。

海外では既に定価価格が公開されているようで、エバーローズゴールドのストラップ仕様が5万9000ドル(約920万円)、プラチナのストラップ仕様が6万6200ドル(約1030万円)、エバーローズゴールドのセッティモブレスレット仕様が7万2800ドル(約1130万円)とのことです。日本定価は未だ非公開。

新作パーペチュアル パデローネを紐解くにあたって、過去のロレックス製品に「パデローン(パデローネ)」という通称で親しまれた時計があることはご存知でしょうか。それこそRef.8171です。

ロレックス パデローン パデローネ 8171

1950年代にロレックスによってリリースされたRef.8171は、ロレックス史にとっては異端の存在と言えます。「パデローネ」とはイタリア語で「大きなフライパン」を意味し、当時としては大型の38mmの平べったいケースから名づけられたペットネームです。

今回そのペットネームをロレックス側が逆輸入する形で採用したのが「パーペチュアル パデローネ」になります。

Ref.8171は1949年~1953年のわずかな期間でのみ製造されており、当時のロレックスは一般ユーザー向けへの時計をメインに販売していたブランドであり、その歴史の流れから1953年のサブマリーナーエクスプローラー、1963年のデイトナ誕生などスポーツラインへと進んできました。

その流れからすると38mmの当時としては大型のケースにトリプルカレンダー、ムーンフェイズという機能を備えた時計が異端とする理由が分かると思います
1950年代にロレックスによってリリースされたRef.8171は、ロレックス史にとっては異端の存在と言えます。「パデローネ」とはイタリア語で「大きなフライパン」を意味し、当時としては大型の38mmの平べったいケースとわずかにドーム状のから名づけられたペットネームです。

今回そのペットネームをロレックス側が逆輸入する形で採用したのが「パーペチュアル パデローネ」になります。

Ref.8171は1949年~1953年のわずかな期間でのみ製造されており、当時のロレックスは一般ユーザー向けへの時計をメインに販売していたブランドであり、その歴史の流れから1953年のサブマリーナーエクスプローラー、1963年のデイトナ誕生などスポーツラインへと進んできました。

その流れからすると38mmの当時としては大型のケースにトリプルカレンダー、ムーンフェイズという機能を備えた時計が異端とする理由が分かると思います。

しかもこのRef.8171は4年に満たない製造期間において1,200本しか生産されてなく、イエローゴールド製に至っては350本以下ともされています。

2時流通市場での価格は凄まじく2013年のクリスティーズ・ニューヨークのオークションでは4Pのダイヤがダイアルに入ったRef.8171は1,145,000ドル=当時の日本円で1億円以上で落札、2019年にはフィリップスオークションにてRef.8171が1,028,000スイスフラン=当時の日本円で1億円以上で落札されています。

フィリップスオークション ロレックス8171

これらはいずれもトップコンディションを維持しているからこその落札価格だったことは間違いなく、販売当時の状態だったことも重要な要素。時計販売サイトではRef.8171が2千万円台~4千万円台で見つかる(それでも高額だが…)がこれらはいずれも何らかのパーツチェンジや修理歴があるかもしれないので注意した上で購入して欲しい所。

年次カレンダー

まずスカイドゥエラーに続いて2コレクション目となった年次カレンダー=通常アニュアルカレンダーの搭載。

通常時計業界では
・永久カレンダー=パーペチュアルカレンダー
・年次カレンダー=アニュアルカレンダー
と言います。それぞれパーペチュアルカレンダーは4年に一度のうるう年でさえも時計が自動で判別するカレンダーのことで、半永久的にカレンダー合わせの必要がありません。アニュアルカレンダーは年に1度、2月→3月の切り替え時のみ手動でのカレンダー合わせが必要になります。

新作パーペチュアル パデローネはコレクション名に「パーペチュアル」があることから紛らわしいですがロレックスは「パーペチュアル=永久という意味」を自動巻き時計に対して使用します。

パーペチュアル パデローネはアニュアルカレンダーという年次カレンダーを備えています。

ムーンフェイズ

パーペチュアルパデローネ ムーンフェイズ

6時位置にあるムーンフェイズはブルーのエナメルで施されています。このディスクは1太陰月(29.53日)で1回転し、ユニークな満月と新月はメテオライト製で、新月にはダークブルーのPVDコーティングがされています。

ムーンフェイズの設定はロレックス公式に専用ページが用意されています。

ケースとダイアル

1950年代のRef.8171のケース径38mmからわずか1mm差の39mmに抑えたケース径は当時へのオマージュそのもの。ミドルケース上部には当時には無かったフルーテッドベゼルも備えておりロレックスらしい現代風へのアップデートもされています。

ダイアルは、表面に細かな粒状の模様や微細な凹凸を与え、光を柔らかく拡散させるマット調の表面装飾技法であるグレイン仕上げと、外周部はファインサテン仕上げを施すなどスポーツラインとはまた違う高貴な印象を漂わせています。

エバーローズゴールドにはホワイトダイアル。
そしてプラチナには近年定番となっているアイスブルー文字盤という組み合わせ。

キャリバー7190

ロレックス キャリバー7190

2025年に発表されたランドドゥエラーに搭載された画期的なキャリバー 7135の進化形とされるキャリバー7190が搭載されています。

スカイドゥエラーのキャリバー7135同様にロレックスでは珍しい5hertz(ヘルツ)=36,000振動のハイビートです。通常精度が安定する代わりにパーツの耐久性や消耗期間がネックとなるハイビートですが、シリコン製シロキシ・ヘアスプリングとセラミック製バランススタッフを備え、シリコン製の画期的な機構であるダイナパルス エスケープメントも搭載していることからロレックスではクリアされています。

さらにパデローネのムーブメントには、ハプロスシステムという特許取得のシステムが搭載されており年次カレンダーにおける30日と31日の判別をしているようです。

さらにさらに!トリプルカレンダーの曜日・月・日はいずれも0時にデイトジャスト機能で切り替わるのに加えて、ケースサイドのボタンでの個別設定も可能!そして驚きなのが調整禁止時間がないとのことです。

基本的には1950年代のRef.8171からインスピレーションを得てデザインされていますが、それを現代版にアップグレードする上で間違いなくもうひとつの要素となったのが2023年の新作「1908」です。

ロレックス 1908 52509

Ref.8171には無かった要素として
トランスパレントケースバック(一般的には裏スケルトンケースバックと言われる)
・フルーテッドベゼル
・インデックスの3や9のアラビア数字
・ブレゲスタイルの針(一般的にはブレゲ針と言われる)
・二重折りたたみ式のデュアルクラスプ(一般的は観音開きバックルと言われる)
・7列リンクのセッティモブレスレット

は2023年に発表の「1908」で採用されています
※7列リンクのセッティモブレスレットは「1908」の追加新作としてRef.52508に追加されたバリエーション

とこのように多くの部分において「1908」の要素が取り入れられています。つまり1940年代後半~1950年代初めのRef.8171をベースとしつつ現代型チェリーニとも言える「1908」の要素で現代版へとアップデートされています。(さらに搭載キャリバーはランドドウェラーのキャリバー7135の進化系7190)

まず気になるのは2026年の9月というこのタイミングで発表されたパーペチュアル パデローネ(Ref.53505とRef.53506)がデイトナ ルマンのように実際にはほぼ流通しないオイスターケース誕生100周年のスペシャルエディションなのか、デイデイトに並ぶドレスウォッチの通常ラインナップなのかという点。

「1908」の発表時にも言いましたが、ロレックスが改めてドレスウォッチ部門に力を入れるのは素晴らしいことだと思います。ラグジュアリースポーツウォッチが現代においてはトレンドとなっていますが、長い時計史においてはドレスウォッチこそが始祖。

その頂点に君臨する有名どころがパテック・フィリップのカラトラバやヴァシュロン・コンスタンタンのパトリモニーです。そしてドレスウォッチ部門こそ雲上ブランドとされるロレックスよりも格上とされるブランド達の得意分野で、カラトラバやパトリモニー以外にもランゲ&ゾーネサクソニアやランゲ1、ブレゲやジャガー・ルクルトなど錚々たる顔ぶれです。

それでも時計ブランド人気NO.1と言えば間違いなくロレックス。多くの人にとっても冠婚葬祭などで使用できる「1908」や「パーペチュアル パデローネ」の存在は嬉しいものではないでしょうか。

このタイミングでの発表というのも、9月28日にロンドンで開催されるONE-OF-A-KIND AUCTION The Four Seasonsの影響もあるかもしれません。パーペチュアル プラネット イニシアチヴの一環として、ロジャー・フェデラーとレオナルド・ディカプリオは、子どもたちの教育と地球環境のための活動に、ロレックスとともに献身的に取り組む一つであるこのチャリティーオークションではスペシャルエディションのデイトナが登場することも既に発表されております。

このRolex Four Seasonsオークションに向けて9月の話題を独占する意味でも、突然の新作発表だったのかもしれません。

フェデラーやディカプリオがいきなり新作のパーペチュアルパデローネを身に着けてオークションに登場!なんてことも十分考えられますし、現在は未定となっている日本での発売も楽しみです!

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【ヴァンクリーフ&アーペル】アルハンブラに新作「ピンク エナメル」が発表!ネット上は賛否の声!?解説【大和屋質店】【スタッフブログ】

2026年9月1日にヴァンクリーフ&アーペルよりアルハンブラ コレクションに新たな素材が追加されることが発表されました。

ヴァンクリーフ&アーペルのサヴォアフェール(=フランス語の「savoir(知る)」と「faire(作る・行う)」を組み合わせた言葉で和訳すると「匠の技」「熟練した職人技」の意味)を活かした透き通るようなピンクのエナメルで、その内側には微細な泡のようなインクルージョンがありとても美しいジュエリーとなっています。

ところがSNSを見てみると意外にも否定的な意見も散見されます。
その理由とは?ダサいの?解説致します。

ヴァンクリーフ&アーペル ピンク エナメルの新作アルハンブラに賛否の声

おそらく2024年のブルーアゲート以来の新素材&新カラーとなったピンク エナメル。エナメル素材がアルハンブラ コレクションに採用されるのは、レギュラー商品だけではなくホリデーコレクションを見渡しても初の試みです。

ヴァンクリーフ&アーペル ピンク エナメル アルハンブラ

ジュエリーにおけるエナメルとは、金や銀、銅などの金属の表面にガラス質の釉薬(ゆうやく)を乗せ、約800度前後の高温で焼き付けて色を定着させる装飾技法のことで、日本では七宝焼きと言われたりもします。

ヴァンクリーフ&アーペルはこのエナメルを長年に渡り研究、そして採用し続けてきたメゾンであり新作のピンク エナメルにもとてつもない技術力が詰まっています。まさにサヴォアフェールといった所です。

VCARPQZK00 566,500円

ヴァンクリーフ&アーペルから発表された新作の半透明ピンクエナメルを使用したアルハンブラコレクションは5つ。ヴィンテージアルハンブラのペンダント ネックレス(56万6500円)、5モチーフのブレスレット(94万6000円)、10モチーフのネックレス(180万8400円)、20モチーフのネックレス(349万8000円)、そしてギヨシェとの2モチーフとなっているマジックアルハンブラのイヤリング(158万4000円)です。

SNS上に散見される否定的な意見で多いのは「エナメルという素材」に対してと、「そのエナメルをヴァンクリーフ&アーペルが採用したこと」さらには「定価設定がこれまでのラインアップと変わらない」点です。

といったところで要は、
・天然石ではないものに価値感じられない。
・世界5大ジュエラーのヴァンクリーフ&アーペルがエナメルを採用。
・定価は高い。

と言うのが否定派の意見です。

ですがこの記事を書いている大和屋質店スタッフは今回のヴァンクリーフ&アーペルの新作アルハンブラ ピンク エナメルに非常に魅力を感じている次第です。肯定派としてその理由を書いていきます!

ここからはピンク エナメル アルハンブラの否定派の皆様および、購入を検討しているんだけどSNSの否定的な意見を見て悩んでいるという皆様に是非とも届いてほしい内容となっております(笑)

確かに否定的な意見として挙がる「エナメルは天然のものでは無い」は仰る通りです。現在ラインアップ(ピンク エナメル除く)にあるアルハンブラ コレクションは以下の通り。

商品画像仕様素材
オニキス=天然半貴石
VCARA45900-ヴィンテージアルハンブラ-マザーオブパールMOPマザーオブパール=真珠を育む真珠母貝の内側にある天然素材
VCARD38500-ヴィンテージアルハンブラネックレス-カーネリアンカーネリアン=天然半貴石
VCARD38600-ヴィンテージアルハンブラ-タイガーズアイタイガーズアイ=天然半貴石
VCARO9VA00-ヴィンテージアルハンブラ-ネックレス-マラカイトマラカイト=天然半貴石・孔雀石
VCAD34900-ヴィンテージアルハンブラネックレス-ブルーカルセドニーカルセドニー=天然半貴石
-VCARP9SY00-ヴィンテージアルハンブラネックレス アゲートブルーアゲート=天然半貴石
VCARP4KL00-ヴィンテージアルハンブラネックレス-YG-ギヨシェギヨシェ=金
VCARA45300-ヴィンテージアルハンブラネックレス-YG-ダイヤダイヤモンド=天然貴石

このように現行ラインナップは半貴石と呼ばれる宝石か、貴石のダイヤモンド、もしくは金素材そのものを加工したいずれかとなっています。ですが!ホリデーコレクションではこれまでにも天然石以外のものが使用された例はございました。

それがホリデーコレクション2015のピンクセーヴルと2019年のセレスティアンブルーのセーヴルです。セーヴル磁器とはフランスを代表する最高級の宮廷磁器のことで、その素材や原料は天然石由来などの有機物ではありません。

つまり「ヴァンクリーフ&アーペルがアルハンブラに人工物を!?」とのマイナス意見がありますが、実はヴァンクリーフ&アーペルは無機物のフランス固有の伝統技法を採用してきた過去があるのです!

そして言わずもがなこの2つのアルハンブラホリデーコレクション2015と2019は当時の販売定価375,000円と385,000円を大きく上回る価格で現在取引されています。

ヴァンクリーフ&アーペルはメゾンの歴史上において長年にわたりエナメルを採用・研究し続けてきました。その分野においては間違いなくジュエラー界でも際立った存在と言えます。近年ではハイジュエリーコレクションや時計にその技術力を発揮してきました。

また単にエナメルと言ってもヴァンクリーフ&アーペルでは伝統技法の継承に加え、メゾンは新しいエナメル技法の開発にも熱心に取り組んでいます。

・グリザイユ エナメル技法

16世紀にリモージュで発展した技法で黒や濃紺などの暗い色と、白といった明るい色の2色を用いることでその相互関係により遠近感が生まれます。

グリザイユ エナメル技法

・プリカジュール エナメル技法

ステンドグラスのようにエナメルに光を通す技法で金属の下地の上ではなく、金属の枠やワイヤーにエナメルを流し込むことで半透明の透かし効果を得ることができます。

プリカジュール エナメル技法

・セッティング イン エナメル技法

金属のパーツを一切使用せずに光を通す「プリカジュール エナメル」に直接窪みを開け、金属パーツを使わずに宝石をセッティングする、ヴァン クリーフ&アーペルが開発した特許出願中の高度な独自技法です。

セッティング イン エナメル技法

・ヴァロンネ エナメル技法

エナメル技法のバリエーションのひとつで、平面になりがちなエナメルに立体感を生む技法。

ヴァロンネ エナメル技法

・シャンルヴェ エナメル技法

最終的なデザインへ向けて金属に作った窪みにエナメルを施し、熟練の技術者によって余分なエナメルを消去する技法です。糸のような気品のある金属の輪郭に際立てられた、美しいデザインに仕上がります。

シャンルヴェ エナメル技法

・ファソネ エナメル技法

エナメルの更なる可能性と進化へ向けてヴァンクリーフ&アーペルがメゾンの威信を賭けて開発した技法です。16か月に及ぶ研究と開発を経てこの技法の特許を取得したこの技法ではエナメル粉を焼成したのち、少しずつ丁寧に切削を施して立体的なフォルムを形作ります。従来はフラットな表現や平面への施工が中心だったエナメル装飾において、複雑な曲面やボリュームのある立体的なモチーフを表現可能にしました。

ファソネ エナメル技法

・セレ エナメル技法

ヴァン クリーフ&アーペルが考案した技法で、高度な専門技術と熟練度を必要とするのがセレ エナメルです。2つのエナメルのパーツを接着剤や金属パーツを使用することなくぴったりと合わせる技法で、エナメルの焼成は常温からスタートし、何度も温度を上げ下げしながら定められた温度変化をたどり、12時間かけて行われます。これにより異なるカラーやモチーフのエナメルを一体化させることが可能になっています。

セレ エナメル技法

・カボション エナメル技法

エナメルを何層にも繰り返し厚く塗ることで、丸みのある表面にする技法。

カボション エナメル技法

・パイヨネ エナメル技法

2層のエナメルの間に金箔=パイヨンを流し込むことで透明感ある光沢が生み出されます。

パイヨネ エナメル技法

・エナメル デカール技法

エナメル デカールは伝統あるサヴォアフェール=匠の技のひとつであり、エングレービングを引き立てる技法です。古くから使用されてきた鋳鉄製の機械と、ヴァン クリーフ&アーペルが考案した特殊な手法での調整により、極めて正確に仕上げられます。

このようにヴァンクリーフ&アーペルはメゾンの歴史を通してどこよりもエナメルに対する造詣が深く、エナメルの新たな可能性も探求してきたメゾンなのです。SNSで言われてるような低コスト化=エナメルの採用は全くの的外れということです。

SNSで見かけるピンク エナメル アルハンブラの懐疑的な意見が「定価の高さ」です。ヴィンテージアルハンブラ ペンダント ネックレスで56万6500円というのはこれまでのアルハンブラコレクションと変わらない定価設定ですし、半貴石ではないエナメルを使用したことで廉価版アルハンブラのような価格を期待したのだと思います。

ですが問題②でも説明した通りヴァンクリーフ&アーペルにとってのエナメル素材とは単なる廉価素材とは言えずとてつもない技術力や知力の結集と言えます。

さらに今回の新作ピンク エナメルは着色にも秘密があります。

通常エナメルの着色には顔料が使用されますが、ヴァンクリーフ&アーペルは、ルージュ ア ロール(Rouge à l’or)製法(=フランス語で「黄金による赤」の意)と呼ばれる17世紀にフランスで確立された伝統的な技法から着想を得た技法を用いています






エナメルを製造するときに純金のナノ粒子を配合することで、無色→赤へと発色します。ここまでは17世紀に既に実現していたことですがヴァンクリーフ&アーペルの真価が発揮されるのはここから。

アルハンブラに合う理想のピンクに発色させるためには、金属(ゴールド)の粒子のサイズや、温度管理や配合に極めて高度なサヴォアフェール=(匠の技)が必要となり、ヴァンクリーフ&アーペル公式によると自社工房で数年がかりの研究の末に完成に至ったとされています。

詳細は語られていませんが17世紀ルージュ ア ロール製法をさらにアップデートした技法を用いてようやく誕生したのが2026年新作のピンク エナメル アルハンブラなのです。

しかも元も子も無いことですが宝石としての価値で言うとダイヤモンド・ルビー・サファイア・エメラルドの貴石とされるもの以外の半貴石は誤差程度の価値しかないとまで言われています。それでも美しい半貴石を使用してあの価格にしているのはヴァンクリーフ&アーペルのブランド力ともとれます。

近年の大人気具合により在庫が枯渇することも多々あるアルハンブラコレクション。発売開始から一週間が経過した時点でも当然のごとく店頭在庫は皆無で、おそらくヴァンクリーフ&アーペルの顧客から優先的に案内されていることでしょう。

SNSではマイナスの意見も出ていたピンク エナメルのアルハンブラですが、ここまで説明してきた通り私自身はその人気に火が付くだろうと思っています。そのため相場が他のアルハンブラを下回るということは無いでしょう

相場についても他のアルハンブラと同等に扱われると思います。
ですが、発売からしばらくはより高値で取引されることもあるでしょう。多くの女性にとってはピンクは間違いなく好きなカラーだと言う事も手伝いそうです。

最終的には状態や付属品によって前後はしつつヴィンテージアルハンブラ ペンダント ネックレスで30~45万円といった買取値に落ち着くでしょう。

しかし在庫薄が続く、さらにヴァンクリーフ&アーペルの価格改定により定価がさらに引き上げられるといった事が重ねればさらに増していくことになります。

ヴィンテージアルハンブラ 定価 上昇 推移

既に値上がりが頻発していた2024年との比較でも、2026年9月現在は約20%UPとなっています。定価の上昇に引っ張られるように買取価格や質預かり価格、二次流通価格も上昇しています。

ヴァンクリーフ&アーペルの新作発表、メゾン史上初となるアルハンブラへのエナメル採用に対してSNS上では否定的な意見も多く見られましたが私自身この商品はヴァンクリーフ&アーペルのブランド史における素晴らしいものだと思っています。

日本人は周りの意見に左右されやすいとい側面があると言われていますが、ピンク エナメルが良いな!と思った方は自信を持って購入を検討してみて欲しいです。

「可愛いけど…」なんて思わず自信を持って!!笑
否定的な意見を言われたら、ヴァンクリーフ&アーペルにおけるエナメル素材の重要性やピンクの発色についてその方に教えてあげましょう!

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【ロレックス】ロレックス2026年新作と廃盤、各モデルの相場動向予測【大和屋質店】【スタッフブログ】

2026年4月14日(火)より時計の国際見本市ウォッチ&ワンダーズが開催されております。参加各ブランドの2026年の新作が話題となっていますが、やはり注目を集めているのがロレックスです。今年は日本時間の7:00頃には新作&廃盤が公開になったことで朝から大賑わいとなりました。

2026年ロレックス新作
2026年ロレックス廃盤
相場動向

新作一覧についてはロレックス公式ホームページをご参照ください。

当ブログでは目玉新作や廃盤モデル、そして今後の相場がどう変動していくのかに焦点を当てていきますので最後までお付き合いください。

2026年はロレックスが防水機能であるオイスターケースを発明してからちょうど100周年になります。現在ではほとんどのロレックスのモデルでこのオイスターケースが採用されていますが、コレクション名に「オイスター」を冠しているオイスターパーペチュアルから記念として特別なモデルが発表されています。

ロレックス オイスターパーペチュアル 100周年 134303

ベゼルとリューズがイエローゴールド製のロレゾールというこれまでの歴史上には無かったデザインです。リューズには本来クラウンマーク(王冠)がありますが100周年を祝う「100」と、ダイアル6時側の本来SWISS ♛ MADEと書かれてる部分には「100 YEARS」と書かれています。

ロレックス オイスターパーペチュアル 100周年

オイスターパーペチュアル41・36・31の3サイズから発売されています。

オイスターパーペチュアル411343031,428,900円
オイスターパーペチュアル361260031,249,000円
オイスターパーペチュアル312772031,142,900円
オイスターパーペチュアル
マルチカラー ジュビリーモチーフダイアル

こちらは100周年モデルとは謳われていないものの話題を呼びそうなダイアルのオイスターパーペチュアル。41・36・31の3サイズから発表されています。

思い出すのは2020年-2022年の間に発売されていたオイスターパーペチュアルのターコイズやイエローそしてコーラル、2023年-2025年の発売だったセレブレーションダイアルのオイスターパーペチュアル。それぞれ当時の定価が761,200円と918,500円だったにも関わらず2~3倍の実勢価格で取引されるなどかなりのプレミア価格となっています。

2026年の新作マルチカラー ジュビリーモチーフダイアルもこれまでの傾向と同じだと、約2年の短命モデルの可能性と、そして定価を大きく上回る価格で取引されることが確実です。

ヨットマスターⅡ 126680
ヨットマスターⅡ 126688

2024年に廃盤となったヨットマスターⅡが装い新たにカムバックしました!
ヨットマスターⅡは2007年に完全新作として発表、当時はK18イエローゴールドモデル116688とK18ホワイトゴールド116689のみのラインナップでしたが、2011にステンレススチール×ピンクゴールドの116681が追加、そして2013年に待望のステンレススチールの116680が追加されていました。

ロレックスのスポーツモデルとしてはデイトナ、スカイドゥエラーと並ぶハイエンド仕様でロレックス内におけるクロノグラフ搭載モデルとしてはデイトナとヨットマスターⅡしかありませんでした。

ヨットマスターⅡは復活に伴いデザインも大きく変更されています。カラーリングこそオリジナル版の116680を踏襲していますが、デザインも機能面も大きく変貌を遂げています。

ヨットマスターⅡはヨットレース用のプロフェッショナルウォッチでカウントダウンタイマーが設定できることが大きな要素の一つでした。その際にリングコマンドベゼルと呼ばれるロレックスが特許を取得しているムーブメントと連動しているベゼルが特徴(スカイドゥエラーでも採用)でしたがそれを新作では廃止。

ベゼルはヨットマスター同様に両回転ベゼルになり、レガッタタイミング機能はプッシャーで設定する形となり、0~10で設定可能な目盛りについては旧作ではダイヤルのインデックスの内側に配置され、これがヨットマスターⅡもデザインで人気を博していましたが、新作ではインナーベゼルへと移動されています。

アワーマーカーは□→〇へと変更。

他のロレックスには無いデザインの旧作116680か、よりスタイリッシュでスッキリとしていてロレックスらしいデザインになった新作126680、好みが分かれそうです。

ヨットマスターⅡ116680は最終定価2,636,700円で買取などの際は250万円程度が目安となりますが今後上昇の可能性もあります。

デイトジャスト ローマンインデックス

こちらはマイナーチェンジですがデイトジャストのローマンインデックスモデルのローマ数字フォントが変更されました。通称ウィンブルドン ダイアルと呼ばれるグレーダイアルに黒字+グリーン枠のローマ数字を備えたモデルを唯一の例外として、それ以外のローマ数字インデックスモデルは全て新フォントへと変更されています。

2026年デイトジャスト ローマンインデックス フォント変更

唯一旧字体フォントのまま残留を果たしたウィンブルドンダイアルのローマ数字と、新作のローマ数字を並べたものが上の通りです。

ローマ数字の上下の棒が無くなりスッキリした見た目になっています。

デイトジャスト グリーンオンブレダイアル 126334 126300

2026年ロレックス新作の目玉となりそうなのがデイトジャストのグリーンオンブレダイアルです。オンブレとはフランス語で「濃淡」を意味する単語で、日本人にとってはグラデーションという言葉の方が分かりやすいかもしれません。

80年代~2000年代初期まで製造されていた5桁品番の16233などのコンビモデルでブルーオンブレダイアルがありましたがこちらも人気で同品番の他ダイアルと比べて1-2割強高い相場になっています。

デイトジャスト×グリーンオンブレダイアルは初の試みなのでかなりの人気が出そうな一方で物議を醸しそうな予感も(笑)

デイデイト オンブレ

その理由がコチラです。
ロレックスの現行モデルではオンブレダイアルというのはデイデイトという最上位機種にだけ存在する選ばれし者にのみ許されたダイアルでした。

イエローゴールド×グリーンオンブレ
エバーローズゴールド×ブラックオンブレ
ホワイトゴールドとプラチナ×ブルーオンブレ

というそれぞれの素材のカラーの応じたカラーグラデーションが用意されており。こういった上位機種の棲み分けは言わばロレックスには十八番の展開。だったはず(笑)

ですが今回、デイデイトの下位モデルとなるデイトジャストに新作として登場したことで一部ユーザーの不満を集めそうな予感もします(笑)

相場については126334のジュビリーブレスが定価1,764,400円ですが200万円を超す額で二次流通することは確実です。

デイトナ ロレジウム×グラン・フー エナメル文字盤 126502
デイデイト40 ライトグリーンアベンチュリンダイアル 228235

カタログ外の特別モデルからはステンレススチール×プラチナのロレジウムを用いたデイトナとライトグリーンのアベンチュリン(石英)のダイアルのデイデイトが発表されています。

デイトナがグレーのセラクロムベゼルにグラン・フーエナメルのダイアルという特別仕様、ベゼルのメーター表記は初代デイトナを想起させるデザインです。

どちらもほとんどの人にとってはお目にかかる機会すら無さそうです(笑)

2026年ロレックス廃盤

廃盤=DISCONTINUEDは上にまとめた通りです。
・サブマリーナーデイト126619LB通称クッキーモンスター
・GMTマスター2赤青ベゼル通称ペプシ 126710BLRO/126719BLRO
・ヨットマスターパヴェダイヤダイアル 126655/268655
・デイトジャスト アズーロブルーダイアル
・デイデイト36 ターコイズダイアル

新作発表以上に話題をさらって行ったのがGMTマスター2のペプシベゼルこと126710BLROと126719BLROの正式廃盤でしょう!

2023年頃から「ペプシは廃盤」とSNSを中心に噂されてきましたが2026年にいよいよ真実となりました。

2026年の年明け頃からこの噂に信憑性が増していました。
「ペプシの予約が出来なくなった。」
「既に予約しているが納品不可と案内された。」
「青赤のセラクロムベゼルの精製が難しいと案内された。」

などと海外発でGMTマスター2のペプシベゼルが廃盤になる案内を受けたというユーザーが増え始めていました。

ペプシの相場が今後どうなるのかというと「さらに上昇を続ける」ことが予想されます。ひとまず2024年4月から2026年4月現在のGMTマスター2ペプシ126710BLROの相場変動をご覧ください。

上昇と下降を繰り返しながら2024年の4月には16,500ドル=260万円ほどで取引されていた126710BLROは、15,000ドル=23万円円上近辺で落ち着きを見せていました。ところが!廃盤の噂の信憑性が増してきた2026年の1月・2月・3月・4月と異常な上昇を続け、20,000ドル=320万円を超える金額になっています。

そこから本当に廃盤が確認した影響で相場は25,000ドル=400万円あたりまで行くのでは無いでしょうか。その後、買い需要が落ち着いた段階で22,000ドル=350万円あたりで安定化するというのが私の予想になります。

最終定価は1,780,900円/1,747,900円でしたので物凄い価格ですね(笑
ペプシベゼル狙いの方は今が最安値!もしくは相場が落ち着く1~2年後まで待つことをおすすめします。

元々ロレックスのGMTマスターの歴史は青赤のペプシベゼルカラーから始まりましたのでこのまま金輪際廃盤ということは無く、必ず復活すると思われます。

しかしその時期については不透明と言わざるを得ません。
近年のGMTマスター史を振り返ると2007年にGMTマスター2のセラクロムベゼルを身に着けた116710が発表されると共に16710が廃盤に。

コークと呼ばれる赤黒ベゼルとペプシと呼ばれる赤青ベゼルは無くなりました。

当時セラクロムベゼルのツートンカラーは製造が難しい(安定しない)とされ、ペプシとコークの廃盤でツートンベゼル自体が世から消えることとなりました。そして来る2013年に突如登場したのがバットマンと呼ばれることになる116710BLNRの青黒ベゼルです。

赤青ベゼルのペプシベゼルが復活したのは第4世代GMTマスターの126710になった2018年から!つまり2007年-2018年の11年もの間ロレックスにペプシベゼルは存在しなかったのです。

ちなみに!毎年のように復活が噂されるコークベゼルは2026年も復活は幻となりました…(弟分ブランドのチューダーでは2025年新作でコークベゼルのGMTが登場)

そのため、次回ペプシベゼルのGMTマスター2が復活するのはまた約10年の空白ができる可能性もあります。もしくはGMTマスター2生誕75周年となる2030年や、80周年となる2035年になる可能性も!

ロレックスの新作&廃盤&相場動向はいかがだったでしょうか。
3年の間噂され続けてきたペプシベゼルがついに廃盤となりました。GMTマスターの歴史から見るに今後復活する可能性は高いですがいつになるかは分かりませんよね。

実際GMTマスター2の相場はペプシベゼルの廃盤の噂が出回った2026年1月頃から急上昇を続けており、引っ張られる形でバットマン/バットガールの126710BLNRやブルース・ウェインと呼ばれる126710GRNR、そしてレフティー/スプライトの126720VTNRいずれも上昇傾向です。

そしてそんなに騒がれてないようですがサブマリーナーデイト126619LBの廃盤理由が気になるところ!

2008-2020で販売されていた116619LBはスマーフ、2020-2026の126619LBはクッキーモンスターとそれぞれニックネームが着けられ愛されていました。特にサブマリーナーデイトにおいてブルーベゼルはコンビ以上のモデルにしか存在しないためステータス性も高いモデルでした。

新作が市場に出回るのが4-5月頃から。
逆に廃盤品に関しても今年の末頃までは予約分など含めて出回ると思います。

2026年の廃盤商品をお求めの方は今年が勝負です!
大和屋質店では最新の相場状況でお預かり可能ですのですでにロレックスの時計をお持ちでご入用の際はお気軽にご相談ください^^

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