定期的に噂される❝ロレックス暴落❞のワード。最近では2025年の年明けから再び❝ロレックス暴落❞というワードがネットやSNSで出回り、テレビでは人気芸人の口からも飛び出しました。当店でもお客様から「ロレックスの相場って落ちてるんですか?」と聞かれることが年明け以降多いです。
今回は実際の相場状況や実情をお伝えいたします。

このページを見てくれている方が気になる結論から申し上げます。
ロレックスは暴落していません※
(※)としたのには理由があります。
「最近になりロレックスが暴落している」は真っ赤なウソ。と言うことができますが、そもそも!ロレックスをはじめとする高級時計の❝海外相場❞は2022年のピーク時を最後に緩やか~に下がり続けているのです。日本では横ばい~少しだけ下降といった所。
「暴落」とは価格が急落すること。
と意味にありますのでこのワードを使うのは誤りです。
ここからはその詳細について深堀りしていきますのでどうぞお付き合いください。
暴落と言われている理由
そもそもなぜ再三に渡り❝ロレックス暴落❞と一部界隈で話題になるのでしょうか。それは端的に説明すると、「ネットなどで❝ロレックス暴落❞と謳った記事が出たり、一部買取業者が相場の急落ということを吹聴するから」です。
それによりロレックスなどの高級時計ユーザーは不安が煽られ、SNSなどでさらに拡散。という悪循環が発生しています。
●ネット記事
おそらく2025年年明けのライトユーザーを悩ませたネット記事というのは、1月12日に出た「アサ芸ビズ」のことでしょう。
記事によると
・中国バブルの崩壊
・ロレックスによる転売対策の強化
などによって「暴落」と書かれてます。また記事内にも書かれている人気お笑い芸人「さらば青春の光」の森田さんが、1月7日に放送されたバラエティ番組「ハリコミマネー~そのお金、何に使うんですか?~」(フジテレビ系)にて自身の持つエクスプローラーの査定結果をソースにロレックス暴落を話したことでも拍車をかけています。


確認してみると実際に発言されています。
が!!森田さんが購入したのはエクスプローラー Ref.6610という1950年代のヴィンテージロレックスです。youtubeでも動画が上がっていますがロレックスの中古・並行販売で有名なクォークで購入しています。ヴィンテージウォッチというのは現行品に近いモデルとは異なり、中古・並行販売店の販売価格と買取価格に大きな差があることが多々あるため、買取店によっては購入額の半額の査定額が出ることも珍しくありません。(※森田さんがどこで査定をされたかは不明)
それに森田さんは人気の芸人さんですからね!面白く話をしてくれているんだと思います!
●買取専門店による暴落説明
続いての大きな要因がこの買取専門店による「暴落」という目を引くワードを用いた吹聴にあると考えられます。私個人の意見で言えば、『暴落というワードで不安を煽り、今が売り時!と煽っている業者は信用できるか不明なため気を付けた方が良い』と思っています…..。
「ロレックス 暴落」で検索するといくつかの買取業者による記事や動画がヒットし、その一部は不安を煽る内容となっています。
悪徳買取業者は買い取り値を出来るだけ安く設定できた方が利益が大きくなるため、こういった不安にさせるワードを用いて買取価格を下げよう、さらに今が売り時だと説明してくる場合があります。
冷静に情報を収集したり、質入れ・質預かりという制度がある質屋へも相談してみることをおすすめします。
相場実情
それでは正確にはロレックスの相場はどうなっているのでしょうか。冒頭で申し上げた「ロレックスは暴落はしていない。しかし海外相場は下落傾向」という内容を詳しく説明して参ります。
ロレックス相場下落の真実
詳しい方はご存知の内容ですがロレックスをはじめとする高級時計の相場は新型コロナウイルスが初めて確認された2019年12月初旬をスイッチに年明けの2020年から上がり始め、上昇を続け高騰。世界中で緩和された2022年の2~5月をピークとして海外相場は緩やかに下落しているのです。
この❝海外相場❞というのがミソになります。

取引額が最も多い50モデルの価格を追跡するブルームバーグ・サブダイヤル・ウオッチ指数よると確認できる過去2年間において浮き沈みはあるもののロレックスの二次流通価格($ドル)が下落し続けているのが分かります。
分かりやすくモデル別でみんな大好きサブマリーナーデイト126610LNを見てみます。


過去2年において下落しているのが分かります。ブルームバーグ・サブダイヤル・ウオッチ指数は取引されている最安値で算出、グラフ化されているので実際の販売額はグラフの値より上振れすることを念頭に置いて頂きたいです。
ですが、2023年1月には11,600㌦が取引最安値だったのが現在の2025年1月では10,000㌦と約13%下落しています!時計の相場は2022年がピークでしたが2023年からのこの2年間でも下落しています。
日本国内の相場状況とからくり
ここまで海外相場でのロレックスの相場下降を説明して参りましたが、実は日本国内においては時計の相場はほぼ下がることなく安定していました。それは何故かというとここ数年で円安傾向が強まっているからです。
例えば2019年にサブマリーナーデイトが15,000㌦で販売されていたとします。これは当時のレート1㌦=105円で換算すると日本国内では1,575,000円です。
対して現在、同様の商品が13,000㌦と当時では安い価格で販売されていたとします。現在のドル対円相場は1㌦=155円なので換算すると日本国内では2,015,000円となります。
これが海外相場に対して日本国内での❝ロレックスの価格は上がり続ける❞という神話が信じられていたからくりです。要は海外相場の下落と同じタイミングで円安がどんどん進んだため日本国内でのロレックス価格は維持、もしくは上昇したということです。

これは大和屋質店スタッフが2024年末に調査したサブマリーナーデイト Ref.126610LNとRef.126610LVの買取相場です。ここ1年で細かな浮き沈みはありますが日本国内における価格は大きく変動していません。為替の変動分というところです。
今後の相場はどうなるのか
短期的今後の相場
今後のロレックス相場は短期的には「落ち着いていく」ことが考えられます。ここまでロレックスの相場が「海外では下落」という表現を用いてきましたが、これは元々新型コロナウイルス流行時に異常な相場まで高騰した状態が元の状態に戻っている期間とも言えます。一部モデルでは既にコロナ前の海外相場まで戻っているものもありまが、前述の通り為替の影響で日本国内では強い価格のままです。
しかしこれからというよりも今現在も既に顕著ですが「ロレックス製品であればどれでもすぐに相場が上がる」という現象は無くなっています。
そもそもコロナ禍で生産本数が減る中で需要が膨らむ一方で、ロレックス製品であればどれでも即転売で利益が発生する!という状況が続いていました。この状況は転売ヤーと呼ばれる方々や、短期での投資目的の方にとってもボーナスステージのような展開です!商品知識が皆無でもロレックス正規店に行き、何でも良いから出てきた商品を購入するれば即換金可能!即利益可能!となったからです。

ですがそのボーナスステージは度重なるロレックスの価格改定=値上げによっても終了を告げています。ロレックスで購入➔数か月後には相場UPという展開は、さらにさらに円安が急加速しない限りは起こりません。
たった数か月で相場が上がると思った方や、ボーナスステージ期間中に店員に勧められるがままに人気モデル以外を購入された方は長い目でロレックスをご愛用ください。
中長期的今後の相場
中長期(20-30年以上)で見るとロレックスの相場は上昇する。のではないでしょうか!ここ数年、特にコロナ禍が終了して以降ロレックス社は生産本数の増加を名言こそしていますが正規販売店にはロレックスの時計が一本も並んでいない状況が続いています。
日本のロレックス正規路面店では予約制も導入されており、一部モデルについては購入制限ルールなるものも設けています。この「欲しくても買えない」状況はブランド側からすると最大のマーケティングになります。
ブランドとしてこの状況を捨てるのは勿体ないと考えるのが普通で、緩和されるにしても「一般モデルは店頭で購入できるけど、デイトナ、GMTマスターⅡ、サブマリーナーなどは買えない。」といった状況になるのでは無いでしょうか。

ちなみに今から30年前はと言うと…….1995年です。
この頃のサブマリーナー Ref.16610 は定価 390,000円でした。
当時は普通に店頭に並んでいて、並行輸入品の存在も多く250,000円前後での購入も可能でした。

それが今や….100万円を超える額になっています!!
つまりここ30年程では無いにしても今後も物価は上がるでしょうし、ロレックスに限らずブランド品の定価も上がっていくはずです。その時まで現在のハイブランドの人気と需要が維持されていれば、いま購入した商品が30年後の2055年には相場が倍に!!なんてことは十分にあり得ます。
そのためにも付属品なども含めて大切にお使いいただくことをお勧めします!
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大和屋質店は質屋独自のサービス❝質入れ/質預かり❞を行っています。
質入れ/質預かりを行うことで買取〔売却〕とは異なり、お客様は大切なお品物を手放すことなくお金を借りることが出来ます。
質屋を利用したことが無い方にも分かりやすく解説しておりますので下記をご参照ください。

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オメガやロレックスなど高級時計での質入れ・質預かりは下記もご参照ください。
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