カルティエという老舗メゾンの象徴的なジュエリーでもある❝ トリニティ ❞が2024年に100周年を迎えるに当たり、その記念モデルの存在が正式に明らかになりました。100周年を目前に迎える2023年の10月に定番品でもある トリニティ のデザイン変更(=仕様変更)が行われ、SNSを中心に「100周年でスクエア型のトリニティが出る!?」といった噂が出ておりましたが正式に爆誕することが決定しました。

既に世界中のカルチャーを発信するWWD JAPANやSavoir Flairにてカルティエの100周年トリニティの情報が出ており、今後はカルティエ本体からも更なる続報が出てくるものと思われます。
カルティエ と トリニティ
カルティエが世界5大ジュエラーに数えられる歴史ある老舗メゾンであり、知らない人はいないほどの知名度を誇ります。
✔ハリー・ウィンストン =1932年創業
✔ヴァンクリーフ&アーペル =1906年創業
✔カルティエ =1847年創業
✔ブルガリ =1884年創業
✔ティファニー =1837年創業
とこれらが5大ジュエラーとして連ねられる面々であり、そのどれもが素晴らしいジュエリーを世に送り出し続ける最上メゾンです。この中で2番目に古いのがカルティエであり創業は1837年と日本がまだ江戸時代の時です。
創業者のルイ=フランソワ・カルティエがパリにカルティエのブティックをオープンしたのが1843年。その後カルティエは王族や貴族を魅了し、英国王エドワード7世から「宝石商の王であるがゆえに、王の宝石商」と讃えられています。

1939年までに世界15か国から王室御用達の特許状を受け取ったカルティエ。これらの内9王室の紋章はカルティエ パリ本店の入口に掲げられています。
✔トリニティ
メゾンの象徴的なジュエリー ❝ トリニティ ❞ が誕生したのは2024年から100年遡った1924年のことです。トリニティ誕生秘話についてはいくつかの説が存在しており正解が何かは分かっていません。ただ一つ明らかなのはトリニティは男性に向けて誕生したジュエリーだということです。
そしてトリニティ誕生にはフランスの芸術家の存在がいます。その人はジャン・コクトー(Jean Cocteau)です。ジャン・コクトーは小説家、劇作家、画家、詩人、映画監督、脚本家などの多彩さから「芸術のデパート」とも称された人物。
このジャン・コクトーが当時のカルティエに依頼して誕生したのがトリニティなのですが、依頼した経緯やデザインについては申し上げた通りいくつかの説がありますのでご紹介します。
①ジャン・コクトー デザイン説
ジャン・コクトーが当時の恋人であるレイモン・ラディゲ♂(Raymond Radiguet)に贈るためにジャン・コクトー自らデザインを行い、カルティエに製作を依頼した説。
②ジャン・コクトー デザイン関与してない説
レイモン・ラディゲに贈るために「この世にないリングを」とだけカルティエに依頼をし、製作させた説
③ジャン・コクトー が依頼だけした説
贈る用などかは使途不明だがジャン・コクトーが「男性用」ジュエリーとしてリング製作をカルティエに依頼した説

という3つの説があり、「誰かに贈るためのものだったか」そして「ジャン・コクトーはデザインに関わっていたのか」が争点ですがこれらはカルティエ公式からの発表はなく今でも謎のままです。
明らかなのはジャン・コクトーとレイモン・ラディゲはどちらも男性であることからそもそもはトリニティは男性に向けて誕生したジュエリーということになります。
カルティエのトリニティはそれぞれのリングに
愛情=ピンクゴールド
友情=ホワイトゴールド
忠誠=イエローゴールド
という意味が込められていますが現在ではセラミックを用いたトリニティやダイヤモンド装飾が豪華なトリニティも多くありますので解釈はユーザーに委ねられております。
100周年に向けて
当ブログでも以前触れましたがカルティエのトリニティは来る100周年を迎える2024年に向けたプロモーションを年単位の規模で行っていた可能性があります。
✔ 2022年 CARTIER TRINITY FOR CHITOSE ABE OF sacai
2022年には1999年創業の阿部千登勢による日本を代表するブランドでもあるサカイ(SACAI)とカルティエのコラボレーションアイテムがリリースされております。世界的ブランドへ今も躍進を続けているサカイとのコラボレーションアイテムとして選ばれたのがトリニティでした。

「みんなが知っている“トリニティ”をサカイ流にアレンジしたかった」
https://www.vogue.co.jp/fashion/article/cartier-sacai-trinity-interview
by阿部千登勢
の言葉通り100年近く前に誕生したトリニティにサカイ感を足したデザインは2022年当時話題となりました。阿部千登勢さんの当時のインタビュー記事は現在でもVOGUE JAPANで読むことができますので是非ご覧ください。
当時6モデルがリリースされた限定ジュエリーコレクション「CARTIER TRINITY FOR CHITOSE ABE OF sacai」ですが現在でも一部モデルは購入が可能です!気になる方はカルティエへお問い合わせください。

✔ 2023年 トリニティのデザイン・仕様変更
2023年の10月にはトリニティのデザイン・仕様変更が行われました。詳しくは下記の大和屋質店スタッフブログをご覧いただきますと画像を含めて説明させて頂いておりますのでご参照ください。
大きく変わったのは3点
✔リング内側が平らだったのが丸み帯びた(甲丸型へ)
✔リング幅サイズが2.8mmから2.5mmへ
✔価格改定
と変化がおきておりカルティエファン達をざわつかせました。さらにデザイン変更と価格改定が行われた10月の中旬前後では多くの人が旧トリニティを購入しようとカルティエを訪れたようです。
象徴的なデザインを再解釈した100周年トリニティ
はい、昨今のブランドの新商品リリースの度に聞いている気がする「伝統の再解釈」。今回のトリニティもまさにそうなのですが、カルティエによる100周年トリニティはこの伝統の再解釈、そして現代風アレンジというのが見事に表現されていると思います。


こちらが2023年のデザイン変更時からSNSを中心に噂になっていた「四角いトリニティ」です。四角い形ながらもリングとしての機能性から角は丸み帯びており「クッションシェイプ」と表現されています。予定では2024年2月9日(金)より発売開始です。
✔クッションシェイプ トリニティ ペンダント ネックレス 522,500円(予価)
✔クラシックサイズ クッションシェイプ トリニティ リング 328,900円(予価)

続いてこちらがモジュール式のトリニティリング。これぞまさに伝統の再解釈にふさわしいモデルだと個人的には思います。モジュール式とは日本語訳が難しいのですが言わば「組み立て式」ということです。
トリニティリング特有のそれぞれ3本のリングは組み合わせる=しっかりとハメる、結合することで3色の一本の指輪になるのです。さらにそれぞれの3本のリングをバラけさせることでリング側面には豪華なダイヤモンド装飾が顔を見せます。
カルティエのジュエリー&ウォッチ クリエイティブ・ディレクターでもあるマリー・ロール・セレード(Marie-Laure Cerede)はこのモジュール式トリニティの構想から完成まで2年を要したと語っています。
こちらは3月発売予定で予定価格3,960,000円のようです汗

こちらは2004年に発表したXLサイズのトリニティリングの復刻です。2月9日(金)発売予定で予定価格はなんと4,218,000円です!
WWDとSAVOIR FLAIRにマリー・ロール・セレード(Marie-Laure Cerede)のインタビューコメントなどが掲載されていますのでご参照ください。下記よりどうぞ!
まとめ
当ブログは大和屋質店のスタッフブログですので一応リセールバリューにも触れなければ!とは思うのですが今回の100周年トリニティは全体的に見るとリセールバリューが高くなる予想は難しいです!!
✔トリニティ ブレスレット XL
✔モジュール式トリニティ
の2点についてはそもそもの定価設定が400万円近いこともあって購買層が限られますので、もし手放すことになった場合は定価と比較するとかなり低い額にいずれは落ち着くと予想されます。
✔クッションシェイプ トリニティ
のネックレスとリングに関しては上記2点と比較するとまだ…買いやすい価格設定ですので購買数は増えると思われますが、この100周年トリニティが限定なのか、今後は定番化するのかなどもリセールマーケット的には大きな問題ですので読めないところはあります。
ですがカルティエのトリニティリングが通常ですと定価の1/3~1/4程度の提示価格例が多いですのでそこに落ち着くのではないのでしょうか!
今後さらなるトリニティ100周年の商品情報や3都市で行われるというプロモーションイベントの情報なども出てくると思いますので楽しみに待ちましょう!当ブログでも続報があればまたご紹介させていただきます!
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