【ヴァシュロン・コンスタンタン】2025年12月15日 価格改定 世界5大ブランドの最新ラグジュアリースポーツウォッチ定価比較【スタッフブログ】【大和屋質店】

ハイブランドにとっては世界中の価格差(内外価格差・並行価格差)を無くすために定期的に価格改定を行うことが恒例となっております。そこに加えて昨今では、人材確保や原材料の価格高騰、さらに一部のハイブランドにとっては需要の急拡大も手伝い価格改定=値上げとなっているのも事実です。

日本からの視点で見ると、「円安の理由もありさらに値上げ傾向が加速してきた。」というのがここ1~2年の価格改定事情です。

時計メゾンやジュエラーそしてエルメスやルイ・ヴィトンなどのレザーアイテムをメインとするハイブランドもおおよそ9~10月あたりに価格改定を行いクリスマス商戦に突入→年明けから2月~3月くらいを目途にさらに価格改定で調整というのが多いように感じます。

時計メゾンとしてはロレックスが毎年1月1日を価格改定日として設定する中で、他にはインターナショナルウォッチカンパニー(IWC)やタグ・ホイヤー、ブライトリングが2026年1月の価格改定を既に発表しています。

そんな中で世界3大時計ブランドの一角ヴァシュロン・コンスタンタンが2025年12月15日より価格改定を実施。

世界5大ブランドの最新ラグジュアリースポーツウォッチ定価比較

世界5大ブランドのラグジュアリースポーツウォッチの定番モデルを例としながら現在(2025年12月)の定価事情を見て参ります。

ここからは定価の高額ランキング順に世界5大時計メゾンのラグジュアリースポーツウォッチの定価を紹介していきます。

一般的に世界5大時計メゾンとして数えられるのは
パテック・フィリップ
オーデマ・ピゲ
ヴァシュロン・コンスタンタン
ランゲ&ゾーネ
ブレゲ
となっています。いずれも創業から150年を超える歴史を誇り(ロレックスは現在創業120年)業界内では老舗中の老舗です、歴史的に多くの発明や王族などに愛されてきた高級御用達ブランドでもあります。

こちらは当店が作成した【時計ブランド格付けTier表】ですが、有名なロレックスやオメガやカルティエが最上位グループでないことに驚く方もいるのでは無いでしょうか。知名度だけでは無い伝統と技術力を併せ持つメゾンがパテック・フィリップやヴァシュロン・コンスタンタンなのです。

ラグジュアリースポーツウォッチ

それまで高級時計メゾン=金無垢のクラシカルな時計というイメージでしたが、世界5大ブランドのようなメゾンがスポーツウォッチを制作し始めたのは1970年代頃から。当時は1969年に「クォーツショック」と呼ばれるクォーツ式時計の台頭により機械式時計産業自体が存続を危ぶまれる危機でした。

そうして先陣を切ったのがオーデマ・ピゲのロイヤルオーク。
1972年発表のこのモデルは高級時計として衝撃を与え、現在加熱するラグジュアリースポーツウォッチブームの原点とも言える存在です。

初代ロイヤルオーク 5402 1972年

当時の販売価格はステンレススチール製でありながら3,300スイスフラン。オーデマ・ピゲの金無垢素材のゴールドケースウォッチが2,990スイスフランだったことから異常なまでに高額だったことが分かります。ちなみに同時期のロレックス サブマリーナーデイトRef.1680は1,000スイスフラン以下(=約25万円)でした。

その後、1976年 パテック フィリップ「ノーチラス」
1977年 ヴァシュロン・コンスタンタン「222」
1990年 ブレゲ「マリーン」
2019年 ランゲ&ゾーネ「オデュッセウス」
とトップの時計メゾン達が次々とこのスポーツウォッチへ参画。

1970年代当初はパッとしない人気でしたが徐々に人気が過熱、2025年現在は❝雲上ブランドが製造するスポーツウォッチ❞=ラグジュアリースポーツウォッチと呼ばれ定価を大きく上回る価格で取引されることもある超人気商品へと進化しました。

ここからは2025年12月現在の雲上ブランドによるラグジュアリースポーツウォッチの定価をランキング順に紹介していきます。当ブログでは2025年4月にも同様の各ブランドの時計の定価を紹介していますので当時比較もしていきます。

ちなみに2025年4月の記事ではヴァシュロン・コンスタンタンの「222」をおすすめした中で各ブランド時計の定価にも言及しておりますので気になる方は上記からどうぞ!

各ブランドの「最もシンプルなステンレススチール製のケース&ブレスレットのモデル」を代表として定価比較を行っていきます!

パテック・フィリップ キュビタス 5821/1A-001

堂々1位はパテック・フィリップのキュビタスRef.5821/1A-001。2025年4月時点でも1位でした。本来であればパテック・フィリップのスポーツウォッチは「ノーチラス」もしく「アクアノート」がエントリーするべきなのですが、ノーチラスのステンレススチールモデルRef.5711は2022年に廃盤、アクアノートは本来ラバーブレスレットが付いておりますので、キュビタスを代表としています。

パテック・フィリップ社長のティエリー・スターン氏が「スポーティ・クラシックのパテック・フィリップ」と称している通りスポーツウォッチでは無いという意見もありますが個人的にはスポーツウォッチ部門かと思います。

発売が2024年と高級時計相場が過熱した中での発売だったためかそもそもの発売当時の定価設定が6,530,000円と強気設定。2025年12月現在は定価6,610,000円と微増。

ランゲ&ゾーネ オデュッセウス 363.179

第2位はランゲ&ゾーネのオデュッセウスRef.363.179です。ランゲ&ゾーネはドイツのブランドで唯一世界5大ブランドに名を連ねるドイツの雄。空襲や第二次世界大戦、ドイツの東西分裂など休眠を得て復活した時計メゾン、オデュッセウスはメゾン初のスポーツウォッチとして2019年に誕生し歴史は浅めです。

価格は「要問合せ」となっておりますので正確な数字は分からない部分もありますが現在定価5,346,000円と言われています。2025年4月時からの変更なしで同様に2位の高額さです。

ヴァシュロン・コンスタンタン 4520V/210A-B128

今回の価格改定で4月時の4位→3位にランクアップしてしまったオーヴァーシーズRef.4520V/210A-B128。4月時点での定価は3,718,000円でしたのでついに400万円のを突破!ちなみにヒストリーク222のRef.4200H/222A-B934は4,752,000円→5,148,000円とこちらも大きく値上げがされています。

現行オーヴァーシーズは2023年にモデルチェンジが行われ、マイナーチェンジではありますが前機種の4500V系との違いは、厚さが11.0ミリ→10.69ミリと薄型化、重量が166g→159gへと軽量化、その他ブレスレットがよりバックルへ向けて細身になり、ローターのデザイン変更といった変化が行われています。

オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク 15510ST.OO.1320ST.06

第4位がオーデマ・ピゲのロイヤルオーク Ref.15510ST.OO.1320ST.06の4,125,000円。2025年4月時点から価格改定が行われていないため、ヴァシュロン・コンスタンタンのオーヴァーシーズに上回られ何だかお得に感じてしまいます(笑)

ナイトブルーダイヤルのRef.15510ST.OO.1320ST.06を例としましたが他のカラーの文字盤でも定価は同一となっています。

ブレゲ マリーン 5517TI/Y1/TZ0

第5位は2025年4月同様にブレゲのマリーン Ref.5517TI/Y1/TZ0 ブレゲのマリーンはチタン製のケースとブレスレットを採用しており他ブランドであればステンレススチール製よりも高価な定価設定にする場合も多いですが、世界5大ブランドでは唯一300万円台で購入可能な時計となっています。

同時にここまで挙げた5大ブランドのラグジュアリースポーツウォッチでは唯一、リセールマーケットを利用すれば定価を下回る価格での入手も可能となっています。

ブランパン フィフティファゾムス

現存する世界最古の時計メゾンとして知られるブランパン(ヴァシュロン・コンスタンタンは世界最古の途切れることなく現存する時計メゾン)が誇るダイバーズウォッチのフィフティファゾムス。ロレックスのサブマリーナーより鼻差で早く発表したことからダイバーズウォッチの始祖とも言われています。

ケース径45ミリのRef.5015 1130 71S〔2,838,000円〕と42ミリのRef.5010 1130 71S〔2,761,000円〕に加え2025年には38ミリ径の新作Ref.5007 1130 71S〔2,706,000円〕が追加されるなどコレクションを拡大しています。

ラグジュアリースポーツウォッチと言うよりもガッツリとスポーツウォッチの分野の時計なのでこのランキングに入るのが適切かは分かりませんが、オマケの6位として紹介させて頂きます。ちなみにこのフィフティファゾムスも2時流通市場では120~150万円ほどでの購入が可能です。

いかがでしたでしょうか!世界5大ブランド+αのラグジュアリースポーツウォッチの2025年現在定価を調査してきました!

世界5大ブランド以下の第二勢力でも
紹介したブランパンのフィフティファゾムス Ref.5015 1130 71S〔定価2,838,000円〕
さらにジャガー・ルクルトのポラリス Ref.Q903818J 〔定価388,000〕
ピアジェのポロ デイト Ref.G0A50016 〔定価2,173,600〕

とロレックスやオメガ、ブライトリングなどの所謂スポーツ系ウォッチの開発に特化した時計メゾンより格上と言われるブランドにはいずれも❝雲上ブランドが製造するスポーツウォッチ❞=ラグジュアリースポーツウォッチとうコレクションが存在していることになります。

そしてそのほとんどはロレックスやオメガなどの価格帯よりも遥か上の定価が設定されており、これが時計メゾンとしての歴史や品格に起因していることは言うまでもありません。ロレックスのサブマリーナーRef.126610LNが現在1,570,800円、スムースベゼル×オイスターフのバンドデイトジャストRef.126300が現在1,244,100円、オイスターパーペチュアル41 Ref.134300が現在980,100円。オメガではシーマスターダイバー300 Ref.210.30.42.20.01.010が現在1,034,000円で、スピードマスタープロフェッショナル Ref.310.30.42.50.01.001は現在 1,111,000円。ブライトリングのナビタイマー Ref.AB0137211C1P1が1,314,500円ですので少し見ただけでも雲上ブランドたちの価格改定の強気さが分かります(笑)

雲上ブランドのラグジュアリースポーツウォッチのほとんどは在庫切れがほとんどで定価購入できるチャンスが巡ってくることも稀ですので、もし奇跡的に見かけた際には購入を検討してはいかがでしょうか!

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【パテック・フィリップ】25年ぶりの完全新作「キュビタス」発表 ノーチラスやアクアノートの「いとこ」とCEOティエリー・スターン氏が称する時計【スタッフブログ】

2024年10月17日、時計業界の頂点に君臨するパテック・フィリップは新コレクションの【キュビタス(Cubitas)】を発表しました。パテック・フィリップの完全新作コレクションは1999年、25年前の「Tweny~4」以来のことです。

パテック・フィリップ社長のティエリー・スターン氏はこの【キュビタス】を「このモデルはノーチラスやアクアノートのいとこ」と称しており、このモデルが今後どういった位置づけとなるのか注目が集まっています。

キュビタス 5821/1A-001 イラスト

【キュビタス(Cubitas)】はキューブの形容詞であり、キューブとは立方体を意味します。また、キュビタスはラテン語では「肘」を意味する言葉でもあるようです。ノーチラスを彷彿とさせるデザインながらもよりスクエアみを増しています。

パテック・フィリップは時計業界No.1メゾンとして君臨するブランドです。ヴァシュロン・コンスタンタンやオーデマ・ピゲと並び世界3大時計とも称されますが、その頂にパテック・フィリップが鎮座していることは疑いようのない事実です。

スイス時計業界で独立系メゾンとしては世界最古であり、創業は1839年です。

パテック・フィリップ

「実用性を重視した堅牢性や視認性に優れた時計」という所謂スポーツウォッチという分野はより誰もが知るロレックスやオメガの専門舞台でしたが、1972年にオーデマ・ピゲが「ロイヤルオーク」を、1976年にパテック・フィリップが「ノーチラス」、1977年にヴァシュロン・コンスタンタンが「ヒストリー222」という「雲上ブランドによるスポーツウォッチ」を発表したことでラグジュアリースポーツウォッチという言葉が生まれ、時計業界を牽引し続けています。

完全新作「キュビタス」から発表された初期モデルは3つ。ムーンフェイズを備えたプラチナケースのRef.5822P-001、3針のローズゴールドコンビモデルの5821/1AR-001、そしてステンレススチール製の5821/1A-001です。

正方形型のスクエアケースだが正確には八角形型であり、ここにノーチラスなどのニュアンスを多分に含んでいるのが感じられます。

パテック・フィリップのスポーツウォッチ(※キュビタスはパテック・フィリップ内においてスポーツウォッチ扱いでは無いという話も聞きます。)を並べると上の画像のようになるのでは無いでしょうか。

パテック・フィリップ社長のティエリー・スターン氏が「個人的に欲しかった」というスクエアウォッチは同氏の言葉通り「スポーティ・クラシックのパテック・フィリップ」とも言うべき完成系です。ノーチラスの雰囲気を纏いながらより角ばった影響でクラシカルなエレガントらしさが増しています。

5821/1A-001

まず最初は5821/1A-001です。ステンレススチール製の5821/1Aは、税込み希望小売価格6,530,000円です。文字盤はオリーブグリーン・ソレイユと言うカラーでこれはSS製ノーチラスの最終リファレンスであるRef.5711/1A-014へのセルフオマージュ。5711/1A-014は最後の1年だけの発売として2021年4月に発表されたSS製ノーチラスで当時定価4,015,000円ながらその貴重さから数倍の価格で2次流通しています。

5821/1A-001に話を戻すと、インデックスや針、カレンダー窓はホワイトゴールド(WG)を使用しており、Cal.26-330SCというキャリバーが搭載されています。ストップセコンド機能が備わっており、要はリューズを引くことで秒針が止まる機能です。

5821/1AR-001

続いてローズゴールド×ステンレススチールのコンビモデルにブルー・ソレイユの文字盤を携えた5821/1AR-001。税込み希望小売価格は9,700,000円です。2024年に廃盤となったノーチラス唯一のコンビモデルだった5980/1AR-001を彷彿とされるモデルでこちらもセルフオマージュと言えるかもしれません。

5822P-001

最後がプラチナ製の5822P-001で税込み希望小売価格13,990,000円。12時位置に通称ビッグデイトと呼ばれるカレンダー、さらに7時位置に曜日、ムーンフェイズの機能をも有しています。

そして凄いのが、「瞬時送り式大型日付、曜日、ムーンフェイズ表示」が搭載されていること。これはビッグデイトだけでなく、曜日そしてムーンフェイズ表示までもが日付の切り替わる0時に瞬時に切り替わります。

【キュビタス】という25年ぶりの新作コレクション発表という衝撃もさることながら個人的にはパテック・フィリップのセルフオマージュという点が今回の新作コレクション発表の驚きの一つでした。上の新作紹介ではサラッとした説明になってしまったので改めてこちらで説明します。

①5821/1A-001のセルフオマージュ

2021年にパテック・フィリップ社はSS製ノーチラスの生産終了を発表します。

私たちの間では、いかなる時もスティールモデルは非常に希少です。私は、その数について非常に厳しくあらねばなりません。私は素材の面で、スティールがコレクション全体を牽引する存在となって欲しくありません。だから慎重である必要があるのです。

パテック・フィリップCEO フィリップ・スターン

というフィリップ・スターン社長の言葉通り、パテック・フィリップ=ステンレススチール製の時計というイメージが定着しすぎることで起こるデメリットを、パテック・フィリップ社自ら潰した形になります。

また同氏は他ブランドでもあるIWCを例に出し、「以前、IWCはゴールド製の時計を多く製造していました。そして、IWCは問題を抱え、すべてをSSで製造するようになりました。その後、金時計の製造に戻ろうとしましたが、うまくいきません。一度スティール製で値段を落とすと、元に戻すことが非常に難しくなるのです。」と説明しています。その同じ轍をパテック・フィリップで踏むわけにはいかないと。

5711/1A-010

その結果、2021年にはパテック・フィリップで最も需要の高い5711/1A-010の生産終了を発表しました。

5711/1A-014

そしてSS製ノーチラスのラストエディションとして2021年のウォッチ&ワンダーズであっ票されたのがオリーブグリーンの文字盤のSS製ノーチラス5711/1A-014です。2021年だけの製造であり激レア中の激レア商品ですが、これをセルフオマージュしたカラーリングの時計を今回のキュビタス 5821/1A-001で行いました。

ちなみにSS製ノーチラスのウィニングランとも言うべき本当のラストエディションは2021年の12月に、ティファニー170周年をお祝いするSS製ノーチラス 5711/1A-018 という170本限定のモデルを発表し世界中にサプライズしています。

②5821/1AR-001のセルフオマージュ

パテック・フィリップはノーチラス30周年となる2006年に、パテック・フィリップ史上初のスポーツモデルにクロノグラフを搭載したモデルを発表します。それがRef.5980/1A-001であり2006年-2014年まで製造されていました。

そして2013年にはそのコンビ仕様であるRef.5980/1AR-001が発表されました。

5980/1AR-001

当ブログでも紹介しましたがこのRef.5980/1AR-001は2024年に生産終了として商品ラインナップから姿を消しています。長らくノーチラス唯一のコンビモデルとして人気を博してきたモデルだけに惜しむ声も多かったはず。(ノーチラス唯一のということは当然パテック・フィリップのスポーツモデル唯一のコンビモデル)

この2024年に廃盤となった5980/1AR-001からまだ数か月しか経ってはいませんが、パテック・フィリップがキュビタスで同様のコンビモデル5821/1AR-001を発表したことは2つ目のセルフオマージュと言えるかもしれません。

①ノーチラスRef.5711/1A-014とキュビタスRef.5821/1A-001
②ノーチラスRef.5980/1AR-001とキュビタスRef.5821/1AR-001

それぞれの比較を最後にどうぞ^^

2次流通では定価を大きく上回る可愛くない価格になることは必至ですので、SNSや日本国内での愛称だけでも「キュビたん」みたいな可愛く呼ばれる良いですね!←

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【 パテック・フィリップ 】2024年初となる価格改定実施。その値上がり率…よりも廃盤商品の方がザワつく!?【スタッフブログ】

パテック・フィリップにとって2月と言えば毎年恒例の価格改定のタイミングです。昨今ハイブランドによる価格改定は通常の年2回ほどに留まらず、ブランドによっては年に3~4回の価格改定を行うなど異様な状況です。

パテック・フィリップは2022年、2023年と年に2回の価格改定を行ってきましたがロレックスやカルティエでは多いと10%を超える値上げを行ってきたために時計界のトップオブトップに君臨するパテック・フィリップにも注目が集まります。

本ブログでは2024年2月1日に実施されたパテック・フィリップの価格改定と廃盤商品について綴っていきます。

2024年1月に行われたロレックスの価格改定や分析についてはコチラをご参照ください!

2023年10月に行われたカルティエについてはコチラになります!

必ずしも、価格改定=値上げということではない。というのは当ブログでも説明して参りましたが昨今においてはコロナ禍以降での原材料や人件費の高騰などによって価格改定=値上げをする一方となっております。

①5811/1G-001

2022年にティファニーとの歴史歴なコラボレーションアイテムであるティファニーブルーのノーチラスが限定発売されたのと同時に通常ラインナップからステンレススチール製のノーチラスは姿を消しました。

現在はホワイトゴールド製に姿を変えた5811/1G-001が現行モデルとなっています。

ノーチラス
リファレンス旧定価2024.2.1~新定価
5811/1G-00110,527,000円10,570,000円

10,527,000円➔10,570,000円という値上げ、値上げ率は約0.4%で正直に言うとかなり優しい値上げと言っても良いのではないでしょうか?一千万円を超える定価に対して4万3000円の値上げ購入ができる人にとっては有って無いようなものかもしれません笑

ちなみに2024年2月現時点でのアメリカ定価は70,110 USDです。現在レートだと日本円で10,362,258円になりますから内外価格差はほぼなしです。

②5726A-001

続いて2010年から発売されているノーチラス ムーンフェイズ アニュアルカレンダー ステンレススチールで見ていきます。

ノーチラス アニュアルカレンダー
リファレンス旧定価2024.2.1~新定価
5726A-0017,678,000円7,690,000円

7,678,000円➔7,690,000円という値上げ、値上げ率は0.15%でほぼそのままです。ちなみにこちらは現在アメリカ定価だと51,020 USDで現在レートだと日本円で7,540,756円なのでやや海外の方がお得に購入ができるようです。

③5167A-001

続いてまだステンレススチール製が生き残っているアクアノート。ノーチラスのステンレススチール製が廃盤となっただけによりスポーティーではありますがアクアノートの人気は年々激しさを増しているように感じます。

アクアノート
リファレンス旧定価2024.2.1~新定価
5167A-0013,663,000円3,690,000円

3,663,000円➔3,690,000円の値上げは、値上げ率は約0.7%でこちらも②のノーチラス ムーンフェイズ アニュアルカレンダー ステンレススチール同様にほぼ定価はそのままとなっています。

「ははーんこれはSS(ステンレススチール)製は値上げほぼなしか!」と思いきや上記モデルのピンクゴールド版の5167R-001は6,875,000円➔6,890,000円とこちらも値上げ率は約0.2%ほどでほぼそのまま。

④5968A-001

4例目はアクアノート クロノグラフ。ステンレススチール製のクロノグラフ搭載アクアノートでオレンジのインダイアル針とオレンジのベルトがよりスポーティーで人気の一本でもあります。

アクアノート クロノグラフ
リファレンス旧定価2024.2.1~新定価
5698A-0018,294,000円8,340,000円

8,294,000円➔8,340,000円の値上げで、値上げ率は約0.55%でまたまたほぼそのままです。

ほぼ、値上げされてないようなもの!
微増!!

という結果でした。ロレックスやカルティエの値上げ率や過去のパテック・フィリップの値上げ率などから約10%前後の値上げというのを覚悟していた方も多いかと思いましたが、ふたを開けてみれば値上げ率は0.4パーセントや0.5パーセントの微増中の微増という結果でした。

ちなみに海外では約7パーセントほどの値上げがされているようで、日本定価を前回上げ過ぎたんですかね?

今回の値上げで私はむしろパテック・フィリップからのメッセージを受け取った気がします!(受け取り方は自由です笑)

パテック・フィリップ
パテック・フィリップ
パテック・フィリップは他のハイブランドとは違って、不必要な時にガンガン値上げなんてしないよ!今回は内外価格差も無いからやや微増なだけ。


決してパテック・フィリップ公式は何も言ってません。笑
ただ定例の価格改定時期に「ほぼ動かない」ということは逆に言えば「行くときは行くよ」という意思表示にも感じます。今後さらなる原材料や人件費の高騰や円安の状況によっては次回の価格改定(2022年は6月、2023年は8月)でガツンと値上がりする可能性もあるかもしれません。

そんなことより!!!

安堵に終わった価格改定よりも由々しき事態なのはディスコン=廃盤問題です!続いては2024年の廃盤品を見ていきましょう。

価格改定と同じタイミングの2月1日。パテック・フィリップから全世界の取扱店へ廃盤品=ディスコン品(discontinuedの意)の案内が出され、同時にパテック・フィリップの公式ホームページから姿を消した商品たちがいます。

2024年のウォッチ&ワンダーズは2024年4月9日(火)から15日(月)の日程で行われますのでパテック・フィリップによる後継機が発表される可能性もあるものの、パテック・フィリップは人気商品であっても後継機を出さないまま数年もの間沈黙…ということもするブランドですので注目が集まります。

①5164A-001

アクアノート・トラベルタイム

今回のディスコン廃盤品で最も衝撃だったのは、アクアノート・トラベルタイム 5164A-001です。2011年から発売されていたこの時計はステンレススチール製のアクアノートにトラベルタイムの複雑機構を搭載したモデル。

最終販売定価は6,424,000円でしたが、リセールマーケットでは一千万円を超えるプライスタグが付いております。

ピンクゴールド仕様の5164R-001は現行品として生き残っていますがSSモデルが廃盤というのは多くの人にとってショックだったのではないでしょうか。

5980/1AR-001
③5980/1R-001

ノーチラス コンビ
ノーチラス クロノグラフ

ノーチラスの2つのクロノグラフモデルでもある5980/1AR-0015980/1R-001が廃盤となることになりました。トラベルタイムやムーンフェイズといった機能を持つノーチラスは生き残っているもののクロノグラフという機能のみを持つノーチラスは後継機が出るまではなし!ということになります。

特に5980/1AR-001はノーチラスで唯一のステンレススチール×ローズゴールドのコンビモデルとして異彩を放っていました。最終販売定価は11,770,000円でリセールマーケットでは1600万円台~といった価格になっています。

④5712R-001
⑤5712G-001

ノーチラス プチコンプリケーション

ノーチラス プチコンプリケーションと呼ばれるカレンダーにパワーリザーブ表示、ムーンフェイズを備えた5712R-001と5712G-001という二つのゴールド製ノーチラスも廃盤となっています。

こちらは5164A-001のアクアノート・トラベルタイムとは逆で、革バンドタイプのホワイトゴールド製とローズゴールド製が廃盤になる一方でステンレススチール製の5712/1A-001は生き残っております。

最終販売定価はホワイトゴールド製、ローズゴールド製共に8,382,000円でした。

ラグジュアリースポーツウォッチと呼べるメンズウォッチは以上のようなラインアップがディスコンティニュー=廃盤となっていますがそれ以外だと

⑥コンプリケーション ワールドタイム 5230P-001
⑦コンプリケーション 年次カレンダー 5396G-011 と 5396R-015
⑧グランド・コンプリケーション レトログラード日付表示 永久カレンダー 5160/500G-001
⑨アクアノート・ルーチェ・ハイジュエリー 5062/450R-001
⑩カラトラバ・パイロット・トラベルタイム 37.5mm Ref.7234R と Ref.7234G

なども廃盤となっています。

パテック・フィリップでは過去にCEOのティエリー・スターンがインタビューにて「ノーチラスのステンレススチール」について言及しておりステンレススチール製のラグジュアリースポーツウォッチからの脱却の必要性を語っています。

一方で完全なスポーツウォッチのアクアノートのステンレススチールは減らさないとは付け加えているものの、時計の需要がステンレススチールに一極集中することの危険性を訴えています。

パテック・フィリップは元々はムーブメントや複雑機構、そして金無垢の時計で一時代を築いたメゾンのため限られた生産本数(年間66,000本と語っています)の大部分をステンレススチールに取られる状態を望んでいないのです。また、顧客の需要がステンレススチールに集中することで金無垢モデルが売れなくなる状況も危険と感じており、過去にはIWCがその状況に陥ったとも説明しています。

・・・・と語っていたのは今から4~5年前なのですが普通にアクアノート・トラベルタイムのステンレススチール製も廃盤になってる現況はどういうことなのでしょうか(笑)CEOの言葉を信じるのであれば後継機が出るのでしょうか。

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