ロレックスと同門、ロレックスの弟分ブランド、姉妹ブランドとされる「チューダー〔Tudor〕」から爽やかなピンクの文字盤を携えたブラックベイ クロノ ピンクなるものが新作として発表されました。
ところがこの新作は「どこで発売されるのか」「そもそも一般発売されるのか」「数量限定なのか」などの情報は一切出ておらず、私調べによるところ4月1日現在時点ではチューダー正規ブティックの方もまだ知らないようなのです!
今回は当ブログでも何度か取り上げているチューダーの新作を質屋目線で解説していきます。
チューダーはこの「ブラックベイ クロノ ❝ピンク❞」の発表直後からチューダー アンバサダー×ピンクのポストをSNSで立て続けに投稿しました。
3/26にチューダーはこの新作に先駆けてアメリカ メジャーリーグサッカーのマイアミCFをNEWアンバサダーとして迎えたことを発表しました。マイアミCFは歴代最高のサッカー選手とも称されるリオネル・メッシが現在所属するチームで、オーナーはこれまたチューダーのアンバサダーでもある元サッカー選手でイングランドの貴公子デイヴィッド・ベッカムです。
そしてこのマイアミFCとのパートナーシップ発表の翌日に発表されたのが「ブラックベイ クロノ ❝ピンク❞」なのです。
Yesterday TUDOR went pink for the very first time by becoming the official timekeeper of the Inter Miami CF. Today, TUDOR is going pink again! Only this time, it’s with a watch. Originally made together with Jay Chou and now released to the public, this new version of the Black Bay Chrono celebrates the daring spirit of the TUDOR ambassadors.
-tudor公式HPリリースより-
簡単に意訳すると「昨日、チューダーはインテル・マイアミCFのオフィシャルタイムキーパーとなり、初めてピンク色に染まりました。チューダーは再びピンクに染まる!ジェイ・チョウとの共同開発で誕生したブラックベイクロノの新バージョンは、チューダーのアンバサダーの大胆なスピリットを讃えています。」
このピンク計画が前々から準備されていたもののようです。
チューダーとは
チューダーは1926年創立の歴史あるブランドで、ロレックスの弟分ブランド(ディフュージョンブランド=廉価版ブランド)としてそのブランド史を歩んできました。
ロレックスはスイスのブランドですがイギリス、さらには世界での販路拡大を目的として『買い求めやすいロレックス』を掲げて打ち出した言わば「入門編のロレックス」とも称すことができるブランドです。
1926年創立という長い歴史を誇りながら、チューダーがロレックスの廉価版からの脱却を計り、独自路線を歩みだしたのはそもそも2010年代に入ってから。そこから徐々にチューダー「らしさ」が際立つようになってているのが現在です。以前より並行輸入品の存在は日本でもあったものの、正規輸入が開始されたのは2018年からと比較的最近になってから。
リセールマーケット視点でチューダーを見るとその評価は『まだまだ一般知名度は高くないものの時計好きに知らない者はなく、NEXTロレックスになり得る可能性が最も高いミドルクラスのブランド』といった所です。
現在ロレックスやオメガ、パネライ、ブライトリングなどの人気ハイブランドウォッチは最低でも約100万円は下らない超高級品になっています。しかもロレックスなどは在庫薄で正規店に商品が並んでいないことがここ数年当たり前になっており、定価以上の価格でリセールマーケットで取引されることもしばしば。汗
対してしてチューダーは40~50万円からの購入が可能で、人気モデルだとロレックス同様に店頭に在庫が無いことはありますが、それでも入手難易度はロレックスと比較するとグッと下がります。
また「ロレックスの兄弟(姉妹)ブランド」という背景から「10~20年後には価値が今の倍になってた!!!」なんてことも十二分に考えられるのです!現に20~30年前のロレックス製品は現在定価の2~3倍になっているものが多いですから!
↑↑当ブログでも『今おすすめしたいチューダー』と題うって熱く説明しておりますので時計の購入を検討されている方!特に普段使いもできる本格時計が最近気になってきた!という方に是非呼んで頂きたいです。
ブラックベイ クロノ ピンク 79360N-0019
こちらが発表されたチューダー ブラックベイ クロノ ❝ピンク❞です。ステンレスケースにジュビリーバンドブレスレット、ピンクの文字盤、にブラックのジュビリーバンドブレスレットにブラックのインダイヤルとピンクを使用しているにも関わらず、可愛くなり過ぎないカッコ可愛いモデルに仕上がっています。
ベースになっているのは79360N ブラック ベイ クロノです。
2021年に発表となったブラック ベイ クロノはロレックスのデイトナ116500LNや126500LNと同様に「黒文字盤&白インダイヤルに黒ベゼル」と「白文字盤に黒インダイヤルに黒ベゼル」の2種類が発売されています。
ムーブメントは技術提携を結ぶブライトリングの「ブライトリング 01」をベースに改良を加えられた自動巻きムーブメントMT5813です。
共に現在定価はブレスレットタイプで777,700円です。ブラック ベイ クロノの通常カラーは比較的購入可能でチューダーの正規ブティックに行けばすぐに買うことができることが多いです。入手難易度SSSSSのロレックスのデイトナは定価2,176,900円なので⅓の値段で購入可能なブラック ベイ クロノは魅力的に映ります(笑)
2024年4月現在のリセールバリューは約60%が最大値となっており、
買取の場合35~45万円、質入れ/質預かりの場合でも30~40万円の査定が可能
です。
ブラックベイ クロノ ピンクに話を戻すと
リファレンス | 79360N-019 |
ケース径 | 41mm |
素材 | 316L製ステンレススチール |
ムーブメント | MT5813(70時間パワーリザーブ) |
販売時期 | 未定 |
販売数量 | 未定 |
価格 | 79万2000円 |
こんな感じのスペックになっております。前述の通りチューダーの店員さんもまだ情報が入ってきていない段階のようで詳細は4/9-4/15開催のウォッチ&ワンダー2024で出るかもしれません!数量限定モデルの可能性ももありますし、店頭に並ぶことになった場合には争奪戦必至です。
まとめ
いかがでしたでしょうか!
ピンクカラーの時計はすごく珍しく、それもメンズサイズとなると過去に例を思いつかない位の激レアさんです!チューダー公式でも
The Black Bay Chrono “Pink” isn’t for the mainstream.
https://www.tudorwatch.com/ja/tudor-mag/news/tudor-goes-pink-again
と自ら「ブラックベイ クロノ ❝ピンク❞はメインストリームでは無い。」=つまり、大衆受けしない。一般受けはしないと言っています。そして気になるのはそれに続く『Only a small number of examples will be produced.』という言葉、少数しか生産しないことを示唆しているのです。
近年だと2020年にロレックスから出たオイスターパーペチュアルのカラーコレクションが今回のチューダーのように色鮮やかな可愛らしい文字盤で人気を博しました。しかも、限定では無かったもののほぼ出回ることなくすぐに廃盤となり現在でも高騰しています。
ロレックスのこれらのオイスターパーペチュアル及び2023年の新作であるマルチカラー文字盤のオイスターパーペチュアルはいずれも定価の倍以上の末端価格で取引されており、当店で買取や質預かりの際も強気の査定が可能です。
ロレックスやオイスターパーペチュアルでの質入れ・質預かりなどをご検討のお客様は当店HP内の下記ページもご参照ください。
もう一つ思い浮かぶのは上記のオイスターパーペチュアル41 124300同様にかなり可愛い寄りではありますがオイスターパーペチュアル36というボーイズサイズの126000のキャンディピンクというカラーリングです。
こちら126000は現在も販売中であり定価874,500円で廃盤にはなっていないながらもやはりプレミア価格になっており当店で買取や質入れ/質預かりをさせて頂く際にも100万円を超すことも可能です。
今回のチューダー ブラックベイ ❝クロノ❞はこれよりもさらに「✔メンズサイズ」「✔可愛い過ぎない」「✔数量限定の可能性あり」という付加要素も兼ね備えているだけにリセールバリュー爆発の可能性もあります。
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