【 チューダー (チュードル) 】 ブラックベイ など今おすすめしたいチューダーのモデルはこれ!30代以上の方にもおすすめ。 その魅力に迫ります。【スタッフブログ】

2018年に日本正式上陸を果たしそれまで日本国内で呼ばれていた「チュードル」という名称から公式で「チューダー」とし、一気に人気が拡大している時計メーカーです。前述の通り日本では正規販売が2018年まで無かったことからブランド知名度では「ロレックス」「オメガ」などには及びませんが長い歴史を持つ有名メゾンの一つです。

この後に改めてチューダーのブランドとして成り立ちなどを説明していきますが近年ではグローバルアンバサダーにサッカー選手で元イングランド代表のキャプテン、マンチェスターユナイテッド、レアル・マドリード、ACミラン、パリサンジェルマン、LAギャラクシーなど各国の名門ビッグクラブを渡り歩いた「貴公子」ことデイヴィッド・ベッカムを起用するなど、ブランドとしての新たな道を歩みだしています。
日本でも2002年の日韓ワールドカップでベッカムフィーバーを巻き起こすなどサッカー界を超えた人気を今なお誇っています。

現在は30~60万円の価格帯がメインのチューダーですが、数年後などにはかつてのロレックス同様に「正規店でも100万円用意しないと買えないブランド」そして「正規店では購入が困難で中古・並行市場で定価を上回る」ブランドとなっていてもおかしくありません。

30代などになって購入したいブランドとしても最適で、なおかつ十分な歴史とロレックスのバックボーンがありますので年配になっても全く恥ずかしいなんてことはない時計です。

是非最後までお付き合いください。

チューダーとはどんなブランド

チューダーがどんなブランドか知る上でその歴史をおさらいしていきましょう。
チューダーは簡単に言うと❝ロレックスのディフュージョンブランド❞として誕生したブランドです。つまりブランド設立当初からは❝ロレックスの廉価版❞として歩んできました。

  歴史 -誕生-  

チューダーの設立は1926年です。
ロレックスの設立が1905年なので、ロレックス誕生から20年後には既にチューダーが誕生していたこととなります。ロレックスとチューダーの創業者でもあるハンス・ウイルスドルフは以下のような言葉を残しています。

「私は何年もの間、ロレックスの技術と信頼をもって、確固たる品質と先駆性を備えた腕時計を創りたいと思ってきた。その価値ある新しい腕時計を製造・販売するために、私は新たに 『チューダー ウォッチ カンパニー』という会社を立ち上げることにした。」-ハンス・ウイルスドルフ-

https://onl.la/fSVtumx

当時のハンス・ウイルスドルフは当時ロレックスの本社があったイギリスでの販路拡大や知名度向上を狙って、高額なロレックスの弟ブランドとして廉価版の「チューダー」を誕生させました。

ロレックスの技術力を持ちながら手に取りやすい価格というチューダーは多くの人に愛されハンス・ウイルスドルフの目的は達成することとなります。

  ブランド名  

イギリスでの販路拡大、知名度向上が主な目的だったこともありブランド名にはイギリスゆかりのネーミングがされています。「チューダー」とはイギリスの王朝「チューダー王朝」からとられたものであり、15世紀末から17世紀初頭までの絶対王政のもとで、イギリスが大国に成長した時期でもあります。

https://www.famsf.org/stories/tudors-whos-who

チューダー王朝は過去のイギリスを支配した王朝の中で世界で最も知名度が高い王朝であり、ヘンリー7世が即位した1485年から生涯独身を貫いたエリザベス1世が生き途絶える1603年まで約120年続きました。

エリザベス1世の頃には東インド会社という貿易会社が設立されており、貿易によって国を反映させようとする重商主義が強まり後のイギリスが世界の支配者になる礎を築いた時期としてイギリス国内でも高い人気を誇る時代です。

  ロゴ  

現在のブランドロゴはシンプルな「盾」が使用されていますがこれは1970年代からでそれまではチューダー王朝およびチューダー家の「薔薇」時計にも使われていました。

現在の「盾」を用いたチューダーのロゴ

この「薔薇」というのチューダー王朝に由来します。
チューダー王朝は王位継承を巡るランカスター家(赤薔薇)のヘンリー・チューダーとヨーク家(白薔薇)のリチャード3世の戦いの末に、勝利したランカスター家が王座に就くのですが武力で勝ったものの血筋で劣るランカスター家のヘンリー・チューダーがヨーク家のリチャード4世(リチャード3世の兄)の娘エリザベスと結婚しスタートしました。

このランカスター家=赤薔薇 とヨーク家=白薔薇 をミックスさせたロゴがチューダー王朝のロゴになっており上のチューダー王朝系図からも分かります。

1936年頃以降チューダーではチューダー朝のローズ=薔薇がダイアルに入ることになりました。これらの時期以降のチューダーは大きめの「デカバラ」、小さめの「コバラ」、盾の中に薔薇が入った「盾バラ」などいくつかの種類があります。

ロレックスとの違い

チューダーがロレックスの技術を擁しながらより安価な腕時計を製作する。=コスト削減。された部分はどこだったのでしょうか?

①【素材】

ロレックスでは❝904L❞という航空宇宙や化学分野などで使用されるスーパーステンレススチールとも呼ばれる素材を使用しているのに対し、チューダーは❝316L❞というより一般的なステンレススチールを使用しています。316Lは医療などにも使われ多くのブランドも採用するステンレス。

②【ムーブメント】

ロレックスでは古くから自社開発ムーブメント=マニュファクチュールムーブメントを使用してきましたが、チューダーではETA社の汎用ムーブメントを使用していました。(ETA社のムーブメントはオメガなど有名メゾンも使用している大手ムーブメント)

※現在はチューダーも自社ムーブ

③【ロレックスのパーツを使用】

専用のパーツを開発・製造するのではなくロレックスのパーツを流用することで製造コストを削減していました。

※現在はチューダー専用のパーツを使っておりロレックスのパーツは使われていない。

このような部分が当時チューダーがロレックスの廉価版として発売される中でコストカットされた主な内容になります。そのほとんどが一流時計メーカーの数々と比較しても決して劣らないレベルであり、あくまでもロレックスが高性能すぎるとも言えます。

しかし2010年代からは特にチューダーはロレックスのディフュージョンブランドではなく、自社開発に力を入れるとともに❝独立した一つのブランド❞としての歩みを加速させています。

ロレックスの類似モデル

元々はロレックスのディフュージョン=廉価版 ブランドだったこともあり腕時計のデザインそのものはロレックスと類似したモデルが現在も多いです。

チューダーRef.7922(左)とロレックスRef.6204(右)

(右)のロレックス初代サブマリーナーRef.6204が誕生したのは1954年とされていますが、同年チューダーは(左)のチューダー オイスタープリンス サブマリーナー Ref.7922を誕生させています。

非常に酷似しておりこれはある意味でディフュージョンブランドだからこそ許された所業と言えます。他社メーカーがこれをやったらパクリとして総叩きに合うことでしょう。

こういった起源から現行品においてもどこかロレックスの雰囲気を醸し出すチューダーウォッチは多いです。

  ブラックベイ×サブマリーナーデイト  

言わずもがな上の初代サブマリーナーから連なるチューダーとロレックスそれぞれのサブマリーナー現行モデルです。現代では共に自社ムーブメント搭載で70時間パワーリザーブ。ベゼル素材がチューダーはスチール製なのに対しロレックスはセラミック製。

ブラックベイRef.M79230NとロレックスRef.126610LN
ブラックベイ M79230Nサブマリーナー 126610LN
定価533,500円1,344,200円
※定価は2023年9月現在
ブラックベイRef.M79733NとロレックスRef.126613LN
ブラックベイ M79733Nサブマリーナー 126613LN
定価755,700円2,043,800円
※定価は2023年9月現在

  ペラゴス×シードウェラー  

ブラックベイよりもダイビング性能が上がったペラゴスは500m防水のペラゴスと200m防水だが39mmと着けやすいペラゴス39があります。対するロレックスのシードウェラーは1,220m防水、ディープシーが3,900m防水、ディープシー チャレンジに至っては11,000mと破格の防水性能を誇ります。

チューダーのペラゴスおよびペラゴス39はチタン素材というのが最大のメリットであり、これはロレックスだとディープシー チャレンジとヨットマスターにしか存在しないこととなります。

チューダーRef.M25600TNとロレックスRef.126067
ペラゴス M25600TNディープシー 126067
定価651,200円3,402,300円
※定価は2023年9月現在

  レンジャー×エクスプローラーⅠ  

スムースベゼルデザインのチューダーのレンジャーとロレックスのエクスプローラーⅠはそれぞれ探検を目的とした所から製作されておりそれぞれ類似する該当モデルです。

チューダーRef.M79950とロレックスRef.224270
レンジャー M79950エクスプローラーⅠ 224270
定価415,800円1,002,100円
※定価は2023年9月現在

  ブラックベイプロ×エクスプローラーⅡ  

形状は異なるものの共に24時間ベゼルとGMT針が備わっているなど類似点の多いブラックベイ プロとエクスプローラーⅡです。

チューダーRef.M79470とロレックスRef.226570
ブラックベイ プロ M79470エクスプローラーⅡ 226570
定価547,800円1,262,800円
※定価は2023年9月現在

  ブラックベイ31/34/36/41×オイスターパーペチュアル28/31/34/36/41  

共に31mm/34mm/36mm/41mm(オイスターパーペチュアルは28mmも)と豊富なサイズ展開があるなどこの2モデルもそれぞれの類似モデルです。

チューダーRef.M79680とロレックスRef.124300
ブラックベイ41 M79680オイスターパーペチュアル41 124300
定価532,400円837,100円
※定価は2023年9月現在

  ブラックベイGMT×GMTマスターⅡ  

共に2色に分かれたベゼルとGMT針を備えたGMTモデル。GMTデザインはチューダーとロレックスに限らずどのブランドでも似たデザインになることが多いですがチューダーとロレックスの兄弟ブランドはカラーリングも似ています。ロレックスではオイスターブレスとジュビリーブレスが選択できます。ベゼルはブラックベイ×サブマリーナーと同じでチューダーはスチール製、ロレックスはセラミック製。

チューダーRef.M79830RBとロレックスRef.126710BLRO
ブラックベイGMT M79830RBGMTマスターⅡ 126710BLRO
定価568,700円1,399,200円
※定価は2023年9月現在

コンビモデルのGMTは「黒×茶」の組み合わせで海外では「ルートビア」日本国内では「カフェオレ」といったニックネームで親しまれています。

チューダーRef.M79833MNとロレックスRef.126711CHNR
ブラックベイGMT M79833MNGMTマスターⅡ 126711CHNR
定価776,600円2,112,000円
※定価は2023年9月現在

  ブラックベイクロノ×デイトナ  

ロレックスは元々クロノグラフモデルが非常に少ないブランドとして知られており現在でも「デイトナ」と「ヨットマスターⅡ」しかありません。チューダーでは「ブラックベイクロノ」と「ペラゴスFXD」で、ヨットマスターⅡとペラゴスFXDはそれぞれヨット競技を楽しむ人向けへ作られています。

ブラックベイクロノはスチール製ベゼル、デイトナはセラミック製ベゼルです。

チューダーRef.M79360NとロレックスRef.126500LN
ブラックベイGMT M79833MNGMTマスターⅡ 126711CHNR
定価720,500円1,974,500円
※定価は2023年9月現在

とこの様に一部無理やりもありますがチューダーとロレックスにはそれぞれに対になるモデルがラインナップされており、チューダーではロレックスの半額~最大で1/3で購入が可能な定価設定になっているのも特徴です。

チューダーを選ぶ❝ 5 ❞つの理由

30代~50代の方にチューダーをおすすめする理由はいくつかあります。
2023年現在は各ブランドの平均価格が70万円から100万円オーバーになっています。それは昨今人気のラグジュアリースポーツウォッチやスポーツラインの時計こそ顕著です。

個人的なチューダーのおすすめ理由は以下の通りです。

 ①スノーフレーク針 イカ針 

今やブランドのアイコンにもなった特徴的なスノーフレーク針(日本では通称イカ針)です。他のブランドには無いチューダーだけの魅力の一つ。

 ②古き良きデザイン 

時代と共にメインデザインを残しながらも細かく進化しているロレックスに対し、当時のデザインを踏襲しているのがチューダーです。代表的なのはリベットブレスデザインの採用やリューズガードが無いという点。

 ③圧倒的なコスパ力 

チューダーはこれまでの歴史的背景もあり、ロレックス同等の技術力がありながら程よく価格を抑えてくれています。そのためコストパフォーマンスはどのブランドよりも高いと言えます。

 ④購入までのハードル 

ロレックスでは「よし買おう」と決めても正規店に在庫は無く、購入までには最低半年~1年、モデルによっては数年経っても買えない。なんてこともしばしば…既にチューダーでも在庫が無い状態は始まってますがロレックスよりは買えるチャンスが高そう。

 ⑤今後の相場UPへの期待 

将来もし手放す時に❝定価以上❞❝当時の購入額並❞になるかどうか、所謂リセールバリューは気になるところ。NEXTロレックスはどれか!というのはこの業界注目の話題ですが、ロレックスの弟ブランドならその最有力候補とも言えます。
現在時点でも一部モデルは定価以上で売買されています。

おすすめのチューダー

ここからは個人的におすすめ、狙うべきチューダーのモデルについてご紹介致します。現行モデルを中心に紹介していきますので参考になれば幸いです。

私がチューダーでおすすめするモデルの条件は

  ❝ ロレックスには無いデザインコードやカラーやサイズであること ❞  

になります。前述の通りチューダーにはロレックスと似通ったデザインのモデルも多く、見つけていると一目で「ロレックスかチューダーか」の判別が難しい場合も多々あります。チューダーは「脱ロレックスのディフュージョンブランド」という歩みを加速させていますがロレックスにもあるデザインの時計である以上、ロレックスの下位互換品という見方をされる事も無くはありません…。

そんな時に

  ❝ ロレックスには無いデザインやカラーやサイズ❞  

であれば「それを理由にチューダーにした。」と説明できますし、見栄とも言えますがやはりロレックスには無いというのは大きな魅力の一つと言えます。その観点からおすすめのチューダーをご紹介させて頂きます。

それぞれの現在時点(2023年9月)の買取価格も掲載しますのでリセールバリューの参考になればと思います。

  ヘリテージ ブラックベイ 79220  

2012年発表のブラックベイ ヘリテージよりRef.79220。
「ヘリテージ=遺産」という意味からも連想できるように70年代のチューダーを復刻させたデザインになっており
・イカ(スノーフレーク)針 
・ロゴにはチューダーローズ=薔薇 
・文字盤6時位置のスマイルロゴ=SELF WINDINGが湾曲している 

という秀逸なデザインです。
2012年当時はチューダー自体の日本での取り扱いが無かったために手に入れるには並行品以外に選択肢が無かった時代の一品で、ETAのムーブメントが搭載されている本作は2016年のチューダーマニュファクチュールムーブメント発表と共に廃盤、後継機に移行しています。

後継機以降はチューダーローズ=薔薇のロゴから盾ロゴになっておりRef.79220は今なお高い人気を誇ります。

2012年にバーガンディーベゼルの79220Rが登場し、
2年後の2014年にはネイビーベゼルの79220B
さらに1年後の2015年には黒ベゼルの79220Nが発売となりました。

しかし2016年には自社ムーブ搭載のRef.79230が発売となり、Ref.79220は廃盤となることから79220Bは2年の製造、79220Nに至っては半年~1年未満の製造で短命に終わるなど今となってはレア個体となっています。

再三になりますが当時の日本ではチューダーの正規店はありませんので日本定価というのは存在致しません。ですが2012年当時の79220の定価は$2,500=約35万円だったようです。(ちなみに当時のロレックスサブマリーナーデイト16610は定価約58万円)

79220 買取価格250,000-280,000円
※2023年9月現在

買取価格は現在30万円弱が最大で提示可能で、商品の状態などにもよりますがほぼ当時の定価のままの金額がご用意できます。それでも現在視点で売価で50万円ほどから販売されており、ロレックスを狙うよりは十分現実的です。買取価格、販売価格共にここ近年で上昇を続けており買い時かもしれません。

  ブラックベイ 79230  

79220の後継機として登場したのがRef. 79230 です。
2016年の発表~2023年の現在まで現行機として発売されているモデルです。(数年以内に廃盤になり全てCOSC クロノメーター仕様になっていく可能性あり)

79220の薔薇ロゴから79230は盾ロゴに変更されており、ムーブメントにはチューダーの自社開発ムーブメントMT5602が搭載されています。

79230には前モデルの79220同様に「バーガンディーベゼル(廃盤) 79230R」「ブルーベゼル 79230B」「ブラックベゼル 79230N」がリリースされており、2017年にはイギリスの大手百貨店ハローズのみの限定販売品として「グリーンベゼル 73230G」がリリースされています。2016年にはケースがPVD加工された 79230DK なんていうのも出ています。

個人的なオススメは
❝バーガンディーベゼル 79230R❞or❝ブルーベゼル 79230B❞
そして❝ グリーンベゼル 73230G ❞の3カラーになります。

理由は、

  ❝ ロレックスには無いデザインやカラーやサイズ❞  

だからです。バーガンディーカラー(赤)のベゼルはロレックスサブマリーナーには存在しません!またブルー系のネイビーベゼルはロレックスですとRef. 126619というホワイトゴールド素材のものしかなく定価はロレックス公式ホームページでは「問い合わせ」となっていますが約500万円もします!

 ROLEX 126619 サブマリーナーデイト 

ブラックダイアルにブルーセラミックダイヤルという最高に格好いいデザインではあるがホワイトゴールド素材のものしかなく高額。

そのため赤ベゼルそして青ベゼルの2種のSS(ステンレススチール)モデルはチューダーでしか購入できないカラーリングと言えます!これらは中古品であれば40万円前後で購入が可能です。

そしてグリーンベゼルを備えた 79230G は2017年にイギリスの老舗百貨店ハローズ限定モデルとして発売されました。その貴重さから2023年現在に購入するには並行や中古で探すしかありませんが70~80万円が必要になります。

しかしこれもロレックスのグリーンベゼル、通称グリーンサブ(緑サブ)では
16610LV(通称カーミット)=180万円~
116610LV(通称ハルク)=300万円~
126610LV(通称スターバックス)=250万円~

が必要になりますのでチューダー 79230G はかなりお買い得に思えます!

↑登場したロレックスの「通称」や「ニックネーム」はコチラから

79230 買取価格220,000-250,000円
※2023年9月現在

  クロノメーター ブラックベイ M7941A1A0RU  

2023年の国際見本市ウォッチ&ワンダーズで発表されたのがマスタークロノメータームーブメント搭載のブラックベイです。

マスタークロノメーターとは、METAS(スイス連邦計量・認定局)の規格で、様々な検査を行いそれを突破した時計にCOSC(クロノメーター)の認定が与えられ、そこからさらの複数の厳しい検査基準を満たしたものに「マスタークロノメーター」の認定が与えられます。

現在はバーガンディーベゼルのみですが今後はブラックベゼル、ネイビーベゼルもこのマスタークロノメーター認定モデルに切り替わっていくと思われます。

ダイアル6時位置には79230までの「CHRONOMETER」表記から「MASTER CHRONOMETER」になっています。

  特殊素材系 M79210/M79010/M79012  

続いておすすめするのがロレックスには扱われていない素材が時計作りに使用されている時計群になります。

・セラミックケースの M79210CNU-0001 
・シルバーケースの M79010SG 
・ブロンズケースの M79012M と M79250BA 

これらの❝セラミック❞ ❝シルバー925❞ ❝ブロンズ❞という3つの特殊素材およびプレシャスメタル=貴金属はロレックスでは採用されていない素材であり、それだけでチューダーを選択する大きな理由になります。

❝シルバー925❞ ❝ブロンズ❞は経年劣化で徐々にエイジングと呼ばれる変化をしていきますのでリセールは色の出方など好みがあり評価が難しい部分はありますが、自分だけの変化が楽しめます。

  ❝ ロレックスには無いデザインやカラーやサイズ❞  

になります。

  サイズ違い系 ブラックベイ58 79030/ ブラックベイ54 79000  

ロレックスのサブマリーナーのサイズはは 現行の 126610 は41mmケースであり一世代前の 116610 は40mmケースです。チューダーでも通常のブラックベイは41mmケースですが、2018年発売の 79030 は39mmケース、そして2023年発売の 79000 はさらに小さい37mmと現行のロレックスには無いサイズ感で発売されており欧米人よりも腕が細い日本をはじめとするアジア人にとっては有力な候補になります。

39mmサイズのブラックベイ58〔フィフティエイト〕の❝ 58 ❞は1958年に発表されたチューダーの200m防水ダイバーズウォッチ7924【通称ビッグクラウン】へのオマージュから命名されています。

2023年に発表されたばかりのブラックベイ54〔フィフティフォー〕は上でも紹介した1954年発売のサブマリーナーへのオマージュで当時同様の37mmサイズとなっています。

ブラックベイ54の79000Nは発売間もないため正規店以外で購入する場合には定価以上の約60万円が必要になります(定価は478,500円)が、ブラックベイ58の79030Nは中古品で40~45万円での購入が可能なようです。

7903Nはサイズ以外にカラーリングもロレックスには無いカラーコードですのでチューダーを選ぶ大きな理由です。

  ❝ ロレックスには無いデザインやカラーやサイズ❞  

はクリアしています!

79030 買取価格250,000-300,000円
※2023年9月現在

  ペラゴス M25600 ペラゴス39 M25407  

2012年に発表されたチューダーのダイバーズウォッチの上位互換モデルでもあるペラゴス。ロレックスで言うとサブマリーナーの上位互換のシードウェラーに当たりますが、2015年にペラゴスはフルモデルチェンジによりチタンケースになりました。

さらに2022年にはペラゴスの42mmケースから39mmにサイズダウンして普段使いしやすくなったペラゴス39もリリースされています。

・イカ針
・ブルーダイヤル×ブルーベゼルのカラーリング
・チタンケース

というのはいずれもロレックスには無いデザインコードです。チューダーのアイコンと化している「イカ針」はもちろんですがブルー×ブルーの組み合わせはロレックスではK18YGとのコンビモデルや金無垢モデルにしか存在しないため79230で紹介したロレックス126619同様高額は避けられません。

 ROLEX 126613LB / 126618LB サブマリーナーデイト 

共にブルーダイヤル×ブルー文字盤という色組み合わせだがYGコンビモデルか金無垢モデルのみで、前者は定価2,043,800円、後者は5,102,900円。

さらにカラーだけでなくロレックスではチタン素材ケースとバンドはとても実用的とは言えない(潜水力を追い求めて製作された)ディープシーチャレンジとヨットマスターのみで採用されておりこれもかなりの高額となります。

  ❝ ロレックスには無いデザインやカラーやサイズ❞  

はペラゴスも十二分に備えています。
ペラゴスはチューダー正規店では定価651,200円
ペラゴス39は定価609,400円
ですのでコスパ抜群と言えます。

ペラゴス 買取価格350,000-400,000円
※2023年9月現在

以上が私が個人的にピックアップしたチューダーで狙うべきモデル選になります!

その他ブラックベイGMTやブラックベイ クロノ、ブラックベイプロ、レンジャーなども概ねロレックスの半額~1/3の金額で購入可能と「価格面」では優れていますが〔デザイン〕〔カラー〕〔サイズ〕のロレックスとの差別化という今回の選考基準からは漏れており、選考外とさせて頂きました。

まとめ

2010年代からロレックスのディフュージョンブランドという立ち位置から離れ〔一つの時計メゾン〕としての道を歩みだし、2018年に日本に正規上陸したチューダー。

その魅力を兄弟ブランドのロレックスと比較した上で2023年現在のおすすめモデルを紹介させて頂きました。昔からロレックスの弟ブランドとして同等の技術力を有しながらもより普及させるための価格設定やカラーリングを採用してきた歴史は現行品にも生きています。

「次に高騰するブランドは?」という問いに必ず候補に上がるだけあってチューダーは実用使いもさることながら資産としても有力なブランドです。

一般知名度はロレックスやオメガには及びませんが10年20年と経つにつれて今のミドルクラスの時計から脱皮し、ハイクラスランクに名を連ねる未来もあり得ない話ではありません。

ロレックスのサブマリーナーデイト 16610 は2007年当時日本定価588,000円でした。そして16年たった現在のサブマリーナーデイト 126610 は1,324,000円です。そう!!!今のチューダーブラックベイ 79230 が定価533,500円ですから15年後にはロレックス同様に価格が倍以上に!なんてこともあり得ない話では無いのです。

もちろんこれは円相場なども関係してくることではありますが。

当店では今回紹介してきた現行品や準現行品だけでなくチューダーのヴィンテージウォッチや70~80年代の時計であってもお預かりや買取可能ですのでお気軽にご相談ください。

買取・質入れ お気軽にご相談ください。

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【 ロレックス ニックネーム 】2023年最新版ロレックス代表的ニックネーム14種 あだ名を知るとさらに愛着が湧く!新作GMT126713GRNRは大胆予想!相場も確認【スタッフブログ】

  ニックネーム【nickname】=親しみやからかいの気持ちを込めて呼ばれる、本名以外の名。 愛称。あだ名。 

人間関係を築く上でも友人同士や仕事仲間さらにはアイドルや芸能人、スポーツ選手といった推しの対象までニックネーム=愛称=あだ名で呼ぶことでさらに愛情が深まり、さらにはその方面の❝通❞のようになっていきますよね!

時計界にもそんなニックネームを持つモデルが多数存在します。
今回は ロレックス でニックネームが付けられたモデル14種を紹介します。

ロレックスのニックネームは実は非常に多く、例えば経年劣化を経て退色したモデルを表すニックネームやシードウェラー〔Ref.16660〕の通称❝トリプルシックス❞ようにリファレンス由来のものなど様々です。

今回紹介する14種は元々のモデルのカラーリングなどからニックネームが付いたものを取り扱います!それでは早速いきましょう。

GMTマスターⅡの各ニックネーム

GMTマスターおよびGMTマスターⅡはロレックスを代表する超人気モデルで第二時間帯や第三時間帯の表示が可能といった機能面以前に、2色のバイカラーによって形成されたベゼルが特徴的かつデザイン性にも優れたモデルです。ロレックスファンはそれぞれのカラーリングを判別するためにニックネームを付けてきました!

 ①ペプシ 

Ref.16700
16710
126710BLRO

個人的にではありますがおそらく最も有名なニックネームを持つロレックスではないでしょうか?それと同時に誰もが通称:「ペプシ」というあだ名を聞いてしっくり来るモデルではないでしょうか?青と赤で構成されたベゼルは正にコーラで有名なペプシのカラーリングです!

「GMTのペプシが~」という会話は少しでもロレックスや時計に興味のある人ならだれもが「ああ!あれね!」と理解するモデルです。

そしてこのGMTマスターのペプシは初代Ref.6542からこの青×赤というカラーリングが採用されており後にカラーが増加していくにつれて付いていくニックネーム達にも影響を与えていきます。

GMTマスター ペプシ リファレンス最新買取価格目安
16700900,000-1,100,000
16710900,000-1,100,000
126710BLRO1,800,000-2,000,000
※状態や付属品により価格は変動します

ビビッとな青×赤のペプシカラーの組み合わせは人気が高く他のカラーリングよりも相場が高いです!特にGMTマスターⅡのベゼルがセラクロム(セラミック製)になった116710時はペプシは一時廃盤となっており余計に126710BLROの人気が高い要因になっています。

 ②コーク 

Ref.16710

続いてGMTマスターⅡになった16710時に製造されていた黒×赤ベゼルの通称:「コーク =コーラ」になります。ペプシというニックネームが後のカラーモデル達に影響を与えたというのが既に分かったかと思います(笑)

GMTマスター コーク リファレンス最新買取価格目安
16710900,000-1,100,000
※状態や付属品により価格は変動します

初代から存在するペプシカラーに対抗してかユーザー達の付けたニックネームは「コーク」と海外特有のオシャレさが出ています!そしてこのコークから16710以降では116710でも現行の126710でも存在しないため手に入れるなら16710もしくは16760しかありません。

 ③ルートビア 

Ref.16713
16753
126711CHNR

特定のモデルだけでなくロレックスのGMTマスターシリーズで茶×黒系を用いたカラーは通称:「ルートビア」といった愛称が付けられています。ルートビアとはアメリカの炭酸飲料でアルコールは入ってません。日本では通称:「カフェオレ」としても呼ばれています。

日本では「ロレックスのカフェオレ」でも「ルートビア」でもどちらでも通じるとは思いますが海外では「ルートビア」で通っていますのでご注意ください。笑

GMTマスター ルートビア リファレンス最新買取価格目安
16753800,000-1,100,000
16713900,000-1,200,000
126711CHNR1,800,000-2,100,000
※状態や付属品により価格は変動します

現行の126711CHNRは黒文字盤なのに対し16713はブラウン文字盤なのもあって旧モデルも一定の相場を維持しています。

  ④バットマン / バットガール 

Ref.116710
126710

続いて2013年に登場した黒×青の組み合わせです。2013年はGMTマスターⅡにとっても大事な年で一番の変化はベゼルにセラクロム素材(=セラミック)が使用されたことでした。これにより耐蝕性が増すなど格好良さだけでなく機能面でも進化しました。

そこで登場したのがNEWカラー黒×青でした。
一説には当初セラミックでの赤と青の組み合わせを再現するのが技術上困難だったため。という話もあります。

 通称:「バットマン」 ドドン! 

GMTマスターは一貫してドリンク縛りなのかと思ったら黒×青はバットマンでした!実はこのアメコミなどのキャラクター系からニックネーム付けるのも欧米あるあるなんです!バットマンは近年の実写映画なので漆黒のイメージもありますがコミックでは時代によってこのブラック×ブルー的な時もあるんです。

そしてもう一点。
発売当初からこのGMTマスターのバットマンはオイスターブレスレットしか無かったのですがその後ジュビリーブレスが追加されました。

こちらですね。オイスターブレスのバットマンとの対比でこのジュビリーブレス版を通称:「バットガール」なんて言ったりもするんですがこちらはあまり定着していません。笑 「バットガール」と説明するよりも「バットマンのジュビリー」と言った方が皆分かってくれるはずです。

GMTマスター バットマン リファレンス最新買取価格目安
116710BLNR1,400,000-1,600,000
126710BLNR1,500,000-1,700,000
※状態や付属品により価格は変動します

バットガールと呼ばれるジュビリーブレスタイプの方が相場高めです。

 ⑤スプライト 

Ref.126720VTNR

2022年の新作として彗星の如く爆誕した126720VTNRは発表直後からネット界隈を中心にどのニックネームにするのかが話題となっていました。その結果通称:「スプライト」というドリンク系からインスパイアされたニックネームが一応のことじんわーり定着している所です。笑 スプライトというと緑×黄のイメージなので126720VTNRの黒×緑には少し合わない感じがします(笑)

実際にはこの126720VTNRは時計自体が唯一のレフティ仕様なこともあって「GMTのレフティ」と呼ばれていることの方が多いです。

GMTマスター スプライト レフティ リファレンス最新買取価格目安
126720VTNR2,000,000-2,400,000
※状態や付属品により価格は変動します

 2023年新作GMTマスターⅡ 126713GRNR ニックネーム 

そしてこれですよね2023年の新作。発表されて約1ヵ月ほど経ちましたが様々なネット掲示板を見てもまだニックネームは確定してないですこちらも!正直な話レフティ同様にカラーリングも素材も唯一無二(YGのコンビは初)なので「ロレックスGMTのYGコンビのやつ」と言えば通じてしまうとは思いますが(笑)

ここまでGMTマスターⅡには一貫してニックネームを与えてきたロレックスファン達は必ずや126713GRNTの黒×灰にもニックネームを求めるはずです!

そこで大和屋質店がその候補を推薦したいと思います!!
……ドリンク系か欧米キャラクター系で何か良いものを…..!

大和屋質店「これだ!!」

という事で私が推すのはこの3つ
・ダースベイダー(スターウォーズ) 
・ジャック スケルトン(ナイトメアビフォアクリスマス) 
・ヴェノム 

いかがでしょうか?どれも黒×灰を基調とした欧米屈指キャラクター達です!
…が金要素足りませんよねwダースベイダーはオールブラック感強いですし。と!いうことで最推しはヴェノム、次いでジャックスケルトンです。他に何か適したニックネームがあれば教えてください!

サブマリーナー系の各ニックネーム

 ⑥スマーフ 

Ref.116619LB
126619LB

2008年にサブマリーナー初のホワイトゴールドモデルとして発表されたのが116619LBでした。ホワイトゴールド特有の風合いに青い文字盤と青いベゼルを携えた唯一のカラーリング使用となっており通称:「スマーフ」と呼ばれています。

スマーフはベルギー生まれの青い妖精で日本でもアニメ放送がされています。

サブマリーナー スマーフ リファレンス最新買取価格目安
116619LB3,500,000-4,000,000
126619LB3,500,000-4,000,000
※状態や付属品により価格は変動します

 ⑦カーミット 

Ref.16610LV

2003年のサブマリーナー生誕50周年に発表されたのが緑色のサブマリーナーでした。そしてその16610LNのニックネームが通称:「カーミット」です。カーミットはセサミストリートなどにも登場していたキャラクターで「世界で最も有名なカエル」と称され現在ではディズニーが権利を持っています。

グリーンのサブマリーナーはそれぞれの世代(リファレンスごと)にそれぞれのニックネームがついているのが特徴的です!

サブマリーナー カーミット リファレンス最新買取価格目安
16610LV1,500,000-1,600,000
※状態や付属品により価格は変動します

2003年-2004年に製造されていた「ファット4」と呼ばれる個体はレア度が高くさらに高い個体となります。

 ⑧ハルク 

Ref.116610LV

2010年に発売されたのが16610LVの後継機種で116610LVです。ベゼルがセラクロムに変更になり文字盤もグリーンで統一されました。発表当初はコントラストが効いてる黒ダイヤル×緑ベゼルの組み合わせの方が格好良いのでは?なんて声も聞こえてきましたが緑×緑が激レアで大人気モデルとなりました。

ニックネームは「ハルク」と呼ばれています!
バットマン同様にアメコミからのネーミング。

そしてこのハルク、2020年に登場する現行でもある後継機種126610LVよりも市場価格が高くなっているほどの人気が過熱しています。

サブマリーナー ハルク リファレンス最新買取価格目安
116610LV1,800,000-2,000,000
※状態や付属品により価格は変動します

 ⑨スターバックス 

Ref.126610LV

そして2020年に出た第三世代グリーンサブマリーナーがこの126610LN通称:「スターバックス」です。GMTペプシ以来の「ドンピシャ」感が強いニックネームです。カラーリングは16610LVのカーミットと一緒なのでセラミックベゼルのカーミットと呼ぶ人もいますが、差別化のために「スタバ」の方が良さそうです。

ですがこのスタバロゴ、実は2011年にグリーン一色のものに変更されているんですよね(笑)とはいえスタバと言えばこのグリーンの枠に黒で女神がイメージ強いです。

サブマリーナー スターバックス リファレンス最新買取価格目安
126610LV1,500,000-1,750,000
※状態や付属品により価格は変動します

ロレックス人物が由来の各ニックネーム

 ⑩スティーブ・マックイーン 

Ref.1655

ほとんどの場合、人物名=ニックネームになる場合はその人物が愛用していたことで一大ムーヴメントを巻き起こしたなどであることが多いがこのエクステンションⅡ Ref.1655は決してスティーブ・マックイーンが愛用していたわけでは無く、広告起用されたモデルだそうです。

通常広告起用品がそのままその人のアイコン化することは稀ですが(その人用に作られたオリジナルモデルではないため)それだけスティーブ・マックイーンがスーパースターだったということでしょう。

むしろスティーブ・マックイーンが愛用していたのはサブマリーナー Ref.5512で、実際に「マックイーン ロレックス」などで検索するとどちらもヒットします。ですが海外ではマックイーン=エクスプローラーⅡとして扱われることが多く海外オークションでもエクスプローラーⅡ 1655が出品される際は「Steev McQueen」と書かれています。

ちなみにスティーブ・マックイーンは1960年代~70年代のハリウッドのスーパースターです。

ロレックス スティーブ・マックイーン リファレンス最新買取価格目安
16552,000,000-2,500,000
5512800,000-1,200,000
※状態や付属品により価格は変動します

 ⑪ポール・ニューマン 

Ref.6239
6241
6263

俳優ポール・ニューマンこと本名ポール・レナード・ニューマンは1950年代などから俳優として活躍しアカデミー賞を3度も受賞、監督業や政治活動なども積極的に行っていたアメリカが誇るスーパースターの一人です。

1969年に公開した映画『レーサー(原題:Winning)』の主演男優であり役作りのためにに通っていたレーシングスクールでカーレースに本格的にハマり、1969年にプロレーサーとしてデビューしました。

プロレーサーデビューの時にポールニューマンの妻であるジョアン・ウッドワードがポール・ニューマンにプレゼントしたのがデイトナRef.6239でした。

ポール・ニューマンのレース熱はスターの遊びでは無くル・マン24時間レースで総合2位になるなど結果を出し、デイトナの人気を過熱させる要因となりました。

ポール・ニューマンが愛用したのはRef.6239でしたが現在では60~70年代に製造された手巻き式デイトナで※エキゾチックダイヤルのものを指します。そのためRef.6239だけではなく、Ref.6241やRef.6263のものもポール・ニューマンモデルと呼ばれます。

※エキゾチックダイアル=ダイアル(文字盤)とインダイアルの色が反転しているかつ、インダイアル内に独特なアラビア数字フォントがある

ロレックス ポール・ニューマン リファレンス最新買取価格目安
6239
6241
6263
※状態や付属品により価格は変動します

これらは個体数も非常に少なく、「幻の時計」とも呼ばれておりよほどのマニアでない限り所持していることすら無いと思われます。

 ⑫ジョン・メイヤー 

Ref.116508

現在のロレックスの現行ラインナップからは姿を消した金無垢デイトナのRef.116508。2016年-2022年まで製造販売されていたモデルです。

先にジョン・メイヤーから紹介します。
ジョン・メイヤーは米Rolling Stone誌の2007年2月号ではジョン・フルシアンテ、デレク・トラックスと共に現代3代ギタリストにも選ばれるなど現代を代表するアーティストの一人です。数々の浮名を流すロックスターでもあり、テイラー・スウィフトやケイティー・ペリーといった歌姫とも交際していました。

「時計の愛好家」としても有名で時計ブログ「Hodinkee」にも度々登場しています。

話を時計に戻します。
Ref.116508が発売されたのは2016年でした。セラミックベゼルを携えたステンレススチール製の新型デイトナRef.116500LNが発表されたタイミングと同じで(下記写真の左2本)世界中が今も夢中になり続けている時計です。

このステンレススチール製のデイトナ116500LNの陰に隠れてRef.16508の金無垢×グリーンダイアルのデイトナは日の目を浴びませんでした。このイエローゴールド×グリーンという如何にもアジア受けしそうなデザインに誰もが見向きもしませんでした。

そんな店頭の隅っこで誰も見向きもしなかったデイトナRef.16508をジョン・メイヤーは購入しました。そして「今後価値が上がる時計」として前述のHodinkeeで紹介したのです!そこから瞬く間に注目が集まり、一気にプレミア化が進みました。

さらに2023年にひっそりとロレックスのラインナップから姿を消したことで更なる相場高騰も考えられます。

ちなみジョン・メイヤーはこのモデルを❝クリスマスダイアル❞と呼んでいますが世界的にはもう❝ジョン・メイヤーモデル❞がニックネームとして認知されています。

デイトナ ジョン・メイヤー リファレンス最新買取価格目安
1165087,000,000-8,500,000
※状態や付属品により価格は変動します

それ以外のニックネーム

 ⑬パンダ 

Ref.16500LN
126500LN

これはもう見たまんまですね。笑
ロレックスに限らずですが白×黒のコントラストカラーリングのものは❝パンダ❞と呼ばれることが多いです。その中でも2016年に発売されたステンレススチールにセラミックベゼルを備えたデイトナRef.16500LNの白文字盤はカラーバランスもまさにパンダですね。

ロレックス デイトナ リファレンス最新買取価格目安
116500LN 白文字盤3,000,000-3,500,000
116500LN 黒文字盤2,200,000-2,800,000
※状態や付属品により価格は変動します

まとめ

今回はロレックスのニックネームをまとめてみました。13種+126713GRNRの予想を含めた14種類を紹介しました。ロレックスのニックネームはどれも欧米の雰囲気で名付けられるのでおしゃれ度が増します!笑

グリーンサブマリーナーはその年代によってニックネームが変化しているのも個人的面白ポイントの一つです!

ニックネームを知ることでさらに愛着が増しますし、業界の人間であればそのほとんどがロレックスのニックネームが知ってると思いますので問い合わせの時でも通じると思います!

新作GMTマスターⅡの126713GRNRは流通量も少なさそうですからニックネームが決まって定着するまでに何年もかかりそうですね(笑)

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2023年のロレックスの新作については下記ご参照ください!

時計

ロレックス〔ROLEX〕
オメガ〔オメガ〕
パネライ〔PANERAI〕
オーデマピゲ〔AUDEMARS PIGUET〕
パテックフィリップ〔PATEK PHILIPPE〕
ブライトリング〔BREITLING〕
セイコー〔SEIKO〕
ウブロ〔HUBLOT〕
タグ・ホイヤー〔TAG HEUER〕など

ジュエリー

カルティエ〔CARTIER〕
ブルガリ〔BVLGARI〕
ティファニー〔TIFANY.CO〕
ヴァンクリーフ&アーペル
〔VAN CLEEF & ARPELS〕
ハリーウィンストン〔HARRY WINSTON〕
など

バッグ・ブランドアイテム

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グッチ〔GUCCI〕
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貴金属類



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