【カルティエ】タンク マストが品番変更・仕様変更!ソーラービートとクォーツ、それぞれの旧モデルとの新旧の違いは?WSTA0089 WSTA0110【スタッフブログ】

老若男女問わず大人気のカルティエのウォッチ「タンクマスト」で仕様変更とそれに伴う品番(=リファレンス)変更が行われています。対象となっているのはソーラービート ムーブメント搭載のタンク マストSM ソーラービート ムーブメント WSTA0060とタンクマストLM ソーラービート ムーブメント WSTA0059、さらにクォーツ ムーブメントのタンク マストSM WSTA0042も仕様変更と品番変更でマイナーチェンジをしております。

 カルティエ タンク マスト 仕様変更 WSTA0042 WSTA0110 WSTA0089 WSTA0090

以前当ブログではカルティエのパンテール ウォッチの型番&仕様変更について記事を書かせて頂きましたが、カルティエ製品の仕様変更と型番(品番)変更は大々的な発表を行うことなく突然行われていることがありますのでカルティエ製品の購入を検討中の方や、ユーザーは困惑することもあるかと思います。

今回は「タンク マスト ソーラービート ムーブメント モデル2種」と「タンク マスト クォーツ ムーブメント モデル」の仕様&品番変更について解説を行います。

・タンク マスト ウォッチ SM ソーラービート™ 品番 WSTA0060
→タンク マスト ウォッチ、スモールモデル、光起電発電 ソーラービート™ 品番 WSTA0089

・タンク マスト ウォッチ LM ソーラービート™ 品番 WSTA0059
タンク マスト ウォッチ、ラージモデル、光起電発電 ソーラービート™ 品番 WSTA0090

カルティエ タンク マスト

カルティエより2021年のウォッチ&ワンダーズで新作として発表されたのがタンク マストのソーラーバッテリー ウォッチです。カルティエ史上初のソーラーバッテリーウォッチとして発表された 「タンク マストSM ソーラービート™」と「タンク マストLM ソーラービート™」です。約16年間稼働できるというカルティエの革新的な開発は人気を呼び、正規店にて品切れ状態が続くと言うこともありました。

新品番&仕様変更されたタンク マストWSTA0060とWSTA0059は日本国内では2024年11月8日より全国発売となったようです。

新生タンクマスト スモール WSTA0060とラージ WSTA0059には外観上の変更点はありません。

海外ではサイレントリリースとされており、カルティエは大々的に発表していませんが搭載ムーブメントのソーラービート™がVersion 1(V1)からVersion2(V2)へと進化しているようです。

カルティエの日本公式サイトの商品ユーザーガイドでは紹介されておりませんが、海外では旧タンク マスト ソーラービート™のV1と新タンク マスト ソーラービート™のV2の違いが公式より紹介されています。

タンク マスト ソーラービート V1とV2の違い
旧 ソーラービート
WSTA0060 WSTA0059
【V1】
新 ソーラービート
WSTA0090 WSTA0089
【V2】
晴れの日の太陽光での❝1日分❞の充電4分2分
晴れの日の太陽光での❝再起動❞の充電1時間30分
晴れの日の太陽光での❝5カ月分❞の充電9時間5時間
充電方法下記下記
旧ソーラービート V1 WSTA0059 WSTA0060

旧ソーラービート™ V1ではローマ数字部分がくり抜かれていて、その部分から光を取り込んでいました。通常セイコーやシチズンなどに代表されるソーラーウォッチはその充電効率を最大化するために半透明とも言える独特な文字盤を使用せざるを得ませんでした。カルティエは自らのデザイン性を損なわないためにもローマ数字インデックスを切り抜くという策に出たのがこれまでのソーラービートでした。

新ソーラービート V2 WSTA0089 WSTA0090

2024年11月から発売されている新ソーラービート™ V2では文字盤に肉眼では確認のできないごく微小の穴が無数に空いており、文字盤全体から光を取り込むことができます。

カルティエは2021年のソーラービートモデル発表から約3年でV2という新たなムーブメントと光を取り込む方法のシステムを開発したことになります。新品番になったタイミングでの定価の改定はありませんでした。¥517,000。

タンク マスト SMのクォーツムーブメント モデルであるWSTA0042も2025年現在、品番の変更と仕様の変更がされています。新品番はWSTA0110となっています。

タンク マスト WSTA0042 WSTA0110 違い

旧品番WSTA0042と新品番WSTA0110を比較して異なる点は一つで「裏蓋に使用されているネジの形状の変化」です。これまでは一般的なマイナス型のネジが使用されていましたが、カルティエでは昨今徐々にウォッチに使用されるネジを特殊な形状のものへと変更していっています。

特殊形状のネジに合うドライバーは、即座に用意できるためのものではないためカルティエは社外で自社の時計が開閉されることを防ぎに入ったということでしょう。

現在は仕様と品番の変更が無いLMサイズについてもほぼ間違いなく今後同様の変更が行われることは間違い無いでしょう。

ソーラービート™ モデルについては今後V1のWSTA0059やWSTA0060と新型V2のWSTA089とWSTA0090に相場の違いが出てくると思います。

充電効率を見ると、この2種類の新旧の違いは大きなものでありユーザー目線で見たときに新型ソーラービート™ ムーブメント搭載モデルの需要が高まると思います。ですがV1でも日常生活に十分なクオリティのムーブメントであるのは間違いありませんので、相場に違いが出ても1割程度の差になるのではないでしょうか。

カルティエ 買取 質入れ・質預かり 相場

一方でクォーツムーブメントのWSTA0110については相場への影響があるかは現時点では予測不能です。

理由としてカルティエのタンク マスト クォーツは電池交換の頻度が高いわけではなく、また延長保証に入ることで8年間の正規保障が付きます。さらに裏蓋に使用されている特殊なネジ形状についても、おそらく近い将来にはカルティエ専用のドライバーという形で工具が商品化されると思います。

国内販売定価が同じタンク マストのソーラービートとクォーツですが、2025年3月現在時点でソーラービート™モデルの方がクォーツモデルよりもやや高値です。CHRONO24では旧ソーラービート™のタンク マストSM WSTA0060が新品未使用品で57~60万円で販売されているのに対し、クォーツのタンクマスト SM WSTA0042の新品未使用品は45万円~58万円で販売されているなどの差があります。

海外を含めてSNSなどを見渡してもソーラービート™モデルはウェイティング状態の方も見られるなど需要に対して供給が追い付いていないようにも映ります。

カルティエは今回のタンク マストの仕様変更と品番変更でも分かる通り❝サイレントリリース❞しがちであります。笑 通常であれば大きな展示会のタイミング、時計であれば毎年3~4月に開催されるウォッチ&ワンダーズなどで発表される所ですがカルティエはいつの間にかに変更がされています。

ムーブメントの進化・変更などは他ブランドでは大ニュースですが、それを❝サイレント❞で行ってしまうのがカルティエの凄い所です。

カルティエはやや相場の下落が見られている高級時計史上において相場の上昇が見られる数少ないブランドの一つです。世界五大ジュエラーに数えられながら時計史においても重要な役割を担っています。

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