ヴァンクリーフ&アーペル〔Van Cleef & Arpels〕が2024年6月4日より価格改定を行いました。事前にヴァンクリーフ&アーペルからの価格改定公式案内が出ていたこともあり、価格改定発表から価格改定日へは来店予約が殺到するなどの状況だったようです。ヴァンクリーフ&アーペルの主要商品でもあるアルハンブラコレクションを例にしながら価格改定の様子や海外との価格差を見て参ります。

5月にはカルティエ、6月1日にはロレックスさらに6月11日にはティファニーの価格改定が予定されているハイブランド業界。価格改定の理由はいくつかありますが近年の日本国内で共通しているのが「値上げ」であることです。
現在の円安が加速している状況では致し方ない事実です。
それではヴァンクリーフ&アーペルを改めておさらいしながら2024年6月4日からの新価格をチェックしましょう。
ヴァンクリーフ&アーペル
ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)の歴史は1896年にパリの宝石商の娘、エステル・アーペルとオランダ出身のダイヤモンド商で宝石研磨職人の息子、アルフレッド・ヴァン クリーフが結婚したことから始まります。
アルフレッド・ヴァンクリーフはエステルの兄とヴァンドーム広場22番地に最初のブティックをオープンさせます。そこには現在まで変わらずメゾンの本店が存在しています。
ヴァンドーム広場には数多くの有名宝石店が立ち並び
その始祖となるブシュロンが1893年にオープン。
1898年にカルティエ、
1902年にショーメ、
1906年にヴァン・クリーフ&アーペルなどフランスを代表するジュエラーが軒を連ねています(◍´◡`◍)

ヴァンクリーフ&アーペルを知らない。という方もいますがヴァンクリーフ&アーペルは世界5大ジュエラーに名を連ねるなど世界的なブランドの一つです。
✔ハリー・ウィンストン
✔カルティエ
✔ヴァンクリーフ&アーペル
✔ティファニー
✔ブルガリ
という錚々たるメゾンに並ぶ名門がヴァンクリーフ&アーペルです。日本への出店も実はフランスのジュエラーとしては一番早く1973年に銀座に旗艦店をオープンさせています。ちなみにカルティエの日本初出店は翌年1974年。
アルハンブラ コレクション
ヴァンクリーフ&アーペルの中でもアイコンとも言えるコレクションが「アルハンブラ コレクション」です。アルハンブラの特徴は四葉のクローバーをモチーフとしたデザインでもあるアルハンブラ コレクションです。

アルハンブラというコレクション名はスペインの世界遺産でもあるアルハンブラ宮殿から取られたと言われています。アルハンブラ宮殿の城壁に四葉のクローバーをモチーフとしたデザインがあったことからインスパイアされたとの説があります。ちなみにアルハンブラとは元々アラビア語で「赤い」の意味を持つ名詞・形容詞が語源とされています。
アルハンブラが正式に発表されたのは1968年ですが、ヴァンクリーフ&アーペルというメゾンが四葉のクローバーをモチーフとしたジュエリーは1920年代から確認されています。
アルハンブラの逸話の一つとしてあるのが、創業者エステル・アーペルの甥であり、天性の収集家として知られるジャック・アーペルが自宅の庭で四つ葉のクローバーを見つけては摘み取り、「決して希望を失ってはならない」というメッセージを込めたアメリカの詩「Don’t Quit」とともに、同僚に贈ったのだといいます。
そんなジャック・アーペルの口癖でもあった
「幸運になりたければ、幸運を信じなさい」
ジャック・アーペル
という言葉がアルハンブラ コレクションには込められています。以降モナコ公妃グレース・ケリーをはじめとする数えきれない程の女性がこのアルハンブラに魅了され続けて現代に至ります。
現在は3サイズでの展開があり
大=マジック アルハンブラ
中=ヴィンテージ アルハンブラ
小=スウィート アルハンブラ
となっています。
ヴァンクリーフ&アーペル 2024年6月4日価格改定
2024年6月4日より実施されたヴァンクリーフ&アーペルの価格改定にて具体的にどう変わったのかを見て参ります。価格改定の理由は大きく2つがあります。
①原材料や人件費に伴う価格改定
②為替レートによる国内外の価格調整のための価格改定
今回のヴァンクリーフ&アーペルは上記の①②のどちらもでしょう。前回のスタッフブログ【 ロレックス 】6月1日~ 2024年2回目の価格改定 ゴールド製モデルが微増の値上がり 詳しい内容と中古市場への影響とは【スタッフブログ】でも紹介した通り、現在金相場価格が高騰しており金=ゴールドを原材料として扱うジュエラーにとっては大きな問題です。続いて現在の日本では円安が加速しておりこの為替レートに沿った定価調整も同時に行う必要があります。
以上を踏まえた上でアルハンブラを例に今回の価格改定を見ていきます。
①ヴィンテージ アルハンブラ ネックレス

石はオニキスを例とします。大中小と3サイズの展開があるアルハンブラの真ん中の「中」に当たるヴィンテージアルハンブラ。『価格改定前の401,500円➔434,500円と約8.2%の値上げ』

『アメリカ定価は2,750ドル➔2,830ドルで約2.9%の値上げ』日本の方が大幅に値上げしていますがこれはドルVS円の為替レートの影響です。価格改定前はアメリカ定価の2,750ドルに対して日本定価は401,500円と為替レートが1ドル=146円で設定されていたものの、新価格ではアメリカ定価2,830ドルに対して日本定価434,500円と為替レートが1ドル=153.5円で設定されています。
ちなみに当ブログ執筆時の為替レートは1ドル=156.11円なので若干お得に日本定価が設定されております。例えば本日時点で日本円➔アメリカドルに両替を行い、アメリカのヴァンクリーフ&アーペルでヴィンテージアルハンブラネックレス オニキスを購入した場合、実際には2,830ドル分の日本円=441,791円が必要になりますので日本のブティックで購入した方がややお得です(◍´◡`◍)(※両替手数料やアメリカへの移動費は無視した場合)
大サイズのマジックアルハンブラネックレスと小サイズのスウィートアルハンブラネックレスの価格改定は以下の表の通りです。
| サイズ(石) | 6.4日本定価価格改定 | 6.4アメリカ定価価格改定 |
|---|---|---|
| マジックアルハンブラ(オニキス) | 880,000円➔951,500円 | 6,100ドル➔6,250ドル |
| スウィートアルハンブラ(MOP) | 221,100円➔238,700円 | 1,520ドル➔1,570ドル |
マジックアルハンブラ ネックレスの場合、『日本定価は880,000円➔951,000円で約8.1%の値上げ』です。『アメリカ定価は6,100ドル➔6,250ドルで約2.5%の値上げ』となっており為替レートは1ドル=152.1円計算。
スウィートアルハンブラだと『日本定価は221,100円➔238,700円で約8.0%の値上げ』となっています。一方の『アメリカ定価は1,520ドル➔1,570ドルで約3.2%の値上げ』で為替レート1ドル=152.0円計算。
日本国内定価ではスゥイート➔ヴィンテージ➔マジックとサイズが大きくなっても価格改定率は「8.0~8.2%」とおおよそ同程度ですがアメリカ定価ではスゥイート(+3.2%)➔ヴィンテージ(+2.9%)➔マジック(+2.5%)と元々の価格が高くなるにつれて価格改定率は反比例していっています。この配慮なんなんですかね(;; ;°;ਊ°;)~♬笑
②ヴィンテージ アルハンブラ ブレスレット 5モチーフ

四葉のクローバーのモチーフが5つつ付いたブレスレット。例として石はここでもオニキスにします。『価格改定前の610,500円➔698,500円と約14.4%の大幅値上げ』です(;; ;°;ਊ°;)~♬泣

『アメリカ定価は4,200ドル➔4,600ドルで約9.5%の値上げ』日本までとは言わないまでも約1割近い値上げが行われています。為替レート設定は価格改定前が145.3円だったのに対して価格改定後は151.8円となっています。
先ほど書いた通り当ブログ執筆時の為替レートは1ドル=156.11円なのでヴァンクリーフ&アーペル的にはこれでも値上げを抑えてくれたのでしょう💦
③ヴィンテージ アルハンブラ リング

続いてリングですこちらは1ポイントのダイヤモンドが装飾されていることもあり元々の定価設定も高めです。『価格改定前の517,000円➔555,500円と約7.4%の値上げ』です。

『アメリカ定価は3,550ドル➔3,650ドルで約2.8%の値上げ』です、アルハンブラネックレス同様程度の値上げ。為替レートは価格改定前が1ドル=145.6円計算だったのに対し価格改定後は152.2円となっております。
まとめ
フランスの老舗メゾンであるヴァンクリーフ&アーペルが行った2024年6月4日~の価格改定について調査してきました。
金〔ゴールド〕相場価格がここ半年で約25%上昇しておりますのでゴールドを原材料として扱うジュエリーは自ずと価格が上昇するのは自然なことです。
日本国内定価は概ね「7~8%」の値上げ、上で紹介したような5モチーフのヴィンテージアルハンブラブレスレットについては約「14.4%」の値上げとかなり大幅な価格改定による値上げが行われた格好です。
5月にヴァンクリーフ&アーペル公式から発表された今回の価格改定実施案内から価格改定日の6/4までは来店予約が増加し、予約なしでの購入はできない程だったようなのも今回のUP率を見ると納得かもしれません。(某百貨店ではオープンと共にヴァンクリーフ&アーペルの売り場前に多くの人が押し寄せ、来店予約整理券を求めるという日々が続いたとの話もございます。)
以降は良く受ける質問について私なりの回答しながら締めたいと思います(◍´◡`◍)
Q1.まだ値上げされますか?
確かなことは「ヴァンクリーフ&アーペルのみぞ知る」ではありますが、『される可能性は高い』というのが私個人の意見です。その理由として考えられるのが①金相場価格 ②設定為替レート です。
金相場価格は過去最高値水準になっておりこれがこのまま進めば自ずとメゾンにとっては「原材料の高騰」になり値上げを行うこととなります。
そして②の設定為替レートですが今回の価格改定でヴァンクリーフ&アーペルはこれまでの〔1ドル=約145円〕設定だったところを〔1ドル=約152円〕に設定し直しています。現在の円安状況が続けば、日本定価の値上げは行うことは遠い未来の話ではありません。ちなみに先日紹介したカルティエによる5月価格改定では、カルティエは〔1ドル=158円〕で設定・計算しておりヴァンクリーフ&アーペルとは開きがあります。
本日時点のドルVS円の為替レートは1ドル=約156円です。この状況が続く、あるいは加速すればヴァンクリーフ&アーペルも早ければ8~9月に再度価格改定を行うかも!というのが私の見解です。
Q2.ヴァンクリーフ&アーペルのアルハンブラは流行?ダサい?
これは割と多くの女性に質問されることがあります。「ヴァンクリのアルハンブラって今は流行ってるけど何年か経ったらダサい?」という疑問です。これについては、確かなことは言えません。
ですが私個人の見解としては「アルハンブラは定番であり続ける、10年後も20年後もその先もずっと可愛い!!(◍´◡`◍)」です。流行する、多くの人に愛されるのにはそれだけの理由があります。それは例えば❝時代を選ばないデザイン❞ ❝価格❞ ❝製品のクオリティ❞ ❝メゾンの格❞などです。
デザインに関してはヴァンクリーフ&アーペルのアルハンブラは四葉のクローバーという自然のものをモチーフとしており、原案自体は1920年から。アルハンブラとう製品自体も1968年から50年以上も愛されています。
2つ目の価格ですが、「可愛いけど誰も買えない価格」ではヒット商品とはなりません。例えば同じようなジュエリーの定番として愛されるティファニーのオープンハートやバイザヤード、カルティエのラブやトリニティはいずれも普遍的なデザインでありながら、頑張れば「購入できる」価格設定だったからです。アルハンブラも同様で決して安くは無いながらも購入できない価格ではないため、多くの女性にとって自分へのご褒美などで選択しになりやすい➔ブランドからするとそれだけ多く売れる。ということです。
❝製品のクオリティ❞ ❝メゾンの格❞については説明がいらないと思います。ヴァンクリーフ&アーペルは世界5大ジュエラーに数えられる世界を代表するフランスの高級ジュエリーメゾンです。これはよほどのことが無い限り10年後も20年後もその先も変わりません!
国内では芸能人・著名人がここ最近付けてる影響で近年流行しているイメージですが、海外ではモナコ公妃グレース・ケリーをはじめ歴史上様々なセレブリティに長く愛されています。
Q3.ヴァンクリーフ&アーペル製品の質入れ・質預かりは?
一時的にご入用の際はヴァンクリーフ&アーペルのジュエリーやウォッチを質入れ・質預かりすることでお金をお借り頂けます。
近年のヴァンクリーフ&アーペルの値上げに追随する形でリセールマーケットと言われる中古・並行相場も上昇しております。おそらく今回の価格改定の影響も今後出てくることと思われます。

例えばヴィンテージアルハンブラ リング のオニキスですと付属品やお品物の状態により25万円程のご用意が可能です。
アルハンブラのサイズや石の種類によって査定額は前後します!
質入れ・質預かりをご検討ぼお客様はお気軽にお問い合わせください。
買取 質入れ/質預かり のご相談は当店へ

大和屋質店は質屋独自のサービス❝質入れ/質預かり❞を行っています。
質入れ/質預かりを行うことで買取〔売却〕とは異なり、お客様は大切なお品物を手放すことなくお金を借りることが出来ます。
質屋を利用したことが無い方にも分かりやすく解説しておりますので下記をご参照ください。

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買取・質預かりをお考えのお客様
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