オメガ〔OMEGA〕が誇る人気アイコンモデルの「スピードマスター」はそのデザインや、宇宙開発で有名なNASAの公式時計という歴史的価値から鑑みても時計史において大きな価値を持ちます。
近年のラグジュアリースポーツウォッチブーム、そして資産価値としても需要がある高級時計においても定価を大きく上回る価格で高騰しているのがオメガ スピードマスター プロフェッショナル のスヌーピーアワードです。

同じく高級時計ブランドとして資産価値が高く、入手困難が高いロレックスのデイトナやGMTマスターⅡ、サブマリーナーやパテック・フィリップのノーチラスやアクアノート、オーデマ・ピゲのロイヤルオークよりは定価も安く、部分的には手に入れやすい時計と言えなくもないです。
「なぜそんなに時計にお金をかけるのか」は一部の男性にとって奥様やパートナーを説得する時に共通の困難になり得ますが、オメガ スピードマスター スヌーピーアワードは腕時計の資産価値そしてスヌーピーというデザイン面からも賛同を受けやすい!かもしれませんね(笑)
オメガのスピードマスターのスヌーピーアワード製品は2024年現在で3種類だけです。
| 時計画像 | 品番 | 定価 |
|---|---|---|
![]() | 2003年発表 3578.51 5441本限定 | 当時定価:367,500円 |
![]() | 2015年発売 311.32.42.30.04.003 1970本限定 | 当時定価:766,800円 |
![]() | 2020年 310.32.42.50.02.001 現行モデル | 定価:1,639,000円 |
オメガ スピードマスター スヌーピーアワードの価値と魅力を説明するのであれば、まずはNASAの宇宙計画とスヌーピーの関係性から説明しなければなりません。
シルバー・スヌーピー賞
Silver Snoopy Award(シルバー・スヌーピー賞)とは、有人宇宙飛行ミッションの成功に大きく貢献した人に与えられる賞です。このシルバー・スヌーピー・アワードをオメガが受賞したことにより今日のスピードマスター スヌーピーアワードへと繋がっているのです。
この賞が生まれた背景でもあるNASAとスヌーピーの生みの親であるチャールズ・シュルツ氏の関係は1968年まで遡ることとなります。
当時ソ連との宇宙開発競争の真っただ中であったアメリカそしてNASAですが、宇宙開発とは危険が隣り合わせな過酷なものでした。有人宇宙飛行を目的とした「マーキュリー計画」(1958-1963)、そしてアポロ計画で必須となる月面着陸のための技術を開発する「ジェミニ計画」(1961-1966)での多くの失敗や事故、犠牲者の存在は 宇宙開発そのものの意義を唱えられる事態へと発展。
そんな中でNASAは職員のモチベーションUPやミッション達成・成功のシンボルとなる存在を作ろうとしました。アメリカが誇る世界的漫画・アニメでもある「ピーナッツ」が候補に挙がり作者のチャールズ・シュルツ氏に相談すると、これを快諾。以降スヌーピーはNASAにとって成功のシンボルとなりました。

シルバー・スヌーピー・アワードの受賞者には純銀製の、宇宙服を着たスヌーピーの形をしたバッジが贈られます。シルバー・スヌーピー・アワードを受賞するということは、有人飛行の安全に大きく貢献した印であり、職員としてこの上ない名誉なこととされ、1968年以来、2016年1月の時点で、約15,000人がシルバー・スヌーピー賞を授与されています。
オメガ スヌーピー・アワード受賞
NASAにとって「ピーナッツ」「スヌーピー」がとても大切なものというのが分かりましたがここにオメガ〔OMEGA〕が絡んでくるのは何故でしょう?
それは1970年のアポロ13号が関係しています。
1965年にオメガは名だたる有名ブランドが参加(各ブランドは知らされていない)したとされるNASAによる「宇宙開発ミッションに耐えうる時計」を探すコンペティションを勝ち抜き、NASA公式時計に選ばれました。
1969年にはアポロ11号が史上初の月面着陸に成功し、その時の宇宙飛行士の腕にはスピードマスターが巻かれ、オメガのスピードマスターは月に行った最初の時計として歴史に刻まれています。

アポロ13号の事故を救ったスピードマスター
アポロ13号は、1970年4月に行われた、アメリカ合衆国のアポロ計画の7度目の有人月飛行です。途中での事故によりミッション中止を余儀なくされながらも、その後に見舞われた数多くの深刻な危機的状況を脱し、乗組員全員が無事に地球へ帰還しました。
月面飛行を目指した2日後、酸素タンクが爆発し、飛行士たちは深刻な電力と水の不足に見舞われることになり宇宙に取り残されることになりました。数々の問題に直面した宇宙飛行士達ですが、その中でも最大の困難は「月着陸船が、本来のコースから約111Km~148Kmほど離れた場所を飛行しており、そのまま行けば誤った角度で大気圏に再突入することになり、宇宙に跳ね返されて地球に戻ることはできなくなる。」というもので「手動操作でエンジンを作動させて、破損した機体の軌道修正を行う。」ことが必要でした。
そのためのエンジンの逆噴射に必要な「14秒」を正確に計測したのがオメガのスピードマスターであり、打ち上げから142時間54分後の4月17日にアポロ13号は犠牲者を出すことなく地球へ帰還しました。
この一件は「成功した失敗 (“successful failure”)」と讃えられ、NASAとオメガの関係性をより強固なものとしました。そして1970年10月5日、NASAは『❝有人宇宙飛行への成功❞への感謝とその貢献の意』としてオメガにシルバー・スヌーピー・アワードを送りました。

こうして単なる時計以上の価値を持つことになったオメガのスピードマスタープロフェッショナル。スヌーピー・アワードモデルはこういった背景を元に製作されているため高級品としての希少性だけでなく歴史的価値をも持つと言えます。
3578.51 初代シルバー スヌーピー アワード
オメガがスヌーピー アワードのスピードマスタープロフェッショナル スペシャルエディションを発表したのは2003年で、オメガがシルバー スヌーピー アワードを受賞してから33年後のことでした。数々のスピードマスター プロフェッショナルのスペシャルエディションを産み出してきたオメガがスヌーピーモデルをそれまで出さなかったこと、30周年や35周年といった節目ではない中途半端な33年目だったことなどで多くのファンは困惑しました。
シルバー スヌーピー アワード30周年となる2000年に原作者のチャールズ・シュルツ氏が亡くなっていることから、もしかするとチャールズ・シュルツ氏との間でオメガの時計にスヌーピーを使用することへの許可が出なかった。なんてことも考えられます。
チャールズ・シュルツ氏はNASAに対し、スヌーピーを使用することを無償で行っていたようですのでオメガが商業利用することを嫌がっていた可能性もゼロではありません。完全な邪推ですが!

| 品番 | 3578.51 |
| 当時価格 | 367,500円 |
| 限定本数 | 5,441本 |
| 発表年 | 2003年 |
限定本数はアポロ13号の活動時間である142時間54分41秒にちなんで、5441本で発売されました。ベースとなったモデルはスピードマスター プロフェッショナル 第6世代の3570.50/3570-50でデザインは9時側インダイヤルに宇宙服を着たスヌーピー、裏蓋にはそのスヌーピーと「Eyes on the stars -地に足を着けて、星を見上げてごらん-」というセリフが入っています。
3578.51 の現在相場
初代シルバー スヌーピー アワード 3578.51は発売当時367,500円でしたが、現在ではその5倍以上の価格で取引されています。
| 2024年現在買取価格例 | 1,700,000円 |
| 2024年現在質預かり例 | 1,400,000円 |
311.32.42.30.04.003 スヌーピー アワード 第2弾 45周年記念
スピードマスター スヌーピー アワード の第2弾が登場するまでに前回から12年もの時間を必要としました。1970年の伝説的なアポロ13号のミッションから45周年を記念して発表されたスピードマスター スヌーピー アワード 第二弾 311.32.42.30.04.003は人気が出る=プレミ化すること必至の一本でした。

| 品番 | 311.32.42.30.04.003 |
| 当時価格 | 766,800円 |
| 限定本数 | 1,970本 |
| 発表年 | 2015年 |
✔ベースモデルは現代型スピードマスター第7世代
✔通常のスピードマスターは黒文字盤なのに対し貴重な白文字盤
✔特製ボックスのスペシャルエディション
✔前回のスヌーピーよりも半数以下の限定数量1,970本
スピードマスタープロフェッショナルのホワイトダイヤルは片手で数えられるほどしかなく非常に貴重です。その格好良さ×エレガントな白文字盤は毎回のスペシャルエディションなどで人気沸騰していてこのスヌーピー第2弾も同様です。
ダイアルの上には、❝Failure is not an option(失敗という選択肢はない)❞および❝What could you do in 14 seconds?(14秒で何ができた?)❞という言葉と共に、スヌーピーの漫画を象徴する14コマの四角形が配置されています。
311.32.42.30.04.003 の現在相場
シルバー スヌーピー アワード 第2弾の 311.32.42.30.04.003は発売当時766,800円でしたが、全世界で1,970本しかなく大変希少なため市場に出回ることも決して多くはありません。今回紹介するスヌーピーモデル3種では最も入手困難なモデルです。
その希少性から販売価格では非常に強気なものを多く、手に入れるには相当な出費が免れない状況です。
| 2024年現在買取価格例 | 3,000,000円 |
| 2024年現在質預かり例 | 2,500,000円 |
310.32.42.50.02.001 シルバー スヌーピー アワード 50周年記念
シルバー スヌーピー アワード 50周年記念 310.32.42.50.02.001 はアポロ13号のミッションから50周年の2021年に発表されました。同年にスピードマスタープロフェッショナルは第8世代へと進化しております。
前回のシルバー スヌーピー アワード モデルから6年という比較的短い期間で出たモデルはブルーを基調としており、デザイン面でも第二弾同様に非常に力の入ったモデルとなっています。
このスヌーピー アワード モデルが現行モデルということになります。
この❝現行モデル❞という言い方、気になる方いると思いますが「あえて」使用させて頂いてます、というのもこの❝310.32.42.50.02.001 シルバー スヌーピー アワード 50周年記念❞は数量限定モデルでは無いんです!!

| 品番 | 310.32.42.50.02.001 |
| 当時価格 | 1,639,000円 |
| 限定本数 | 非限定 |
| 発表年 | 2020年 |
✔スヌーピーは初代スヌーピーモデルに立ち返り「宇宙服姿のスヌーピー」
✔「50th Anniversary」の文字
✔第二弾同様に貴重なホワイトダイヤル
✔裏蓋のディスクも時計のスモールセコンドに連動して1分間に1回転
✔ブルーセラミック[ZrO2]製ベゼルにホワイトエナメルで描かれたタキメーター
✔2021年発表の第八世代スピードマスタープロフェッショナル 310.30.42.50.01.001 同様にコーアクシャル エスケープ搭載のムーブメント
そして繰り返しますが、「限定では無い」のです!!
つまり廃盤になるまで誰にでも購入できるチャンスがあるのです!
310.32.42.50.02.001 の現在相場
シルバー スヌーピー アワード 50周年記念 310.32.42.50.02.001 は非限定であることから生産数量は第二弾のスヌーピー アワード 45周年記念モデルよりも多く生産されているはずです。(オメガは生産数を公表していません)初代の5,441本よりも多く生産されているorされると思われます。
現行モデルゆえに、その他のオメガウォッチが価格改定される時に共に値上がりを続けており、当初国内定価1,133,000円でしたが現在は1,639,000円まで上昇しています。当然吊り上がるように中古・並行相場も上昇しています。
| 2024年現在買取価格例 | 1,800,000円 |
| 2024年現在質預かり例 | 1,600,000円 |
現在定価1,639,000円のため転売などにより利益は何十万円も出るわけではありませんが2021年の発表当時に購入された方は現時点でも定価を大きく上回る買取・質預かりが可能です。
310.32.42.50.02.001を手に入れる方法
シルバー スヌーピー アワード 50周年記念 310.32.42.50.02.001 は非限定ですが、非常に人気なモデルでオメガに行けば即購入できるという品物ではありません。しかし!オメガには通称ウェイティングリストと呼ばれる「購入希望リスト」というものがあり、オメガ販売店にて購入希望を伝えれば対応してくれるはずです。
これはあくまでも「購入希望リスト」であり、在庫が生まれたらオメガから連絡が来る。という点に注意しましょう!予約ではありませんので、希望日時までに必ず手に入るという事はありませんし、購入時には価格改定により定価が変更されていることもあります。
しかし、ウェイティングすら受け付けないロレックスなどと比較すれば現実的かもしれません。(一説には現在オメガのシルバー スヌーピー アワード 50周年記念 310.32.42.50.02.001のウェイティングリストは国内だけで1,000人以上が名を連ねているとか….真偽は不明)
まとめ 次回のスヌーピー アワードはいつ頃発売?
オメガ スピードマスター シルバー スヌーピー アワード モデルと呼ばれる全3種について紹介してきました。いずれも定価以上に高い相場になっており、今後も上昇の可能性があるという資産価値要素、そしてロレックスやパテック・フィリップの限定モデルやプレミアモデルよりも価格が抑えられることから十分に選択肢に入るのでは無いでしょうか!
前述のアポロ11号やアポロ13号のミッションから、オメガとNASA、そしてシルバー スヌーピー アワードの関係性は確固たるものになっており余程のことが無い限りそのパートナーシップは継続されることでしょう。
現行モデルの310.32.42.50.02.001はこれからの相場上昇について、いつまで生産されるのかが非常に重要な要素になってきますのでそちらの予想を最後にしたいと思います。
次回スヌーピー アワード モデルはいつ?
次のシルバー スヌーピー アワードが登場するのは早くて1970年のアポロ13号のミッションから❝60周年の2030年❞を予想します!
根拠として、現在オメガはスピードマスター プロフェッショナル 1世代につき1つのシルバー スヌーピー アワード エディションを発表しています。
これまでのスヌーピー アワード年表は以下の通り。
❝スピードマスター スヌーピー 年表❞
【2003年】初代スヌーピーモデル 3578.51 発表
↓
【2014年】スピードマスター プロフェッショナル 第7世代 311.30.42.30.01.005 発表
↓
【2015年】スヌーピー アワード 第2弾 45周年記念 311.32.42.30.04.003 発表
↓
【2020年】シルバー スヌーピー アワード 50周年記念 310.32.42.50.02.001 発表
↓
【2021年】スピードマスター プロフェッショナル 第8世代 310.30.42.50.01.001発表
という事で少し前後はありますが、スピードマスタープロフェッショナルの進化と共に新スヌーピー アワード モデルが発表されています。新型スピードマスター プロフェッショナルが発表される➔スヌーピー アワードという流れがあるからこそ初代から第二弾までの12年という空白も納得できます。
….となると、シルバー スヌーピー アワードの次のアニバーサリーイヤーは55周年を迎える2025年ですが、2021年発表のスピードマスタープロフェッショナル 第8世代 310.30.42.50.01.001 がわずか4年の短命に終わるとは考えにくく、早くて60周年を迎える2030年が次回のシルバー スヌーピー アワード モデルの時期ではないでしょうか。
合わせて下記もご参照ください。
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