【 チューダー 】 ハロッズ 限定のブラックベイ グリーンがオンライン販売解禁に! M79230G-001が日本にも届く!?本当に買えるの?買い方は!【スタッフブログ】

ロレックスの弟分ブランドでもありNEXT大ブレイクウォッチブランド候補でもある チューダー (チュードル)から発売されているアイコンウォッチのブラックベイ。そのグリーンベゼル仕様のスペシャルエディションはこれまで、 チューダー に所縁のあるイギリスはロンドンの老舗大手百貨店でありハロッズ(harrods)での限定販売でした。昨今物議を醸しているスウォッチ×オメガのムーンスウォッチ同様に実店舗だけの販売、しかもロンドンのみということでこれまで日本で手に入れるには遥々ロンドンまで行くか、日本に入ってくる数少ない並行品や中古品を購入するという選択肢しかありませんでした。

それがなんと! ハロッズのオンラインストアでの販売が可能になったことで世界中どこにいてもチューダー ブラックベイ M79230G-001 を手に入れることが可能になりました。

これまでその購入難易度の高さ(ロレックスのような在庫の薄さとはまた異なる)から手に入れることが難しかったですが今回のオンラインストア解禁というのは世界中のチューダーファンにとってはかなりの朗報だと思われます。

チューダーは1926年創立の歴史あるブランドで、ロレックスの弟分ブランド(ディフュージョンブランド、廉価版ブランド)としてそのブランド史を歩んできました。ロレックスはスイスのブランドですがイギリス、さらには世界での販路拡大を目的として『買い求めやすいロレックス』を掲げて打ち出したブランドです。

詳しくはおすすめブランドとチューダーのおすすめモデルと共に下記で説明していますので合わせてご覧ください。

チューダーがロレックスの廉価版ブランドという道から大きく転換しはじめたのは2010年代から~と最近のことです。

ハロッズは「世界一の百貨店」として知られる魅力あふれる老舗デパートです。
高級ブランド店が立ち並ぶロンドンのナイツブリッジ地区に1849年からあり、現在では2万平方メートルの敷地に10万平方メートル以上の売り場面積という、とてるもない広大な規模で営業しています。

数々の大室御用達デパートとしても有名で
・エリザベス2世
・エディンバラ公フィリップ
・チャールズ3世
・エリザベス王太后
などイギリス王室の面々から寵愛を受けてきました。

ハロッズのオーナーであるモハメド・アルファイドの息子ドディ・アルファイドはダイアナ元妃の交際相手としても有名で、パリでの自動車事故で共に亡くなっています。

またそんな経緯も関係してかハロッズはイギリス王室御用達の指定を、ハロッズ側から2000年代に破棄しています。こんな事が出来てしまうのも世界一の老舗百貨店ならではと言えます。

ちなみに日本では、日本初の百貨店である三越百貨店の創業者 日比翁助はイギリスのハロッズに感銘を受けビジネスモデルとしたそうです!そんな経緯からハロッズオリジナル製品は今でも三越伊勢丹ホールディングスで一部販売されています。

チューダーはそれまでのロレックスのディフュージョンブランド=廉価版ブランドとしての立場から脱却し、一つの時計メゾンとしての飛躍を目指して2012年に現在のアイコンモデルにも連なるモデルを発表します。

それがヘリテージ ブラックベイ Ref.79220。
後継機でもありハロッズ限定も存在するRef.79230に連なるモデルです。

現在のチューダーのアイコンにもなっている通称イカ針と呼ばれるスノーフレーク針が特徴的なダイバーウォッチデザインのブラックベイは、ヘリテージ=遺産 の名の通り古き良き時代のロレックスやチューダーを思い出させるデザインです。

  2016年 Ref.79230 登場  

そして2016年に自社開発ムーブメントとなってリニューアルしたのがハロッズ限定カラーも存在するRef.79230です。

ブルー/レッド/ブラックといす3カラーにて発売されたブラックベイ 79230ですが翌年の2017年にハロッズ限定モデルが発表されます。チューダーのブラックベイ 79230に搭載されている自社開発ムーブメントMT5602は ※クロノメーター規格 を突破しており、文字盤下部には「CHRONOMETER」と表記されています。

クロノメーターて何?
アンバサダーベッカム様
アンバサダーベッカム様


大和屋質店
大和屋質店
クロノメーターとはスイス公認クロノメーター検定協会、通称COSCが定める一定の時計の品質や制度を満たした時計だけに与えられるものでクロノメーター=高性能の証!

2023年現在レッドカラーを除く2カラー(ブルーとブラック)は現行モデルとしてラインナップされており日本でも購入が可能です。

  2017年 Ref. M79230G-001 登場  

79230の発表の翌年2017年にはグリーンのベゼルを携えたブラックベイが登場します!そしてそれはイギリスの大手百貨店であるハロッズ限定で、しかもこの時代に実店舗のみの販売でした。

グリーンベゼルと言えばチューダーだけでなくロレックスにとっても意味のあるモデルでこのカラーが世に出たのは2003年と比較的新しいものの、ロレックスカラーの緑は海外を中心に爆発的な人気となっており、リファレンス16610LV➔116610LV➔126610LVと20年が経った今でも進化をしつつ現行モデルにラインナップされていますが、どれも定価を遥かに上回る二次流通価格で取引されています。

ロレックスフリークの中では16610LV 116610LV 126610LVはそれぞれが別々の個体としてカーミット、ハルク、スターバックスというニックネームを付けられて多くの人に愛されています。

ロレックスのニックネーム集はこちら↓から

この20年間で大きく分けて3つのグリーンサブマリーナーが世に出ましたがそのどれもが定価の倍以上の価格で取引されることもあります。(通常カラーのブラックに比べて生産数が少ないのも影響していそうです)

そんな世界中のグリーンへの愛はロレックスの弟ブランドでもあるチューダーにも注がれることとなります。現地ロンドンでしか買えないモデルはしばしば高値で取引される対象とされてきました。

・79230R
・79230B
・79230N
というレッド、ブルー、ブラックといったモデルが現在定価533,500円で、中古だと30~40万円で購入が可能なのに対し、ハロッズ限定のグリーン 79230Gは中古で70万円~90万円で販売されています。

それだけに今回のオンラインストア解禁というのはとてつもないビッグニュースなのです!(ハロッズ限定79230Gは裏蓋にハロッズのHマーク刻印があるので今後の販路拡大は無さそう!)

となると次に気になるのは「なぜこのタイミングでオンラインストア解禁したの?」という点に尽きます。チューダーはロレックスと比較するとまだまだ知名度的にもこれからのブランドであり、ハローズ限定カラーが話題、または世界中で高騰している現状はマーケティングの面からも決して損では無いはず。

そのヒントは2023年の新作にあるかもしれません。

2023年の新作として国際見本市ウォッチ&ワンダーズ2023で発表されたチューダーの新作M7941A1A0RUは79230のさらなる進化系後継機種です。M79141A1A0RUはムーブメントが更なる進化を遂げておりクロノメーター規格では飽き足らず、マスタークロノメーター規格を獲得しています!

マスター?クロノメーターじゃなくて❝マスタークロノメーター❞て何よ!
アンバサダーベッカム様
アンバサダーベッカム様

大和屋質店
大和屋質店
❝マスタークロノメーター❞とはクロノメーターを突破した時計に、スイス連邦計量・認定局METASにてさらに厳しい8つのテストをクリアした時計に与えられる称号です!2015年にオメガとMETASによって開始されました!


そんなチューダーのマスタークロノメーター規格を通ったブラックベイがこちら↓

チューダーの時計の中では2機目になるこのこのM7941A1A0RU。マスタークロノメーター規格仕様のM7941A1A0RU(定価575,300円/5連ブレス588,500円)登場によって79230R(レッド)は廃盤となっております。チューダーはマスタークロノメーター規格を突破するムーブメントの開発に成功していますので今後このブラックベイは全てがマスタークロノメーター規格対応に置き換わる可能性は高いと言えます。

2023年現在で現行モデルとして生き残っている79230は
・79230B(ブルー)
・79230N(ブラック)
・79230G(グリーン)
ですのでこれらもいずれはマスタークロノメーター規格化することでしょう。

マスタークロノメーター規格モデルを発表する最短は来年の腕時計見本市ウォッチ&ワンダーズ2024です。例年通りであれば2月~3月に開催されますので現在からですとあと4か月程…それまでに「現在生産済みor生産予定のRef.79230を売り切ろう!」と考えるのは十人分に考えられます。

その結果ハロッズ限定モデルも売り切るためにオンラインストアを解禁し、販売速度を上げようと画策したのかもしれません。

これらはあくまでも予想です…笑

売り切ったにしてもハロッズ限定カラーはマスタークロノメーター規格版が発売されるのかは完全に不透明な状況であり、現在の79230Gが激レアになる可能性も否定できません。

「オンラインストアで買えることは分かった」そして「なんでオンラインストアを解禁したかも何となく腑に落ちた」となると気になるのは、本当に日本でも買えるのか?ですよね!!ということでハロッズオンラインストアをポチってみました。

確かにハロッズオンラインストアで販売しています。
【Add to Bag】を押してカートに追加し、購入画面に進めてみます。

しっかり購入画面に進めます。
3,440ポンドということで日本円だと64万円です!
【Secure Checkout Now】今すぐ安全にチェックアウトボタンを押して個人情報入力場面に進みます。

日本の住所を入力して…ギフトかどうか聞かれますのでNoを選択すると….しっかりと日本への送料が表示されました!!3,240円とのこと!

….ということで日本でも、

買える!!

ということでした。

かかる費用だとイギリス➔日本の時計の関税は無税ですが消費税等の税金がかかるようなので70万円弱で購入になりそうです。(ちなみに私は購入してません笑)ハロッズオンラインストアによると1週間程度で日本には来そうです。

ということで今回はチューダーのハローズ限定ブラックベイのオンラインストア解禁というニュースに迫ってみました。日本をはじめ世界中でも実際に購入可能なようなので入手のハードルはぐぐっと下がったのは間違いありません。

国内ですとヨドバシカメラが並行輸入品の新品在庫を1点持っているようで販売されていますが販売価格898,700円。ポイントが10%分89,870ポイント貰えますので実質808,830円での購入が可能ですが、それよりもハロッズオンラインストアで自分で購入する方が10万円以上もお得です!

手に入りやすくなることで相場はやや落ち着きそうとの見方もありますが、国内の販売店に正規流通するわけではなく、海外ECサイトに対して中々踏み出せない人も多いでしょうし何より世界に向けて解禁されたことですぐに完売になる可能性もあります。

とはいえ、ブラックベイ79230の購入を考えていた人にとっては今回のハローズのオンラインストア解禁は嬉しい誤算のはず。

気になる方は今なら在庫ありですのでチャレンジしてみては?
購入はハロッズ公式オンラインストアからどうぞ。

当店では今回紹介してきた現行品や準現行品だけでなくチューダーのヴィンテージウォッチや70~80年代の時計であってもお預かりや買取可能ですのでお気軽にご相談ください。

買取・質入れ お気軽にご相談ください。

質・買取なら 目黒の質屋 大和屋質店へ

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【 スウォッチ 】【 オメガ 】ムーンスウォッチ ミッション トゥ ムーンシャインゴールド 購入してきました!完全解説します! 買い方!購入レポート スピードマスターとの比較【スタッフブログ】

2023年11月更新

スイスの最大手時計メーカーのひとつであるスウォッチから2022年3月26日に発売され業界で大きな話題となった ムーンスウォッチ 〔Moon Swatch〕ことオメガとスウォッチのコラボレーションウォッチ

オメガとスウォッチというスウォッチグループに所属する兄弟ブランドによって誕生したこのコラボレーションウォッチは店頭販売のみというスウォッチの販売戦略も手伝って、賛否両論を生むとともに、リセールマーケットでは定価を大きく超える価格で取引されるなど業界を賑わせました。

当初、太陽 月 火星 水星 木星 金星 土星 地球 海王星 天王星 冥王星という太陽系の惑星にちなんだ11種が発売となりました。
(11種については下記ブログ記事をご参照ください。)

その後ムーンスウォッチことオメガスウォッチの時計は最初の11種の発売から1年後の2023年3月7日に「MISSION TO MOONSHINE GOLD -ミッショントゥムーンシャインゴールド-」という新プロジェクトの限定新作が発表&発売され、これが毎月満月の日にのみ発売される限定モデルとなっています。

大和屋質店スタッフブログ担当である私が購入したのもこの満月限定モデルであり、私の場合は9/29(金)に発売された中秋の名月へのオマージュとして大麦の粒模様と暗闇の中で光る秘密のサインが特徴のモデルです。

ムーンスウォッチ〔MooN SWATCH〕とは

ムーンスウォッチとはそもそもオメガ史上最も有名な時計である「スピードマスター」が通称『ムーンウォッチ』と呼ばれているのに由来しています。このムーンウォッチをオマージュしたデザインをスウォッチから発売する。ということで公式自ら「ムーンスウォッチ」と命名したのです。

ちなみにオメガのスピードマスターがムーンウォッチと呼ばれる理由は、1965年にNASAが宇宙開発の過酷なミッションに耐えうる腕時計を探してコンペティションを行い、見事勝ち抜き採用されたモデルです。アポロ11号が人類初の月面着陸を果たした際には、宇宙飛行士の腕もとにオメガのスピードマスターが身に着けられていました。

オメガやブレゲやハリーウィンストン、ブランパン、ティソ、ロンジン、ハミルトンなどを傘下に加える巨大グループのスウォッチグループの大人の遊び心によって誕生したのがムーンスウォッチなのです。

ミッション トゥ ムーンシャイン ゴールドとは 〔Mission to MoonShine Gold™〕

THE MOONSWATCH MISSION TO MOONSHINE GOLD(ムーンスウォッチ ミッション トゥ ムーンシャインゴールド)とは2023年の3月から発売になった毎月の限定モデルで、その特徴としては

・秒針がゴールドをベースとしたオリジナルデザイン 
・秒針が毎月満月の日に生産され翌月に発売される 

というコンセプトを有しています。
製品には専用の取り扱い説明書があり、そこには「〇〇月の満月の夜に生産された」という一文が必ず明記されています。このムーンウォッチ ミッショントゥムーンシャインゴールドで使用されている金色の秒針は2019年にオメガで開発された独自のイエローゴールド合金とのことです。

こちらが↓2023年3月7日に発売された最初のMission to MoonShine Gold™の取扱説明書です。

The Omega MOONSHINE™ gold seconds hand featured in this Bioceramic MoonSwatch MISSION TO THE MOON was born during the full moon night of Febrary 2023.

BIOCERAMIC MOON SWATCH COLLECTION 取扱説明書より

訳)バイオセラミックのムーンスウォッチ ミッション トゥ ムーンシャイン ゴールドに備えられたオメガのムーンシャインゴールド秒針は、2023年2月の満月の夜に生産されました。

この初代ミッション トゥ ムーンシャイン ゴールド以降は上記の「2023年❝ 2 ❞月」の部分が毎月変更となり翌月に発売となる流れとなっています。スウォッチ自身は限定などと謳っているわけではありませんがオメガ開発のイエローゴールド合金の秒針を満月の夜に生産する。という縛りのせいでどうしての生産数が限られる=数量が少なくレア度が増す。というのが実情です。

歴代ミッション トゥ ムーンシャイン ゴールド 〔Mission to MoonShine Gold™〕

ミッション トゥ ムーンシャイン ゴールド 〔Mission to MoonShine Gold™〕はこれまでに、2月の満月の夜製造➔3/7発売以降9種類登場しています。※新作が追加されたら更新します。

  2023年3月7日発売 SO33M102 

品番:SO33M102
販売価格:39,600円

ミッション トゥ ムーンシャイン ゴールド企画の初代モデルでムーンスウォッチとしてはレギュラー11種に追加された12種類目のモデルです。

  2023年4月6日発売 SO33M102-104 

品番:SO33M102-104
販売価格:39,600円

4/6の満月の日に発売された第2弾モデル。SO33M102とほぼ同じですが、こちらの秒針は3月の満月の夜に製造され❝3❞の刻印があります。

  2023年5月6日発売 SO33M102-105 

品番:SO33M102-105
販売価格:39,600円

5月発売のこのモデルからネイティブアメリカン由来の各月のニックネームがモチーフにされます。4月の満月は北米では「ピンクムーン」と呼ばれることから秒針にピンクがあしらわれています。

  2023年6月3日発売 SO33M102-106 

品番:SO33M102-106
販売価格:39,600円

様々な花が咲き始める季節である5月の満月は「フラワームーン」と呼ばれることから花柄の秒針が特徴的なモデル。

  2023年7月3日発売 SO33M102-107 

品番:SO33M102-107
販売価格:45,100円

通常のムーンスウォッチ11種が33,500円➔40,700円に価格改定し、ミッショントゥムーンシャインゴールドは45,100円になりました。秒針の柄はイチゴの収穫を行う6月の「ストロベリームーン」にちなんだカラー。

  2023年8月1日発売 SO33M102-108 

品番:SO33M102-108
販売価格:45,100円

8月発売モデルはムーン(月)由来ではなくスウォッチとオメガのホームカントリーでもあるスイスの建国記念日記念として発売されたスイス国旗モデル。

  2023年8月30日発売 SO33N101-108 

MISSION TO NEPTUNE
品番:SO33N101-108
販売価格:45,100円

同じ月に2回目の満月が訪れ時の月を「ブルームーン」と呼びます。そのブルーにあやかってミッショントゥムーンシャインゴールドのベースモデルがブルーケースのネプチューンになっています。

  2023年9月29日発売 SO33M102-109 

品番:SO33M102-109
販売価格:45,100円

そしてこちらが10/10時点で最新の9/29発売モデルになります。8月の満月の夜に製造されハーベストムーンと呼ばれる中秋の名月へのオマージュとして大麦の粒模様と暗闇の中で光る秘密のディテールが特徴です。

  2023年10月29日発売 SO33M102-110 

品番:SO33M102-110
販売価格:45,100円

これまでのモデルとは一目で違いが分かる「ロリポップ針」は1961年発売のOMEGA Speedmaster CK 2998-3 FAPへのオマージュのようです。

こちらがオメガ スピードマスター CK2998-3 です。クロノグラフのロリポップ針が見事に再現されています。

  2023年11月27日発売 SO33M102-111 

品番:SO33M102-111
販売価格:45,100円

ビーバームーンと呼ばれる月からインスパイアされたモデルで秒針がビーバーにかじられたようなデザインになっています。

購入レポート(2023年9月29日購入)

ということで実際に私は9/29発売のSO33M102-109 ハーベストムーンのムーンシャインゴールドを購入したのですが購入までのレポートを致します。

まず情報を整理。

  事前情報  

①販売日➔満月の日に発売 
こちらはSWATCH JPのSNSをチェックするのが良いです。
前日~2 3日前に情報がリリースされます。
・SWATCH JAPAN スウォッチジャパン 公式X(旧Twitter)
・SWATCH JAPAN スウォッチジャパン 公式instagram

それぞれクリックでリンクに飛べます。

②販売店➔スウォッチショップのみ 
公式によるとMOONSWATCH STORESとして9店舗が出てきます。(2023年10月現在)
公式ページはこちら

スウォッチストア原宿営業時間 11:00-20:00
スウォッチストア神戸阪急営業時間 10:00-20:00
スウォッチストア銀座営業時間 11:00-20:00
スウォッチポップアップストア名古屋三越営業時間 11:00-19:00
スウォッチストア渋谷営業時間 11:00-20:00
スウォッチストア京都営業時間 11:00-20:00
スウォッチストア大阪心斎橋営業時間 11:00-20:00
スウォッチストア阪急うめだ営業時間 10:00-20:00
スウォッチストア横浜ビブレ営業時間 11:00-21:00

とムーンスウォッチ自体の販売店では公式の情報により9ストアがヒットしますが、ミッション トゥ ムーンシャイン ゴールドに限って言えば9ストアでの販売では無い可能性があります。上記リストの★付の店舗は9/29発売のハーベストムーンモデルの際にSNSで販売報告のあった店舗になります。

  当日の流れ  

私が購入したのはスウォッチストア渋谷店です。
営業時間11:00-20:00ということですが私が到着したのが昼の12:15です。

最初に言うと、購入できたのは14:00

到着から約2時間並ぶことになります!!


9/29(金)12:15 時点のスウォッチストア渋谷の列の様子

当日のムーンスウォッチ ミッション トゥ ムーンシャイン ゴールドの列が上記のような感じ。スウォッチストア渋谷店の店沿いに5~6人の列。そこから歩道の車道寄りに列が分かれており、誘導の警備員さんが立っております。そこから大体、ゲームセンターのGiGO渋谷あたりまで20~25人の列が出来ていました。

12:15時点で30~35人程度の並び列という感じでした。
列の中腹や最後尾にはスウォッチのスタッフさんが配置されておりました。私は上記のような状態でしたがスタッフさんから特に「買えない可能性があります」などと言われることもなく列の最後尾に加わりました。

人数自体はそんなに多いということもなく、例えば「2列で並んで」や「なるべく詰めて並んで」といったお願いや注意喚起も特にスタッフさんからありませんでしたので今はこんな感じなんですかね。

並んでる間は Swatch OMEGA ゲッター(@OmegaSwatch)さんの最新情報をX(旧twitter)でチェックしながら少しドキドキもしながら並んでいました。

★13:55頃 スウォッチストア前に到着

25~30人の列なのになぜ自分の番まで約2時間も要するのかと言うと、
・スウォッチストアに入れる購入者は1名のみ 
・購入者に時計の仕様説明などをちゃんとする 

からなんですよね今回分かったことなんですが。

★14:00過ぎ ようやく自分の番がきました。

レジにてスタッフさんがSO33M102-109 ハーベストムーンのムーンシャインゴールドを持ってきてくれます。

ここで
・商品が間違いないかの確認
・SO33M102-109特有の秒針の確認(虫眼鏡を貸してくれます)
・気になる所があれば交換
・電池交換等の説明(スウォッチストアで無償交換可能)
・付属品の説明と保証書の記入
・お支払い
・レシート保管のお願い

といった一連の流れを丁寧に説明を受けこなしていきます。

所要時間4~5分。
つまり一人に5分の接客時間がかかるとすると1時間に約12人しか列が進まないことになります。笑 これが2時間並んだという正体です。

ムーンスウォッチ SO33M102-109 レビュー

ということで手に入れた初のムーンスウォッチです!ムーンスウォッチが初めて発売となった2022年3月は多くの購入希望者で店前が溢れ販売が中止になり、またミッション トゥ ムーンシャイン ゴールドが初発売となった2023年3月は まだまだ寒い中6~7時間並んだ末に買えない方もいたそうですが…それと比べると2時間並んで購入できるのであれば大満足ですよね!

値上がりがあり45,100円となりましたがカジュアルウォッチとしては卓越した造りです。コピー品も多く出回っていますがバイオセラミックの独特な質感や仕上げの精巧さは真似のできるものではありません。

人によってはTIMEXなどと同様に秒針の進むカチカチ音が少し気になるかも。

こちらは本家スピードマスタープロフェッショナル(中央:第5世代)とスピードマスターオートマティック(右)と並べた写真。

右のスピードマスターオートマティックの3510.50はケース径38mmと1~2周り小さいので見たままなのですが左のムーンスウォッチと中央のスピードマスタープロフェッショナルは共にケース径42mmなので同じはずなんですがバイオセラミックケースのせいなのかナイロンバンドのせいなのか大きく見えますね!

ちなみにこれは通常版のムーンスウォッチと同様ですがプラ風防の中央にはスウォッチマークの❝ S ❞の透かしがあります。スピードマスタープロフェッショナルは❝ Ω ❞のオメガマークがあるので芸が細かいです。

ちなみに私は使いやすいシリコンラバーバンドに交換しました!

2023年10月のムーンスウォッチ買取価格

質屋のブログではありますので一応触れておこうと思います。
2022年の発売当初(定価33,500円)は末端取引価格で10万円を超える額で取引がされておりましたが当初よりスウォッチが公式で「皆様の手元に届きます。」という声明を出していただけに相場は落ち着きつつあります。

それでもミッション トゥ ムーンシャイン ゴールドをはじめ通常11種も未だオンラインでの販売は無く、店頭販売に限られていることから欲しくても手にすることが出来ないユーザーがいるのも実情です。(オンライン販売が開始されたらそれはそれで転売ヤーの餌食になるのも事実なのですが…)

2023年10月現時点では、全モデルにおいて定価を上回る価格での買取ができることは無くなっております。メルカリ等をはじめとするC to C、つまり一般ユーザー同士での取引では定価(通常モデル40,700円、ムーシャイン45,100円)を上回る2~3割増しの価格で取引されていますが、買取屋や質屋等の業者買取価格では定価相応~定価以下の価格提示がベースとなっています。

オメガ×スウォッチのムーンスウォッチは多くのコピー品の存在が報告されております!目利きの業者を通さない直取引は十分にご注意下さい。当店でもコピー品を目にしたことがございます。


定価超えが期待できるのは以下のモデル。
・MISSION TO MERCURY (ミッショントゥマーキュリー)
・MISSION TO MOON(ミッショントゥムーン)
・MISSION TO MOONSHINE GOLD(ミッショントゥムーンシャインゴールド)

これらは黒を基調とした人気のモデルであり、またミッショントゥムーンシャインゴールドはその希少性も含めて

買取価格40,000円~55,000円
※付属品完備未使用状態

上記以外の通常モデル9種

これら9種に関しては2023年現在時点でスウォッチストアでの在庫が確認されている状況下になっており定価を上回る価格での買取は難しいと言えます。

買取価格20,000円~30,000円
※付属品完備未使用状態

定価がUPした影響はリセールマーケット下ではさほど影響しておりません。

ですが換金率60%以上というのはこの価格帯の所謂カジュアルウォッチとしては異質な率となります。プレゼントなどのギフトで譲り受けたが使わない。という方などはご売却を考慮しても良いかもしれません。

まとめ

2022年の時計業界最大のニュースと言っても過言ではない位の話題となったオメガ×スウォッチのコラボレーションウォッチであるムーンスウォッチ。一時は「買えない」や「買うのに6~7時間並んだ」なんてこともありましたが徐々に鎮火傾向にあり購入までのハードルが徐々に低くなっています。

それでも未だ販売方法が直営店舗のみ、しかもそのお店が日本国内に10店舗以下と言う状況で買えない方も多いのも事実です。それもあってかミッション トゥ ムーンシャイン ゴールドの新色が発売されるというスウォッチ公式のSNSはリプ欄が毎度荒れ気味でございます。

一人一日一本までという購入制限がありますが、ムーンスウォッチにしても先日発売となったスウォッチ×ブランパンのフィフティファゾムスについても数日おきに入荷はあるそうなのでフラっと立ち寄ってスタッフさんに問い合わせてみると良いかもしれません。

当店ではスウォッチ オメガだけでなくもちろんオメガのスピードマスタープロフェッショナルやシーマスター、アクアテラ、デ・ヴィルなどもお取り扱いが可能です。お気軽にご相談ください。

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【 チューダー (チュードル) 】 ブラックベイ など今おすすめしたいチューダーのモデルはこれ!30代以上の方にもおすすめ。 その魅力に迫ります。【スタッフブログ】

2018年に日本正式上陸を果たしそれまで日本国内で呼ばれていた「チュードル」という名称から公式で「チューダー」とし、一気に人気が拡大している時計メーカーです。前述の通り日本では正規販売が2018年まで無かったことからブランド知名度では「ロレックス」「オメガ」などには及びませんが長い歴史を持つ有名メゾンの一つです。

この後に改めてチューダーのブランドとして成り立ちなどを説明していきますが近年ではグローバルアンバサダーにサッカー選手で元イングランド代表のキャプテン、マンチェスターユナイテッド、レアル・マドリード、ACミラン、パリサンジェルマン、LAギャラクシーなど各国の名門ビッグクラブを渡り歩いた「貴公子」ことデイヴィッド・ベッカムを起用するなど、ブランドとしての新たな道を歩みだしています。
日本でも2002年の日韓ワールドカップでベッカムフィーバーを巻き起こすなどサッカー界を超えた人気を今なお誇っています。

現在は30~60万円の価格帯がメインのチューダーですが、数年後などにはかつてのロレックス同様に「正規店でも100万円用意しないと買えないブランド」そして「正規店では購入が困難で中古・並行市場で定価を上回る」ブランドとなっていてもおかしくありません。

30代などになって購入したいブランドとしても最適で、なおかつ十分な歴史とロレックスのバックボーンがありますので年配になっても全く恥ずかしいなんてことはない時計です。

是非最後までお付き合いください。

チューダーとはどんなブランド

チューダーがどんなブランドか知る上でその歴史をおさらいしていきましょう。
チューダーは簡単に言うと❝ロレックスのディフュージョンブランド❞として誕生したブランドです。つまりブランド設立当初からは❝ロレックスの廉価版❞として歩んできました。

  歴史 -誕生-  

チューダーの設立は1926年です。
ロレックスの設立が1905年なので、ロレックス誕生から20年後には既にチューダーが誕生していたこととなります。ロレックスとチューダーの創業者でもあるハンス・ウイルスドルフは以下のような言葉を残しています。

「私は何年もの間、ロレックスの技術と信頼をもって、確固たる品質と先駆性を備えた腕時計を創りたいと思ってきた。その価値ある新しい腕時計を製造・販売するために、私は新たに 『チューダー ウォッチ カンパニー』という会社を立ち上げることにした。」-ハンス・ウイルスドルフ-

https://onl.la/fSVtumx

当時のハンス・ウイルスドルフは当時ロレックスの本社があったイギリスでの販路拡大や知名度向上を狙って、高額なロレックスの弟ブランドとして廉価版の「チューダー」を誕生させました。

ロレックスの技術力を持ちながら手に取りやすい価格というチューダーは多くの人に愛されハンス・ウイルスドルフの目的は達成することとなります。

  ブランド名  

イギリスでの販路拡大、知名度向上が主な目的だったこともありブランド名にはイギリスゆかりのネーミングがされています。「チューダー」とはイギリスの王朝「チューダー王朝」からとられたものであり、15世紀末から17世紀初頭までの絶対王政のもとで、イギリスが大国に成長した時期でもあります。

https://www.famsf.org/stories/tudors-whos-who

チューダー王朝は過去のイギリスを支配した王朝の中で世界で最も知名度が高い王朝であり、ヘンリー7世が即位した1485年から生涯独身を貫いたエリザベス1世が生き途絶える1603年まで約120年続きました。

エリザベス1世の頃には東インド会社という貿易会社が設立されており、貿易によって国を反映させようとする重商主義が強まり後のイギリスが世界の支配者になる礎を築いた時期としてイギリス国内でも高い人気を誇る時代です。

  ロゴ  

現在のブランドロゴはシンプルな「盾」が使用されていますがこれは1970年代からでそれまではチューダー王朝およびチューダー家の「薔薇」時計にも使われていました。

現在の「盾」を用いたチューダーのロゴ

この「薔薇」というのチューダー王朝に由来します。
チューダー王朝は王位継承を巡るランカスター家(赤薔薇)のヘンリー・チューダーとヨーク家(白薔薇)のリチャード3世の戦いの末に、勝利したランカスター家が王座に就くのですが武力で勝ったものの血筋で劣るランカスター家のヘンリー・チューダーがヨーク家のリチャード4世(リチャード3世の兄)の娘エリザベスと結婚しスタートしました。

このランカスター家=赤薔薇 とヨーク家=白薔薇 をミックスさせたロゴがチューダー王朝のロゴになっており上のチューダー王朝系図からも分かります。

1936年頃以降チューダーではチューダー朝のローズ=薔薇がダイアルに入ることになりました。これらの時期以降のチューダーは大きめの「デカバラ」、小さめの「コバラ」、盾の中に薔薇が入った「盾バラ」などいくつかの種類があります。

ロレックスとの違い

チューダーがロレックスの技術を擁しながらより安価な腕時計を製作する。=コスト削減。された部分はどこだったのでしょうか?

①【素材】

ロレックスでは❝904L❞という航空宇宙や化学分野などで使用されるスーパーステンレススチールとも呼ばれる素材を使用しているのに対し、チューダーは❝316L❞というより一般的なステンレススチールを使用しています。316Lは医療などにも使われ多くのブランドも採用するステンレス。

②【ムーブメント】

ロレックスでは古くから自社開発ムーブメント=マニュファクチュールムーブメントを使用してきましたが、チューダーではETA社の汎用ムーブメントを使用していました。(ETA社のムーブメントはオメガなど有名メゾンも使用している大手ムーブメント)

※現在はチューダーも自社ムーブ

③【ロレックスのパーツを使用】

専用のパーツを開発・製造するのではなくロレックスのパーツを流用することで製造コストを削減していました。

※現在はチューダー専用のパーツを使っておりロレックスのパーツは使われていない。

このような部分が当時チューダーがロレックスの廉価版として発売される中でコストカットされた主な内容になります。そのほとんどが一流時計メーカーの数々と比較しても決して劣らないレベルであり、あくまでもロレックスが高性能すぎるとも言えます。

しかし2010年代からは特にチューダーはロレックスのディフュージョンブランドではなく、自社開発に力を入れるとともに❝独立した一つのブランド❞としての歩みを加速させています。

ロレックスの類似モデル

元々はロレックスのディフュージョン=廉価版 ブランドだったこともあり腕時計のデザインそのものはロレックスと類似したモデルが現在も多いです。

チューダーRef.7922(左)とロレックスRef.6204(右)

(右)のロレックス初代サブマリーナーRef.6204が誕生したのは1954年とされていますが、同年チューダーは(左)のチューダー オイスタープリンス サブマリーナー Ref.7922を誕生させています。

非常に酷似しておりこれはある意味でディフュージョンブランドだからこそ許された所業と言えます。他社メーカーがこれをやったらパクリとして総叩きに合うことでしょう。

こういった起源から現行品においてもどこかロレックスの雰囲気を醸し出すチューダーウォッチは多いです。

  ブラックベイ×サブマリーナーデイト  

言わずもがな上の初代サブマリーナーから連なるチューダーとロレックスそれぞれのサブマリーナー現行モデルです。現代では共に自社ムーブメント搭載で70時間パワーリザーブ。ベゼル素材がチューダーはスチール製なのに対しロレックスはセラミック製。

ブラックベイRef.M79230NとロレックスRef.126610LN
ブラックベイ M79230Nサブマリーナー 126610LN
定価533,500円1,344,200円
※定価は2023年9月現在
ブラックベイRef.M79733NとロレックスRef.126613LN
ブラックベイ M79733Nサブマリーナー 126613LN
定価755,700円2,043,800円
※定価は2023年9月現在

  ペラゴス×シードウェラー  

ブラックベイよりもダイビング性能が上がったペラゴスは500m防水のペラゴスと200m防水だが39mmと着けやすいペラゴス39があります。対するロレックスのシードウェラーは1,220m防水、ディープシーが3,900m防水、ディープシー チャレンジに至っては11,000mと破格の防水性能を誇ります。

チューダーのペラゴスおよびペラゴス39はチタン素材というのが最大のメリットであり、これはロレックスだとディープシー チャレンジとヨットマスターにしか存在しないこととなります。

チューダーRef.M25600TNとロレックスRef.126067
ペラゴス M25600TNディープシー 126067
定価651,200円3,402,300円
※定価は2023年9月現在

  レンジャー×エクスプローラーⅠ  

スムースベゼルデザインのチューダーのレンジャーとロレックスのエクスプローラーⅠはそれぞれ探検を目的とした所から製作されておりそれぞれ類似する該当モデルです。

チューダーRef.M79950とロレックスRef.224270
レンジャー M79950エクスプローラーⅠ 224270
定価415,800円1,002,100円
※定価は2023年9月現在

  ブラックベイプロ×エクスプローラーⅡ  

形状は異なるものの共に24時間ベゼルとGMT針が備わっているなど類似点の多いブラックベイ プロとエクスプローラーⅡです。

チューダーRef.M79470とロレックスRef.226570
ブラックベイ プロ M79470エクスプローラーⅡ 226570
定価547,800円1,262,800円
※定価は2023年9月現在

  ブラックベイ31/34/36/41×オイスターパーペチュアル28/31/34/36/41  

共に31mm/34mm/36mm/41mm(オイスターパーペチュアルは28mmも)と豊富なサイズ展開があるなどこの2モデルもそれぞれの類似モデルです。

チューダーRef.M79680とロレックスRef.124300
ブラックベイ41 M79680オイスターパーペチュアル41 124300
定価532,400円837,100円
※定価は2023年9月現在

  ブラックベイGMT×GMTマスターⅡ  

共に2色に分かれたベゼルとGMT針を備えたGMTモデル。GMTデザインはチューダーとロレックスに限らずどのブランドでも似たデザインになることが多いですがチューダーとロレックスの兄弟ブランドはカラーリングも似ています。ロレックスではオイスターブレスとジュビリーブレスが選択できます。ベゼルはブラックベイ×サブマリーナーと同じでチューダーはスチール製、ロレックスはセラミック製。

チューダーRef.M79830RBとロレックスRef.126710BLRO
ブラックベイGMT M79830RBGMTマスターⅡ 126710BLRO
定価568,700円1,399,200円
※定価は2023年9月現在

コンビモデルのGMTは「黒×茶」の組み合わせで海外では「ルートビア」日本国内では「カフェオレ」といったニックネームで親しまれています。

チューダーRef.M79833MNとロレックスRef.126711CHNR
ブラックベイGMT M79833MNGMTマスターⅡ 126711CHNR
定価776,600円2,112,000円
※定価は2023年9月現在

  ブラックベイクロノ×デイトナ  

ロレックスは元々クロノグラフモデルが非常に少ないブランドとして知られており現在でも「デイトナ」と「ヨットマスターⅡ」しかありません。チューダーでは「ブラックベイクロノ」と「ペラゴスFXD」で、ヨットマスターⅡとペラゴスFXDはそれぞれヨット競技を楽しむ人向けへ作られています。

ブラックベイクロノはスチール製ベゼル、デイトナはセラミック製ベゼルです。

チューダーRef.M79360NとロレックスRef.126500LN
ブラックベイGMT M79833MNGMTマスターⅡ 126711CHNR
定価720,500円1,974,500円
※定価は2023年9月現在

とこの様に一部無理やりもありますがチューダーとロレックスにはそれぞれに対になるモデルがラインナップされており、チューダーではロレックスの半額~最大で1/3で購入が可能な定価設定になっているのも特徴です。

チューダーを選ぶ❝ 5 ❞つの理由

30代~50代の方にチューダーをおすすめする理由はいくつかあります。
2023年現在は各ブランドの平均価格が70万円から100万円オーバーになっています。それは昨今人気のラグジュアリースポーツウォッチやスポーツラインの時計こそ顕著です。

個人的なチューダーのおすすめ理由は以下の通りです。

 ①スノーフレーク針 イカ針 

今やブランドのアイコンにもなった特徴的なスノーフレーク針(日本では通称イカ針)です。他のブランドには無いチューダーだけの魅力の一つ。

 ②古き良きデザイン 

時代と共にメインデザインを残しながらも細かく進化しているロレックスに対し、当時のデザインを踏襲しているのがチューダーです。代表的なのはリベットブレスデザインの採用やリューズガードが無いという点。

 ③圧倒的なコスパ力 

チューダーはこれまでの歴史的背景もあり、ロレックス同等の技術力がありながら程よく価格を抑えてくれています。そのためコストパフォーマンスはどのブランドよりも高いと言えます。

 ④購入までのハードル 

ロレックスでは「よし買おう」と決めても正規店に在庫は無く、購入までには最低半年~1年、モデルによっては数年経っても買えない。なんてこともしばしば…既にチューダーでも在庫が無い状態は始まってますがロレックスよりは買えるチャンスが高そう。

 ⑤今後の相場UPへの期待 

将来もし手放す時に❝定価以上❞❝当時の購入額並❞になるかどうか、所謂リセールバリューは気になるところ。NEXTロレックスはどれか!というのはこの業界注目の話題ですが、ロレックスの弟ブランドならその最有力候補とも言えます。
現在時点でも一部モデルは定価以上で売買されています。

おすすめのチューダー

ここからは個人的におすすめ、狙うべきチューダーのモデルについてご紹介致します。現行モデルを中心に紹介していきますので参考になれば幸いです。

私がチューダーでおすすめするモデルの条件は

  ❝ ロレックスには無いデザインコードやカラーやサイズであること ❞  

になります。前述の通りチューダーにはロレックスと似通ったデザインのモデルも多く、見つけていると一目で「ロレックスかチューダーか」の判別が難しい場合も多々あります。チューダーは「脱ロレックスのディフュージョンブランド」という歩みを加速させていますがロレックスにもあるデザインの時計である以上、ロレックスの下位互換品という見方をされる事も無くはありません…。

そんな時に

  ❝ ロレックスには無いデザインやカラーやサイズ❞  

であれば「それを理由にチューダーにした。」と説明できますし、見栄とも言えますがやはりロレックスには無いというのは大きな魅力の一つと言えます。その観点からおすすめのチューダーをご紹介させて頂きます。

それぞれの現在時点(2023年9月)の買取価格も掲載しますのでリセールバリューの参考になればと思います。

  ヘリテージ ブラックベイ 79220  

2012年発表のブラックベイ ヘリテージよりRef.79220。
「ヘリテージ=遺産」という意味からも連想できるように70年代のチューダーを復刻させたデザインになっており
・イカ(スノーフレーク)針 
・ロゴにはチューダーローズ=薔薇 
・文字盤6時位置のスマイルロゴ=SELF WINDINGが湾曲している 

という秀逸なデザインです。
2012年当時はチューダー自体の日本での取り扱いが無かったために手に入れるには並行品以外に選択肢が無かった時代の一品で、ETAのムーブメントが搭載されている本作は2016年のチューダーマニュファクチュールムーブメント発表と共に廃盤、後継機に移行しています。

後継機以降はチューダーローズ=薔薇のロゴから盾ロゴになっておりRef.79220は今なお高い人気を誇ります。

2012年にバーガンディーベゼルの79220Rが登場し、
2年後の2014年にはネイビーベゼルの79220B
さらに1年後の2015年には黒ベゼルの79220Nが発売となりました。

しかし2016年には自社ムーブ搭載のRef.79230が発売となり、Ref.79220は廃盤となることから79220Bは2年の製造、79220Nに至っては半年~1年未満の製造で短命に終わるなど今となってはレア個体となっています。

再三になりますが当時の日本ではチューダーの正規店はありませんので日本定価というのは存在致しません。ですが2012年当時の79220の定価は$2,500=約35万円だったようです。(ちなみに当時のロレックスサブマリーナーデイト16610は定価約58万円)

79220 買取価格250,000-280,000円
※2023年9月現在

買取価格は現在30万円弱が最大で提示可能で、商品の状態などにもよりますがほぼ当時の定価のままの金額がご用意できます。それでも現在視点で売価で50万円ほどから販売されており、ロレックスを狙うよりは十分現実的です。買取価格、販売価格共にここ近年で上昇を続けており買い時かもしれません。

  ブラックベイ 79230  

79220の後継機として登場したのがRef. 79230 です。
2016年の発表~2023年の現在まで現行機として発売されているモデルです。(数年以内に廃盤になり全てCOSC クロノメーター仕様になっていく可能性あり)

79220の薔薇ロゴから79230は盾ロゴに変更されており、ムーブメントにはチューダーの自社開発ムーブメントMT5602が搭載されています。

79230には前モデルの79220同様に「バーガンディーベゼル(廃盤) 79230R」「ブルーベゼル 79230B」「ブラックベゼル 79230N」がリリースされており、2017年にはイギリスの大手百貨店ハローズのみの限定販売品として「グリーンベゼル 73230G」がリリースされています。2016年にはケースがPVD加工された 79230DK なんていうのも出ています。

個人的なオススメは
❝バーガンディーベゼル 79230R❞or❝ブルーベゼル 79230B❞
そして❝ グリーンベゼル 73230G ❞の3カラーになります。

理由は、

  ❝ ロレックスには無いデザインやカラーやサイズ❞  

だからです。バーガンディーカラー(赤)のベゼルはロレックスサブマリーナーには存在しません!またブルー系のネイビーベゼルはロレックスですとRef. 126619というホワイトゴールド素材のものしかなく定価はロレックス公式ホームページでは「問い合わせ」となっていますが約500万円もします!

 ROLEX 126619 サブマリーナーデイト 

ブラックダイアルにブルーセラミックダイヤルという最高に格好いいデザインではあるがホワイトゴールド素材のものしかなく高額。

そのため赤ベゼルそして青ベゼルの2種のSS(ステンレススチール)モデルはチューダーでしか購入できないカラーリングと言えます!これらは中古品であれば40万円前後で購入が可能です。

そしてグリーンベゼルを備えた 79230G は2017年にイギリスの老舗百貨店ハローズ限定モデルとして発売されました。その貴重さから2023年現在に購入するには並行や中古で探すしかありませんが70~80万円が必要になります。

しかしこれもロレックスのグリーンベゼル、通称グリーンサブ(緑サブ)では
16610LV(通称カーミット)=180万円~
116610LV(通称ハルク)=300万円~
126610LV(通称スターバックス)=250万円~

が必要になりますのでチューダー 79230G はかなりお買い得に思えます!

↑登場したロレックスの「通称」や「ニックネーム」はコチラから

79230 買取価格220,000-250,000円
※2023年9月現在

  クロノメーター ブラックベイ M7941A1A0RU  

2023年の国際見本市ウォッチ&ワンダーズで発表されたのがマスタークロノメータームーブメント搭載のブラックベイです。

マスタークロノメーターとは、METAS(スイス連邦計量・認定局)の規格で、様々な検査を行いそれを突破した時計にCOSC(クロノメーター)の認定が与えられ、そこからさらの複数の厳しい検査基準を満たしたものに「マスタークロノメーター」の認定が与えられます。

現在はバーガンディーベゼルのみですが今後はブラックベゼル、ネイビーベゼルもこのマスタークロノメーター認定モデルに切り替わっていくと思われます。

ダイアル6時位置には79230までの「CHRONOMETER」表記から「MASTER CHRONOMETER」になっています。

  特殊素材系 M79210/M79010/M79012  

続いておすすめするのがロレックスには扱われていない素材が時計作りに使用されている時計群になります。

・セラミックケースの M79210CNU-0001 
・シルバーケースの M79010SG 
・ブロンズケースの M79012M と M79250BA 

これらの❝セラミック❞ ❝シルバー925❞ ❝ブロンズ❞という3つの特殊素材およびプレシャスメタル=貴金属はロレックスでは採用されていない素材であり、それだけでチューダーを選択する大きな理由になります。

❝シルバー925❞ ❝ブロンズ❞は経年劣化で徐々にエイジングと呼ばれる変化をしていきますのでリセールは色の出方など好みがあり評価が難しい部分はありますが、自分だけの変化が楽しめます。

  ❝ ロレックスには無いデザインやカラーやサイズ❞  

になります。

  サイズ違い系 ブラックベイ58 79030/ ブラックベイ54 79000  

ロレックスのサブマリーナーのサイズはは 現行の 126610 は41mmケースであり一世代前の 116610 は40mmケースです。チューダーでも通常のブラックベイは41mmケースですが、2018年発売の 79030 は39mmケース、そして2023年発売の 79000 はさらに小さい37mmと現行のロレックスには無いサイズ感で発売されており欧米人よりも腕が細い日本をはじめとするアジア人にとっては有力な候補になります。

39mmサイズのブラックベイ58〔フィフティエイト〕の❝ 58 ❞は1958年に発表されたチューダーの200m防水ダイバーズウォッチ7924【通称ビッグクラウン】へのオマージュから命名されています。

2023年に発表されたばかりのブラックベイ54〔フィフティフォー〕は上でも紹介した1954年発売のサブマリーナーへのオマージュで当時同様の37mmサイズとなっています。

ブラックベイ54の79000Nは発売間もないため正規店以外で購入する場合には定価以上の約60万円が必要になります(定価は478,500円)が、ブラックベイ58の79030Nは中古品で40~45万円での購入が可能なようです。

7903Nはサイズ以外にカラーリングもロレックスには無いカラーコードですのでチューダーを選ぶ大きな理由です。

  ❝ ロレックスには無いデザインやカラーやサイズ❞  

はクリアしています!

79030 買取価格250,000-300,000円
※2023年9月現在

  ペラゴス M25600 ペラゴス39 M25407  

2012年に発表されたチューダーのダイバーズウォッチの上位互換モデルでもあるペラゴス。ロレックスで言うとサブマリーナーの上位互換のシードウェラーに当たりますが、2015年にペラゴスはフルモデルチェンジによりチタンケースになりました。

さらに2022年にはペラゴスの42mmケースから39mmにサイズダウンして普段使いしやすくなったペラゴス39もリリースされています。

・イカ針
・ブルーダイヤル×ブルーベゼルのカラーリング
・チタンケース

というのはいずれもロレックスには無いデザインコードです。チューダーのアイコンと化している「イカ針」はもちろんですがブルー×ブルーの組み合わせはロレックスではK18YGとのコンビモデルや金無垢モデルにしか存在しないため79230で紹介したロレックス126619同様高額は避けられません。

 ROLEX 126613LB / 126618LB サブマリーナーデイト 

共にブルーダイヤル×ブルー文字盤という色組み合わせだがYGコンビモデルか金無垢モデルのみで、前者は定価2,043,800円、後者は5,102,900円。

さらにカラーだけでなくロレックスではチタン素材ケースとバンドはとても実用的とは言えない(潜水力を追い求めて製作された)ディープシーチャレンジとヨットマスターのみで採用されておりこれもかなりの高額となります。

  ❝ ロレックスには無いデザインやカラーやサイズ❞  

はペラゴスも十二分に備えています。
ペラゴスはチューダー正規店では定価651,200円
ペラゴス39は定価609,400円
ですのでコスパ抜群と言えます。

ペラゴス 買取価格350,000-400,000円
※2023年9月現在

以上が私が個人的にピックアップしたチューダーで狙うべきモデル選になります!

その他ブラックベイGMTやブラックベイ クロノ、ブラックベイプロ、レンジャーなども概ねロレックスの半額~1/3の金額で購入可能と「価格面」では優れていますが〔デザイン〕〔カラー〕〔サイズ〕のロレックスとの差別化という今回の選考基準からは漏れており、選考外とさせて頂きました。

まとめ

2010年代からロレックスのディフュージョンブランドという立ち位置から離れ〔一つの時計メゾン〕としての道を歩みだし、2018年に日本に正規上陸したチューダー。

その魅力を兄弟ブランドのロレックスと比較した上で2023年現在のおすすめモデルを紹介させて頂きました。昔からロレックスの弟ブランドとして同等の技術力を有しながらもより普及させるための価格設定やカラーリングを採用してきた歴史は現行品にも生きています。

「次に高騰するブランドは?」という問いに必ず候補に上がるだけあってチューダーは実用使いもさることながら資産としても有力なブランドです。

一般知名度はロレックスやオメガには及びませんが10年20年と経つにつれて今のミドルクラスの時計から脱皮し、ハイクラスランクに名を連ねる未来もあり得ない話ではありません。

ロレックスのサブマリーナーデイト 16610 は2007年当時日本定価588,000円でした。そして16年たった現在のサブマリーナーデイト 126610 は1,324,000円です。そう!!!今のチューダーブラックベイ 79230 が定価533,500円ですから15年後にはロレックス同様に価格が倍以上に!なんてこともあり得ない話では無いのです。

もちろんこれは円相場なども関係してくることではありますが。

当店では今回紹介してきた現行品や準現行品だけでなくチューダーのヴィンテージウォッチや70~80年代の時計であってもお預かりや買取可能ですのでお気軽にご相談ください。

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